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長崎電気軌道2号系統

日本の長崎電気軌道が運行する長崎市内の路面電車の運転系統の一つ ウィキペディアから

長崎電気軌道2号系統
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2号系統(2ごうけいとう)は、長崎市の赤迫を起点とし、平和公園、長崎駅前、新地中華街、浜町アーケード、市役所を経て、蛍茶屋へ至る長崎電気軌道の運転系統である。方向幕は白色(□)。

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2号系統・蛍茶屋行き(精霊流しのための臨時便)
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2号系統・赤迫行き(2号系統の赤迫行きは臨時便でしか運転されない)

路線では赤迫支線(赤迫 - 住吉)と本線(住吉 - 西浜町)と蛍茶屋支線(西浜町 - 蛍茶屋)に本系統が運行される。

概要

2号系統は、元々は浦上車庫前(現:浦上車庫)を起終点とした定期系統であり、1964年頃には日中時間帯は10分間隔で運転されていた。浦上車庫の現在の0番線付近に待避線があり、これを折り返し線として使用していた。1968年6月の正覚寺下延長を機に、経営再建のための合理化に伴い、定期系統から臨時系統に変わり、徐々に減便され、朝ラッシュ時と深夜のみの運転となり、現在では深夜のみとなっている。浦上車庫前の待避線は1971年5月頃に廃止されている。

3号系統に比べて距離が長く、遠回りとなるため、他の系統と比較して運行本数が非常に少なく、現行の定期ダイヤでは深夜1往復のみの運行であり、路線図等の旅客案内にはほとんど掲載されていない。ただし、越年時は初詣電車として深夜に約10分間隔で運行されるほか、何らかの理由により桜町支線が通行止めの場合は3号系統から振り替えて運行される。他にも大波止や新地中華街といった利用者の多い電停を通るためまれにイベント等の時に臨時運行される。

3000形がデビューした当初、3000形専用ダイヤの蛍茶屋行きは2号系統で運行されていた。現在は2号系統の運行はなく、全て3号系統で運行されている。

  • 全長 約8.8 km
  • 所要時間 約36分
  • 運行間隔 深夜1往復(ただし、赤迫方面行きは終点まで行かず浦上車庫止まり。越年時は深夜約8分間隔で全区間運行)
  • 2007年(平成19年)5月19日と5月24日に発生した2度の脱線事故により7月18日までの間3号系統赤迫行きは運休となり、代替として赤迫行きのみ約6分間隔で運行された。しかし運行経路が3号系統に比べて遠回りとなるため、長崎駅前 - 赤迫間では、正規の3号系統より10~15分程度延着していた。特に始発便(蛍茶屋6時15分発)を利用する客には影響が大きいため、6月2日より利便の確保のため通常の始発より早い時間に臨時便(蛍茶屋6時5分発)を1本増発して対応していた。
  • 2015年(平成27年)10月11日に同様の脱線事故が発生した際も10月14日より2号系統が約8分間隔で代替運行された。今回は3号系統が両方向とも運休のため蛍茶屋行きも運行(2007年とは異なり、臨時便の増発はなし)。その後蛍茶屋行きは2016年(平成28年)2月29日、赤迫行きは2016年(平成28年)5月23日よりそれぞれ3号系統に復帰した。しかし、わずか11日ほど経過した6月2日にも公会堂前(現:市役所)で4回目の脱線事故が発生。それに伴い6月10日午後から赤迫行きのみ再び2号系統に戻った。2019年(令和元年)6月27日のダイヤ改正に伴い、最終便の蛍茶屋発浦上車庫行きは3号系統に振り替えとなった。このためこの系統は赤迫発蛍茶屋行きの下り線のみとなった。
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停留場一覧

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脚注

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