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1998年のロードレース世界選手権
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1998年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第50回大会である。
| 1998年の FIMロードレース世界選手権 | |||
| 前年: | 1997 | 翌年: | 1999 | 

シーズンの概要
ミック・ドゥーハンとホンダによる500ccクラスの支配はこの年も続いており、ドゥーハンは年間8勝を挙げ、ホンダは全14戦中13勝を挙げた。サイモン・クラファーによるイギリスGPでの勝利が、この年のヤマハの唯一の勝利であった。500ccクラスルーキーであるマックス・ビアッジの衝撃的なデビューウィンで幕を開けたシーズンであったが、ドゥーハンはすぐに5年連続チャンピオンに向かって進撃を始め、最後は4連勝でシーズンを締め括った。
その一方で250ccクラスのタイトル争いは波乱の幕切れとなった。ホンダがNSR250のフルモデルチェンジに失敗した事で、アプリリアのチームメイトである原田哲也、ロリス・カピロッシ、そしてバレンティーノ・ロッシの3人にタイトルのチャンスがあるという大接戦で迎えた最終戦アルゼンチンGP、その3人がトップ争いをする中でのファイナルラップ、最終コーナーの時点で2位にいた原田に3位カピロッシが激突し、両者ともコースアウトしてしまう。このアクシデントによりレースはロッシが優勝し、コースに復帰して2位に入ったカピロッシがタイトルを獲得した。その後、カピロッシのこの行為はアプリリアの怒りを買い、チャンピオンにもかかわらず契約を解除されてチームを放出されてしまった。また、カピロッシに対してグレシーニ・レーシングを除いたほぼ全てのチームが契約を拒否している。
125ccクラスでは、アプリリアに乗る坂田和人が、眞子智実とマルコ・メランドリとの激しい戦いを制して2度目のタイトルを獲得した。
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グランプリ
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| ラウンド | GP | サーキット | 125ccクラス優勝 | 250ccクラス優勝 | 500ccクラス優勝 | 
|---|---|---|---|---|---|
| 1 |  日本 | 鈴鹿 |  坂田和人 |  加藤大治郎 |  マックス・ビアッジ | 
| 2 |  マレーシア | ジョホール |  上田昇 |  原田哲也 |  ミック・ドゥーハン | 
| 3 |  スペイン | ヘレス |  坂田和人 |  ロリス・カピロッシ |  アレックス・クリビーレ | 
| 4 |  イタリア | ムジェロ |  眞子智実 |  マルチェリーノ・ルッキ |  ミック・ドゥーハン | 
| 5 |  フランス | ポール・リカール |  坂田和人 |  原田哲也 |  アレックス・クリビーレ | 
| 6 | マドリード | ハラマ |  ルーチョ・チェッキネロ |  原田哲也 |  カルロス・チェカ | 
| 7 |  オランダ(ダッチTT) | アッセン |  マルコ・メランドリ |  バレンティーノ・ロッシ |  ミック・ドゥーハン | 
| 8 |  イギリス | ドニントン |  坂田和人 |  ロリス・カピロッシ |  サイモン・クラファー | 
| 9 |  ドイツ | ザクセンリンク |  眞子智実 |  原田哲也 |  ミック・ドゥーハン | 
| 10 |  チェコ | ブルノ |  マルコ・メランドリ |  原田哲也 |  マックス・ビアッジ | 
| 11 | イモラ | イモラ |  眞子智実 |  バレンティーノ・ロッシ |  ミック・ドゥーハン | 
| 12 |  カタルーニャ | カタロニア |  眞子智実 |  バレンティーノ・ロッシ |  ミック・ドゥーハン | 
| 13 |  オーストラリア | フィリップ・アイランド |  東雅雄 |  バレンティーノ・ロッシ |  ミック・ドゥーハン | 
| 14 |  アルゼンチン | ブエノスアイレス |  眞子智実 |  バレンティーノ・ロッシ |  ミック・ドゥーハン | 
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