2017 ワールド・ベースボール・クラシック プエルトリコ代表

2017 ワールド・ベースボール・クラシック プエルトリコ代表（2017 - プエルトリコだいひょう）は、2017年に開催された第4回ワールド・ベースボール・クラシックに出場した、野球のプエルトリコ代表チームである。

獲得メダル
プエルトリコ
ワールド・ベースボール・クラシック
銀	2017	野球

経緯

2016年

• 8月26日 - 組み分けが発表され^[1]、プエルトリコはD組で開幕を迎えることとなった。
• 12月1日 - 代表選手予備登録提出期限を迎えた^[2]。
• 12月3日 - マーカス・ストローマンが自身のツイッターにて、母親の出身であるプエルトリコ代表での出場資格もあり、アメリカ合衆国代表で参加するかプエルトリコ代表で参加するかを熟考した結果、アメリカ合衆国での参加の意思を表明し、プエルトリコ代表は不参加とする意思を表明した^[3]。
• 12月5日 - MLBがハビアー・バエズ、カルロス・ベルトラン、カルロス・コレア、フランシスコ・リンドーア、ヤディアー・モリーナの代表選出を発表した^[4]。
• 12月28日 - セス・ルーゴ、エディ・ロザリオが代表参加の意思を表明した^[5]。

2017年

• 1月3日 - 母親がプエルトリコ出身ということで代表選出資格があったジョージ・スプリンガーが代表不参加の意思を表明した^[6]。
• 2月8日 - 代表選出選手28名が発表された^[7]。
• 3月22日 - 決勝アメリカ戦に敗戦し、2大会連続2度目の準優勝に終わった^[8]。敗戦後、勝者のアメリカを称え、脱帽して右手の親指をサムアップするジェスチャーを行ったことがスポーツマンシップがあると評された^[9]。ちなみにプエルトリコのWBC大会の唯一の敗戦でもあった。

試合結果

公式練習試合

3月8日

15:05試合開始、試合時間時間分、観衆人^[10]

サンフランシスコ・ジャイアンツ	-	プエルトリコ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
プエルトリコ
ジャイアンツ

3月9日

15:10試合開始、試合時間時間分、観衆人^[11]

コロラド・ロッキーズ	-	プエルトリコ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
プエルトリコ
ロッキーズ

第1ラウンドD組

→「2017 ワールド・ベースボール・クラシック D組」も参照

3月10日

20:00試合開始、試合時間2時間43分、観衆14,806人

プエルトリコ	11 - 0	ベネズエラ

	1	2	3	4	5	6	7	R	H	E
ベネズエラ	0	0	0	0	0	0	0	0	4	1
プエルトリコ	0	0	2	0	0	3	6×	11	10	0

1. 勝利：セス・ルーゴ(1勝)  
2. 敗戦：フェリックス・ヘルナンデス(1敗)  
3. 本塁打
   プ：カルロス・コレア(1号)、ヤディアー・モリーナ(1号)、T.J.リベラ(1号)

3月11日

20:30試合開始、試合時間3時間40分、観衆15,647人

メキシコ	4 - 9	プエルトリコ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
プエルトリコ	2	0	1	0	1	0	1	0	4	9	13	1
メキシコ	1	0	0	0	0	0	3	0	0	4	7	1

1. 勝利：ホルヘ・ロペス(1勝)  
2. 敗戦：ミゲル・ゴンザレス(1敗)  
3. 本塁打
   プ：フランシスコ・リンドーア(1号・2号)、ハビアー・バエズ(1号)
   

3月12日

13:30試合開始、試合時間2時間42分、観衆11,924人

プエルトリコ	9 - 3	イタリア

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
イタリア	2	1	0	0	0	0	0	0	0	3	3	0
プエルトリコ	1	2	1	3	2	0	0	0	×	9	13	0

1. 勝利：ベリオス(1勝)  
2. 敗戦：ルーゴ(1敗)  
3. 本塁打
   イ：アンドレオリ(1号)、ブテラ(1号)
   プ：コレア(2号)

第2ラウンドF組

→「2017 ワールド・ベースボール・クラシック F組」も参照

3月14日

18:08試合開始、試合時間3時間16分、観衆16,637人^[12]

プエルトリコ	3 - 1	ドミニカ共和国

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
ドミニカ共和国	0	1	0	0	0	0	0	0	0	1	6	1
プエルトリコ	1	0	0	1	0	1	0	0	×	3	6	0

1. ド：マルティネス、ネリス、ロメロ、ベタンセス
2. プ：ロマン、サンティアゴ、ヒメネス、コローン、ディアス
3. 勝利：サンティアゴ  
4. セーブ：ディアス  
5. 敗戦：マルティネス  
6. 本塁打
   ド：クルーズ(2号)
   プ：モリーナ(2号)

3月17日

19:00試合開始、試合時間3時間9分、観衆32,463人

プエルトリコ	6 - 5	アメリカ合衆国

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
アメリカ合衆国	0	1	0	0	1	1	0	0	2	5	7	2
プエルトリコ	4	0	0	0	0	2	0	0	×	6	8	0

1. 勝利：ルーゴ(2勝)  
2. セーブ：ディアス(2セーブ)  
3. 敗戦：ストローマン(1敗)  
4. 本塁打
   ア：ポージー(2号)、A・ジョーンズ(2号)
   

3月18日

12:30試合開始、試合時間3時間24分、観衆20,778人

ベネズエラ	2 - 13	プエルトリコ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
プエルトリコ	1	0	1	0	1	2	5	1	2	13	17	0
ベネズエラ	0	0	0	0	0	2	0	0	0	2	5	2

1. 勝利：デレオン(1勝)  
2. 敗戦：M・ペレス(1敗)  
3. 本塁打
   プ：バルガス(1号)
   べ：オドーア(2号)

決勝トーナメント

→「2017 ワールド・ベースボール・クラシック 決勝トーナメント」も参照

3月21日 (準決勝)

18:09試合開始、試合時間4時間19分、観衆24,865人

プエルトリコ	4 - 3	オランダ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	R	H	E
オランダ	2	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	3	11	0
プエルトリコ	2	1	0	0	0	0	0	0	0	0	1×	4	12	0

1. 勝利：デレオン(1勝2セーブ)  
2. 敗戦：ファンミル(1敗)  
3. 本塁打
   オ：バレンティン(4号)
   べ：コレア(3号)、T・リベラ(2号)

3月22日 (決勝)

18:21試合開始、試合時間3時間30分、観衆51,565人 ドジャー・スタジアム

プエルトリコ	0 - 8	アメリカ合衆国

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
アメリカ合衆国	0	0	2	0	2	0	3	1	0	8	13	0
プエルトリコ	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	3	1

1. ア：マーカス・ストローマン、サム・ダイソン、ニシェク、ロバートソン
2. プ：ルーゴ、ヒメネス、ベリオス、ロメロ、ブルゴス、クラウディオ、E･パガン
3. 勝利：ストローマン  
4. 敗戦：ルーゴ  
5. 本塁打
   ア：イアン・キンズラー1号(3回2ラン ルーゴ)
   

テレビ放映

試合	放送局[13]	放送局[14]
3月10日 プエルトリコ 対 ベネズエラ	J SPORTS	スポーツネット（英語版）
3月11日 メキシコ 対 プエルトリコ
3月12日 プエルトリコ 対 イタリア

代表選手

以下が代表選手であり、所属は同大会期間中のものとする。尚、フリーエージェントだが、ウィンターリーグに参加した選手は、そちらの所属球団とする。

ポジション	背番号	氏名	英語表記	所属球団	投	打	備考
監督	36	エドウィン・ロドリゲス	Edwin Rodriguez
コーチ	99	カルロス・バイエガ	Carlos Baerga				打撃コーチ
	27	リッキー・ボーネス	Ricky Bones	ニューヨーク・メッツ コーチ			投手コーチ
	22	ホセ・バレンティン	Jose Valentin				一塁ベースコーチ
	6	ジョー・エスパーダ	Joe Espada	ニューヨーク・ヤンキース コーチ			三塁ベースコーチ
	25	カルロス・デルガド	Carlos Delgado				ベンチコーチ
	19	フアン・ゴンザレス	Juan Gonzalez				ブルペンコーチ
		ホセ・モリーナ	Jose Molina				ブルペン捕手
投手	51	アンドリュー・バルボザ	Andrew Barbosa	クリオーヨス・デ・カグアス	左	右	途中参加
	37	ホセ・ベリオス	Jose Berrios	ミネソタ・ツインズ	右	右
	54	ヒラム・ブルゴス	Hiram Burgos	ミルウォーキー・ブルワーズ傘下	右	右
	58	アレックス・クラウディオ	Alex Claudio	テキサス・レンジャーズ	左	左
	29	ジョゼフ・コローン	Joseph Colon	クリーブランド・インディアンス	右	右
	39	エドウィン・ディアス	Edwin Diaz	シアトル・マリナーズ	右	右
	43	ジョー・ヒメネス	Joe Jimenez	デトロイト・タイガース	右	右
	28	ホルヘ・ロペス	Jorge Lopez	ミルウォーキー・ブルワーズ	右	右
	67	セス・ルーゴ	Seth Lugo	ニューヨーク・メッツ	右	右
	47	ミゲル・メヒア	Miguel Mejia	シカゴ・カブス傘下	右	右	途中離脱
	13	エミリオ・パガン	Emilio Pagan	シアトル・マリナーズ傘下	右	左
	34	オーランド・ロマン	Orlando Roman	中信兄弟	右	右
	32	J.C.ロメロ	J.C. Romero	カングレヘーロス・デ・サントゥルセ	左	両
	53	ヘクター・サンティアゴ	Hector Santiago	ミネソタ・ツインズ	左	右
	35	ジョバンニ・ソト	Giovanni Soto	シカゴ・ホワイトソックス傘下	左	左
捕手	4	ヤディアー・モリーナ	Yadier Molina	セントルイス・カージナルス	右	右
	55	ロベルト・ペレス	Roberto Perez	クリーブランド・インディアンス	右	右
	44	レネ・リベラ	Rene Rivera	ニューヨーク・メッツ	右	右
内野手	14	マイク・アビレス	Mike Aviles	フリーエージェント	右	右
	9	ハビアー・バエズ	Javier Baez	シカゴ・カブス	右	右
	1	カルロス・コレア	Carlos Correa	ヒューストン・アストロズ	右	右
	12	フランシスコ・リンドーア	Francisco Lindor	クリーブランド・インディアンス	右	両
	5	T.J.リベラ	T.J. Rivera	ニューヨーク・メッツ	右	右
	20	ケニス・バルガス	Kennys Vargas	ミネソタ・ツインズ	右	両	のち千葉ロッテマリーンズ
外野手	15	カルロス・ベルトラン	Carlos Beltran	ヒューストン・アストロズ	右	両
	3	レイモンド・フエンテス	Reymond Fuentes	アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下	左	左
	7	エンリケ・ヘルナンデス	Enrique Hernandez	ロサンゼルス・ドジャース	右	右
	16	アンヘル・パガン	Angel Pagan	ティブローネス・デ・アグアディージャ	右	両
	17	エディ・ロザリオ	Eddie Rosario	ミネソタ・ツインズ	右	左

指名投手枠(入れ替え可能投手)

背番号	氏名	英語表記	所属球団	投	打	備考
51	アンドリュー・バルボザ	Andrew Barbosa	クリオーヨス・デ・カグアス	左	右
52	ホセ・デラトーリ	Jose De La Torre	カンペチェ・パイレーツ	右	右
87	ホセ・デレオン	Jose De Leon	タンパベイ・レイズ	右	右
38	ジョエル・ピネイロ	Joel Pineiro	クリオーヨス・デ・カグアス	右	右
30	デレック・ロドリゲス	Dereck Rodriguez	ミネソタ・ツインズ傘下	右	右
48	アンドレス・サンティアゴ	Andres Santiago	カングレヘーロス・デ・サントゥルセ	右	右
41	マリオ・サンティアゴ	Mario Santiago	ティグレス・デル・リセイ	右	右

不参加選手

選出される以前に辞退した選手

ポジション	氏名	英語表記	所属球団	投	打	備考
投手	マーカス・ストローマン	Marcus Stroman	トロント・ブルージェイズ	右	右	アメリカ合衆国代表で参加するため[3]