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Mリーグ2024-25

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Mリーグ2024-25(エムリーグ2024-25)は、競技麻雀のチーム対抗戦のナショナルプロリーグ「Mリーグ」の2024年シーズン。

概要 レギュラーシーズン, 開幕 ...
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概要

参加チームは前年と同じ9チーム。レギュレーションについても基本的に変更はなく[2]、「同一構成で2年連続セミファイナル不進出だった場合」にチーム編成を変更しなければならない規定も同じ[注釈 1]。一方で、各個人賞の賞金額について明確にされた[注釈 2]ほか、チーム表彰についてはこれまでの年間総合上位3チームに加え、新たに「レギュラーシーズン1位」のチームにも300万円が授与されることが明らかにされた[2]

契約満了

セガサミーフェニックス
魚谷侑未[3]
東城りお[3]

ドラフト

ドラフト会議は2024年6月28日に行われ[4]、Mリーグ公式YouTubeチャンネルで配信された[5][6]

前シーズン限りでの契約満了者が生じたセガサミーフェニックスにのみ指名権が与えられた[4]。なお、フェニックスは茅森早香醍醐大の男女プロと契約更新しているため、ドラフト指名にあたって男女の縛りはない。

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所属選手

()内は、各選手の当時の所属団体。

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シーズン概要

要約
視点

レギュラーシーズン

シーズン開幕後、メンバー2人入れ替えを断行したフェニックスが新加入の竹内元太の開幕連勝で第13戦でトップに立つ[7] と、前年不調だった醍醐大も序盤は連対率100%を維持するなど[8]、首位を快走する。しかし、序盤はプラマイゼロ付近を彷徨っていたドリブンズが徐々にチームポイントを重ね、第72戦でポイントを落としたフェニックスに替わって首位に立つと、チームポイントを伸ばし続けていく。第132戦で前年Piratesが記録したシーズン最高スコア(887.6pt)を上回る900ptオーバーを記録[9]、その後前人未踏の1,000pt超えに2度失敗するも、第184戦で1,000pt超えを達成[10]。最終的には前年のPiratesのシーズン最高スコアを更に200pt以上上回る1,115.5ptを記録し[11]、この年から創設された「レギュラーシーズン1位」の表彰を受けた。

2位以下では、序盤好調のフェニックスと連覇を目指すPiratesの争いに、永年苦渋を味わいながらも今季は終盤にポイントを重ねて一気に追い上げた雷電[12] が絡む三つ巴の様相を見せ、最終的にPirates、フェニックス、雷電の着順でレギュラーシーズンを終了した。

一方、下位ではBEAST・ABEMAS・風林火山の3チームが序盤から大きく低迷。中盤で盛り返しを見せたABEMASと風林火山に対し攻撃的なチームスタイルが裏目に出たBEASTがチームポイントを減らし続け、第129戦開始前の時点でマイナス1,034.5ptと他チームから大きく引き離されることになる[13]。BEASTはそこから何度か盛り返しの気配は見せるものの、要所要所でポイントを減らし、最終的にはマイナス1,143.6ptでシーズンを終え、メンバー強制入れ替えが発生することになった[14]

その他のチームでは、連続4着獲得・レギュラーシーズン最遅トップ獲得とワースト記録を2つ更新し、個人最終出場までトップを奪えないという大スランプに陥った岡田紗佳の所属するサクラナイツが低迷。団体タイトルを獲得した白鳥翔の活躍もあってポイントを少しずつ伸ばしたABEMASに躱されて7位に転落。最終盤でチーム3連勝で意地を見せたが、最後までABEMASを差し返すことは出来ず、セミファイナル進出を逃した。

一方、個人MVP争いは最終盤まで熾烈を極め、白鳥翔・醍醐大・竹内元太・佐々木寿人・園田賢がチーム最終対局までMVPを伺う展開となった。ドリブンズとABEMASの最終対局日となった3月27日はドリブンズ・園田とABEMAS・白鳥が連投、第214戦では園田が南3局2本場で国士無双を和了りシーズントータルで白鳥を躱して暫定MVPに立つが、オーラス1本場でMVP獲得のためには跳満自摸条件となった白鳥が「立直・自摸・断么・平和・ドラ3」の跳満を自摸和了って素点を稼ぎ、シーズントータルで園田を振り切り暫定MVPで最終日を迎える[15]。レギュラーシーズン最終日となった3月28日は第1試合にフェニックス・竹内と格闘倶楽部・寿人が出場、オーラスで寿人が和了ってトップを獲得し、逆転MVPへの条件を整える[16]。そして最終戦にトップでMVP獲得となる寿人とフェニックス・醍醐が出場。寿人が醍醐と1万9400点差のトップでオーラスを迎え、逆転MVP獲得のために倍満自摸条件となった醍醐は「立直・自摸・混一色・三暗刻・役牌2」の手を仕上げ、最終戦オーラスで倍満自摸を和了って逆転という劇的な展開で醍醐がMVPを獲得した[17]

また、昨年度は初めて全シーズンで1度も出なかった役満は、その反動か今年はレギュラーシーズンだけで4度の和了が発生した。

セミファイナルシリーズ

セミファイナルシリーズに入り、持ち越し点でドリブンズに337.2ptの差をつけられていたPiratesが猛追。前半の8日間(出場10試合)でトップ5回、2着以上9回とポイントを荒稼ぎし、ポイントを伸ばしきれないドリブンズを躱して首位に立つ[18]。しかし後半戦に入り、ドリブンズが3戦連続トップを獲得してPiratesを再逆転[19]するも、12日目にPiratesが同日連勝を果たし[20]、14日目の直接対決も星を分け、2チームのマッチレースはセミファイナル最終日にまでもつれ込む。

一方、カットラインの4位を争う攻防は、レギュラーシーズン4位の雷電を5位の格闘倶楽部が追う展開となり、一時は格闘倶楽部が雷電を逆転する[21]が、セミファイナル最後の直接対戦となった13日目にトップ・2着を決めた雷電が2ラスの格闘倶楽部を再逆転[22]。格闘倶楽部は雷電を下回る状態で一足先にセミファイナル全日程を終了し、最終日を待つことになった。また、ABEMASはカットラインとの差約170ptの逆転に臨んだが、セミファイナル通してトップが1回のみと苦しい展開が続き、2年連続のセミファイナル敗退となった。

迎えたセミファイナル最終日の第1戦、黒沢咲がオーラスの逆転和了でトップを獲得して雷電の4位が事実上確定[23]。第2戦で醍醐大が勝ち、ドリブンズは首位を守るも、ドリブンズ・Pirates・フェニックスの3チームが競り合う形でファイナルシリーズに突入することになった[24]。前年優勝のPiratesがファイナルに進出したことで「前年優勝チームは翌年のファイナルに進出できない」というジンクスが打ち破られた。また、フェニックスはセミファイナル導入後初めて「セミファイナルシリーズでの4着回避率100%」を達成した。

ファイナルシリーズ

短期決戦のファイナルシリーズに入ると、シーズンMVPの醍醐大の活躍もありフェニックスが首位ドリブンズに迫り両チームがトップを奪い合う展開となる[25]一方、連覇を目指すPiratesは8戦目に仲林圭がチーム初トップを取るまで2着1回のみと苦しみ、前半の8戦終了時点ではフェニックスがトップ、4.1pt差でドリブンズが追う一方、Piratesと雷電が後半の巻き返しを期する展開となった[26]

後半戦に入ると優勝争いは更に混迷の度を深め、5日目第2試合でドリブンズがフェニックスにトップ・ラスを決めて再逆転を果たせば[27]、6日目第2試合では逆にフェニックスがドリブンズにトップ・ラスを決めてドリブンズに肉薄[28]、更に7日目は第1試合でPirates・鈴木優が100pt超えの特大トップを奪う一方でドリブンズが痛恨の2ラスを引いた結果、首位フェニックス・2位Pirates・3位ドリブンズの3チームがわずか88.5pt差にひしめく大混戦となって最終日を迎えることとなった[29]

迎えた最終日、第1試合で鈴木優が連勝を決める一方でフェニックス・浅井堂岐が箱下ラスに沈み、Piratesがフェニックスを54.5pt上回って土壇場で首位に立つ一方、鈴木たろうが小幅マイナスとなったドリブンズもPiratesから69.5pt差につけ、3チームに優勝の可能性を残す状況で最終戦を迎える[30]。そして最終戦、フェニックス・醍醐大が南3局の親番でのPirates・仲林圭からの連続和了で仲林を4着に下ろしてフェニックスが暫定トップに立ちオーラスを迎える。和了れば優勝の醍醐が最初にカン七筒待ちの黙聴を仕上げるが、連荘を狙う親番の仲林と逆転手を仕上げたドリブンズ・園田賢の二軒リーチに無筋の七萬を掴み、一旦は雀頭の東を落として受けに回るも、次順で七萬を重ねて再度聴牌、直後に園田が七筒を打牌し醍醐が園田から「南・ドラ1」の和了。フェニックスが悲願の初優勝を成し遂げ、今季での退任を発表した近藤誠一監督へのはなむけとなった[31][32]。なお、最終戦でチーム順位が逆転して優勝が決まったのはMリーグ開始以来初めてとなった。

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成績

要約
視点

レギュラーシーズン / セミファイナルシリーズ / ファイナルシリーズ

レギュラーシーズン(成績)

レギュラーシーズン最終成績

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さらに見る 順位, 各16半荘終了時 (2024/10/15) ...

レギュラーシーズン個人成績

[33]

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レギュラーシーズン日程・対戦成績

日程・対戦成績
さらに見る #, 通算 ...

セミファイナルシリーズ(成績)

セミファイナルシリーズ最終成績

さらに見る 順位, チーム ...
さらに見る 順位, セミファイナル開始時 (2025/4/7) ...

セミファイナルシリーズ個人成績

[250]

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セミファイナルシリーズ日程・対戦成績

日程・対戦成績(セミファイナルシリーズ)
さらに見る #, 通算 ...

ファイナルシリーズ(成績)

ファイナルシリーズ最終成績

さらに見る 順位, チーム ...
さらに見る 順位, ファイナル開始時 (2025/5/5) ...

ファイナルシリーズ個人成績

[281]

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ファイナルシリーズ日程・対戦成績

日程・対戦成績(ファイナルシリーズ)
さらに見る #, 通算 ...
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役満

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  •  和了者   放銃者 
  • 各家の表記は、その局における家を示す

麻雀飯争奪戦2024

Mリーグ2023-24シーズンから実施されているmenu協賛のスペシャルマッチ第2弾として、「麻雀飯争奪戦2024 Presented by menuデリバリー」が、2024年9月29日にABEMA 麻雀チャンネルで配信された[302]。出場者は伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)、松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)、鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)、松本吉弘(渋谷ABEMAS)、岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)、菅原千瑛(BEAST X)、小林剛(U-NEXT Pirates)、本田朋広(TEAM RAIDEN/雷電)の計8名が参加した。また、実況は日吉辰哉、解説は出場者の中から交代で登場した。リポーターは襟川麻衣子。

ルール
  • Mリーグで通常使用される136枚に、「menu牌」と称する花牌4枚を加えた140枚の麻雀牌を用いて対局する。
  • 花牌(menu牌)の扱い以外の対局ルールは通常のMリーグルールと同じ。
  • 予選は2組とも半荘1試合勝負で、上位2名が決勝へ進出。決勝も半荘1試合勝負で、1位の選手はmenuクーポン100万円分を獲得する。
menu牌
  • 花牌である「春・夏・秋・冬」が「m・e・n・u」の文字に変わっている[注釈 6]。menu牌以外はデザインも含め通常のMリーグで使用される牌と同じ。
  • 手牌にmenu牌があるときに「menu」と発声して晒し、新たに嶺上牌を1枚自摸る。晒されたmenu牌は和了時にドラ(抜きドラ)として扱われる。menu牌を晒すのはどのタイミングでも良い(配牌直後あるいは自摸直後である必要は無い)。
  • ドラ表示牌がmenu牌の場合は、他のmenu牌を抜くと2翻扱いとなる。
  • リーチ直後にmenu牌を抜いても一発消しとはならない。また、menu牌を抜いた直後に自摸った嶺上牌で和了っても嶺上開花にならない。
  • menu牌を抜いて和了った場合、抜いた枚数によって視聴者プレゼントが贈られる[注釈 7]
  • 裏ドラにmenu牌があった場合は「裏menu」として、試合後、和了った選手に松ヶ瀬隆弥特製のおにぎりがデリバリーされる(松ヶ瀬自身が和了ったときは参加選手全員に、「裏menu」が発生しなかったときは実況の日吉とリポーターの襟川にデリバリーされる)他、視聴者プレゼントが贈られる[注釈 8]
さらに見る 試合, 1位 ...
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麻雀飯争奪戦 チーム対抗Ver.

menu協賛のスペシャルマッチ第3弾として、「麻雀飯争奪戦 チーム対抗Ver. Presented by menu」が、2025年3月29日にABEMA 麻雀チャンネルで配信された[303][注釈 9]。実況は日向藍子(渋谷ABEMAS)、解説は出場者の中から交代で登場した。リポーターは松本圭世。

ルール
  • 現役Mリーガー(2024-25シーズン時点)を監督、芸能人と元Mリーガーを選手とする3名1組のチームを結成し、4チームがトーナメント戦を行う。
  • 2チームの2名ずつの選手で卓を作り、チームメイト同士は対面に着席する。監督は対局には出場せず、東場終了後と南3局終了後の作戦会議で選手にアドバイスする。
  • Mリーグで通常使用される136枚に「menu牌」と称する花牌4枚を加えた140枚の麻雀牌を用いて対局する。選手2名の合計スコア(順位点無し)が高いチームを勝利とする。それ以外の対局ルールは通常のMリーグルールと同じ。
  • 「menu牌」の扱いは「麻雀飯争奪戦2024」と同じ。menu牌を抜いて和了った際の視聴者プレゼントも、前回同様の内容で実施される[注釈 10]
  • 予選は各卓とも半荘1試合勝負で、勝利チームが決勝へ進出。決勝も半荘1試合勝負で、優勝チームはmenuクーポン100万円分を獲得する。
チーム
さらに見る 試合, 対戦カード (太字が勝利) ...

Mトーナメント2025

Mリーグ2024-25のオフシーズン企画として、2025年6月2日から同年8月1日までの日程でMリーグルールによる個人トーナメント戦が開催された。Mリーグ2024-25のMリーガー36名に、各団体からの推薦雀士24名を加えた計60名で行われた[304]

さらに見る 連盟, 最高位戦 ...

できごと

2024年
  • 5月27日 - 新シーズンのレギュレーションについて公式発表[1]
  • 6月10日 - セガサミーフェニックス魚谷侑未東城りおとの契約満了を発表した[3]
  • 6月28日 - ドラフト会議開催。セガサミーフェニックスが竹内元太浅井堂岐を指名[4]
  • 7月3日 - Mリーグ機構が竹内・浅井を含む全36選手の契約合意を発表[305]
  • 7月24日 - 2024-25シーズンの日程が発表された[306]
  • 8月3日 - BEAST JapanextオーナーのBSJapanextが2025年1月にチャンネル名を「BS10」に変更することに伴い、BEAST Japanextがチーム名をBEAST X(ビースト テン)に変更し、チームロゴも刷新することを発表。チーム名を変更するのはMリーグ史上初で、チームロゴの変更は2019-20シーズンのKONAMI麻雀格闘倶楽部以来2例目[307]
  • 9月2日 - Mリーグとサントリーのコラボレーション商品「ボス 勝負の一手」の発売を記念し、「ボス雀(ジャン)缶」を実際の麻雀牌に見立てた対局「ボス雀王決定戦」をサントリー公式YouTubeチャンネルで公開[308][309]多井隆晴渋谷ABEMAS)、伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)、黒沢咲TEAM RAIDEN/雷電)、鈴木優U-NEXT Pirates)の4名が1局勝負を実施、実況は日吉辰哉、解説は土田浩翔が務めた。
  • 9月16日 - Mリーグ2024-25シーズンが開幕。
  • 9月27日 - 第2戦南2局1本場、多井隆晴(渋谷ABEMAS)が5巡目に二萬三萬四萬六萬七萬待ちのリーチを掛け、直後にU-NEXT Piratesの仲林圭から切られた三萬にロンという発声と共に倒牌したが、多井は2巡目に六萬を切っており、振聴リーチからの誤ロンによるチョンボとなった[310]。Mリーグでのチョンボは2022年1月3日以来3例目。
  • 9月29日 - menuスペシャルマッチ「麻雀飯争奪戦2024 Presented by menuデリバリー」をABEMAにて配信。鈴木たろう赤坂ドリブンズ)が優勝した[302][311]
  • 10月8日 - 第1戦南1局で、竹内元太(セガサミーフェニックス)が瑞原明奈(U-NEXT Pirates)からレア役とされる搶槓で和了る。Mリーグでの搶槓は2020年10月16日に茅森早香(セガサミーフェニックス)が和了って以来2度目[312]
  • 12月5日 - 第2戦東2局で、二階堂瑠美(EX風林火山)が四暗刻を自摸和了る。Mリーグレギュラーシーズンでの役満は2022-23シーズンの2023年3月2日に高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)が四暗刻を和了って以来約1年9ヶ月ぶりで、ポストシーズンを含めても2023年5月16日の2022-23シーズンファイナルシリーズで滝沢和典(KONAMI麻雀格闘倶楽部)が四暗刻を和了って以来、約1年7ヶ月ぶり[313]
  • 12月12日 - 第1戦で岡田紗佳KADOKAWAサクラナイツ)が4着となりMリーグワースト記録となる個人6戦連続4着を記録[314]
  • 12月27日 - 第1戦で白鳥翔(渋谷ABEMAS)がトップとなり、鈴木優(U-NEXT Pirates)以来となるMリーグ史上2人目の個人5連勝を達成[315]
2025年
  • 1月2日・3日 - 「大和コネクト証券 プロ野球 新春麻雀交流戦」をABEMAにて配信。前年に引き続く企画で、プロ野球選手9球団14名[注釈 12]に元Mリーガーの東城りお丸山奏子を加えた16名がMリーグルールによるトーナメント戦を戦うもので、今回の実況はMリーグ公式実況の3名と日向藍子(渋谷ABEMAS)が担当、また解説を現役Mリーガー4名[注釈 13]が、インタビュアー(公式レポーターのサポート)を現役Mリーガー3名[注釈 14]が担当した[316]。優勝は中村健人広島東洋カープ)。
  • 1月7日 - 第1戦で浅見真紀(赤坂ドリブンズ)がトップとなり、前述の鈴木優、白鳥翔以来となるMリーグ史上3人目、女性では史上初の個人5連勝を達成[317]
  • 1月13日
    • 第2戦東2局、鈴木大介(BEAST X)が16巡目に六筒九筒待ちの聴牌(手役が断么九しかなく、六筒でのみ上がれる状態)。その後浅井堂岐(セガサミーフェニックス)が九筒を切り、次番の堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)が六筒を切ったところで大介がロンという発声と共に倒牌して、同巡振聴での誤ロンによるチョンボとなった[299]。Mリーグでのチョンボは前述の2024年9月27日以来4例目。
    • 第2戦東4局、鈴木大介(BEAST X)が浅井堂岐(セガサミーフェニックス)から大三元を和了した[299]
  • 1月16日 - 第1戦で松本吉弘(渋谷ABEMAS)がMリーグワースト記録となる5局連続放銃[注釈 15]を記録[318]
  • 1月21日 - 第1戦東2局で、園田賢(赤坂ドリブンズ)がMリーグ7年目にして自身初となる裏3(裏ドラ3枚)の和了を達成[319][注釈 16]。Mリーグ初年度から継続して参戦している選手では、園田が最後の裏3達成者だった。
  • 2月15日 - 1月31日以降、体調不良によりMリーグ中継のインタビュアーを欠席していたフリーアナウンサーの伊藤友里が体調回復の見通しが立たないとの理由でリポーターを「一旦番組を降板したい」と申し出て番組を降板したと自身のSNSを通じて報告した[320]。伊藤を巡っては、岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)が1月24日に行われたチームのオンラインパブリックビューイングの中で当日リポーターだった伊藤に対して不適切な発言があり、岡田や監督の森井巧が謝罪したという出来事があり、その直後から欠席していた[321]。伊藤の降板により金曜日のインタビュアーは火曜日担当の襟川麻衣子(連盟)が担当する。
  • 2月21日 - 第2戦南2局1本場で、小林剛(U-NEXT Pirates)が渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)からレア役である搶槓で和了る。Mリーグでの搶槓は2024年10月8日以来3度目[322]
  • 2月28日 - 第1戦で鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)、第2戦で渡辺太(赤坂ドリブンズ)がトップとなり、赤坂ドリブンズがMリーグ史上初のチームポイント1000pt超え(1011.9pt)を達成[10][323]
  • 3月13日 - 第2戦南2局、勝又健志EX風林火山)が渡辺太(赤坂ドリブンズ)から国士無双を和了した[324]
  • 3月20日 - 第1戦で渡辺太(赤坂ドリブンズ)が2着となり、赤坂ドリブンズが瞬間でのチームポイントのMリーグ史上最高記録(1132.5pt)を更新[325]
  • 3月25日 - 第2戦で岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ)が今季17試合目にして初トップを獲得。レギュラーシーズン初勝利のMリーグ最遅記録となった。従来の記録は2022-23シーズンで村上淳(当時赤坂ドリブンズ)が記録した2月14日[326]
  • 3月27日 - 第2戦南3局2本場、園田賢(赤坂ドリブンズ)が松ヶ瀬隆弥(EX風林火山)から国士無双を和了した[11]
  • 3月28日
    • Mリーグ2024-25レギュラーシーズンの全日程が終了。7位のKADOKAWAサクラナイツ、8位のEX風林火山、9位のBEAST Xがここで敗退した[14]。なおBEASTは2シーズン連続同一選手構成でセミファイナルに進出出来なかったため、規定により選手の入れ替え義務が発生する。入れ替え義務発生は2022-23シーズンの赤坂ドリブンズ以来3例目。
    • 赤坂ドリブンズがレギュラーシーズン1位となり、賞金300万円を獲得。同時に、レギュラーシーズンの最終チームポイントのMリーグ史上最高記録(1115.5pt)を更新[11]
    • 個人タイトルはシーズンMVPが醍醐大(セガサミーフェニックス)[327]、最高スコア賞が鈴木大介(BEAST X)、4着回避率賞が日向藍子(渋谷ABEMAS)がそれぞれ獲得した。
  • 3月29日
    • menuスペシャルマッチ「麻雀飯争奪戦 チーム対抗Ver.」をABEMAにて配信。チームe(岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ・監督)、佐野ひなこ朝倉康心)が優勝した[303][328]
    • 今季8位のEX風林火山は、チームのレギュラーシーズン敗退を受け監督の藤沢晴信が退任することを発表した。なお、藤沢は引き続きスタッフとしてチームに携わる予定[329]
  • 4月4日 - 今季9位のBEAST Xは、鈴木大介、中田花奈との契約更新と、猿川真寿、菅原千瑛の「BEAST X メンバー入替オーディション」への参加を発表。猿川と菅原は入替オーディションに優勝した場合に契約を更新することを明らかにした[330]
  • 4月8日 - Mリーグ2024-25セミファイナルシリーズが開幕。
  • 4月16日 - 今季8位のEX風林火山は、二階堂亜樹、勝又健志との契約更新、松ヶ瀬隆弥との契約満了、二階堂瑠美との選手契約満了を発表した。なお、瑠美は体調を最優先し、何らかの形でチームには残留する予定[331]
  • 4月29日 - 第2戦南1局で、1巡目に鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)が三萬待ちのダブルリーチを掛け、最終手番の多井隆晴(渋谷ABEMAS)から河底牌の三萬を和了り[注釈 17]、Mリーグでは採用されていないローカル役満「石の上にも三年」[注釈 18]が成立[332]
  • 5月1日
    • Mリーグ2024-25セミファイナルシリーズの全日程が終了し、5位のKONAMI麻雀格闘倶楽部と6位の渋谷ABEMASがここで敗退した[333]
    • セミファイナルシリーズを2位で通過したU-NEXT Piratesは、前年度優勝チームとして初めてファイナル進出となった。また、3位で通過したセガサミーフェニックスは史上初のセミファイナルシリーズ4着0回で終了した。
  • 5月2日 - レギュラーシーズン3位のセガサミーフェニックスは、監督の近藤誠一が今季限りで退任することを発表した[334]
  • 5月5日 - Mリーグ2024-25ファイナルシリーズが開幕。
  • 5月16日 - Mリーグ2024-25全日程が終了。セガサミーフェニックスが初優勝に輝いた。
  • 5月19日 - 今季7位のKADOKAWAサクラナイツは、岡田紗佳、堀慎吾、渋川難波との契約更新[335]、内川幸太郎との契約満了[336]を発表した。
  • 5月22日 - 今季2位のU-NEXT Piratesが、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した[337]。(なお、全選手と契約更新は6月16日に行われた[338]。)
  • 6月1日
    • BEAST Xが開催している「BEAST X メンバー入替オーディション」で猿川真寿が予選敗退し、猿川との契約満了が確定。
    • 公式スポンサーの大洋技研が主催してアメリカ合衆国ラスベガスのトレジャーアイランドホテルで開催する麻雀大会「AMOS FESTIVAL 2025 in LAS VEGAS」内でMリーグの公式ファンミーティング「M.LEAGUE MEETUP in LAS VEGAS」を開催し、園田賢(赤坂ドリブンズ)、渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)、日向藍子(渋谷ABEMAS)、瑞原明奈(U-NEXT Pirates)の4選手が参加[339]。アメリカでのファンイベントはこれが初めて。
  • 6月2日 - Mトーナメント2025が開幕。
  • 6月3日 - 今季優勝のセガサミーフェニックスが、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した[340][341]
  • 6月6日 - Mトーナメント2025予選1stステージD卓第2戦で、仲林圭(U-NEXT Pirates)が134,000点のトップを獲得。Mリーグ2023-24シーズンに鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)が記録したMリーグ史上最高スコアの112,800点を21,200点上回ったほか、同卓した3名(清水香織阿久津翔太、金宮じゅん)が半荘終了時点で持ち点マイナス(いわゆる「箱下」)となる現象が発生した[342]
  • 6月8日 - 今季5位のKONAMI麻雀格闘倶楽部が、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した[343]
  • 6月14日 - 今季3位の赤坂ドリブンズが、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した。
  • 6月15日 - BEAST Xが開催している「BEAST X メンバー入替オーディション」の最終日が行われ、菅原千瑛が優勝出来なかったため(優勝者は下石戟)、菅原のBEAST Xとの契約満了が決定した。
  • 6月16日
    • 今季6位の渋谷ABEMASが、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した[344]
    • 今季4位のTEAM RAIDEN/雷電が、来季に向けて選手構成を変更しないことを発表した[338]
  • 6月23日 - Mトーナメント2025予選1stステージM卓第2戦南1局で、黒沢咲(TEAM RAIDEN/雷電)が四暗刻単騎を自摸和了った。Mリーグ・Mトーナメントの両方での役満和了は園田賢(赤坂ドリブンズ)に続き史上2人目。
  • 8月1日 - 「Mトーナメント2025」決勝が行われ、KADOKAWAサクラナイツの堀慎吾が優勝した。サクラナイツからのMトーナメント優勝は2023年の渋川難波に続き2人目。
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脚注

外部リンク

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