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V・チャレンジマッチ
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V・チャレンジマッチ(ブイチャレンジマッチ)は、日本バレーボールリーグ機構が主催する、1部(プレミアリーグ)下位チームと2部(チャレンジリーグI)上位チームが対戦し来季のプレミアリーグ出場を決める入替戦である。本項ではVチャレンジリーグIとチャレンジリーグIIの入替戦(V・チャレンジリーグ入替戦)においても記述している。
大会概要
ポイント制が導入された2014/15シーズン以降の試合方法は次の通り[1]。
- 対戦カード(男女とも)
- Vプレミアリーグ 7位チーム対VチャレンジリーグI 2位チーム
- Vプレミアリーグ 8位チーム対VチャレンジリーグI 1位チーム
- 勝者の決定方法
- 上記の組み合わせで2試合を行う。
- 2試合の合計ポイントが高いチームを勝者とする。
- ポイントが同じ場合には、勝率、セット率、得点率の順に比較する。
- 勝率・セット率・得点率が同じ場合には、プレミアリーグ所属チームが勝者となる。
ポイント制が導入される以前の2013/14シーズンの勝者決定方法は次の通り[2]。
- 2試合の結果、勝率の高いチームを勝者とする。
- 勝率が同じ場合(1勝1敗になった場合)、セット率が高いチームが勝者となる。
- 勝率・セット率が同じ場合には、得点率が高いチームが勝者となる。
- 勝率・セット率・得点率が同じ場合には、プレミアリーグ所属チームが勝者となる。
プレミアリーグのチームが勝利した場合、来シーズンもプレミアリーグ出場すなわち残留となるが、VチャレンジリーグIのチームが勝利した場合、Vリーグ理事会で審査があるため直ちに昇格が決定するわけではない[3]。
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歴史
要約
視点
1967年5月から8月にかけ第1回日本リーグが行われた。翌年2月に第2回日本リーグの出場チームを決めるべく、「第2回日本リーグ出場チーム選考大会」(兼全日本実業団男女優勝大会)が開催された[4]。この大会が入替戦の原形となる。大会方式は、第1回リーグの6位チームを含めた実業団強豪チームによる予選トーナメントと上位4強による決勝リーグの組み合わせであった。第1回男子リーグ6位であった住友金属は決勝リーグで勝利し残留となったが、女子リーグ6位であった林兼産業が富士フイルムに予選トーナメントで敗れる波乱があり、決勝リーグでは倉紡倉敷が勝利して第2回リーグの出場権を手に入れた[5]。
1部リーグ(日本リーグ)と2部リーグ(全国実業団バレーボールリーグ、通称実業団リーグ)の入替戦が始まったのは、2部リーグが始まった翌年の1970年度からで、「日本リーグ出場チーム決定戦」と称した[6]。以降原則として毎年開催されている。
第14回日本リーグから出場チームが8チームに増加するため、1979/80年シーズン終了後の入替戦は行わず、実業団リーグ1位・2位のチームが自動昇格となった。自動昇格したチームは下記の通り。
続く1980/81シーズン終了後の入替戦からは制度が改定され、日本リーグ最下位は実業団リーグに自動降格。実業団リーグ1位は日本リーグに自動昇格となった。入替戦は日本リーグ最下位から2番目のチームと実業団リーグ2位チームの対戦方式となっている。この方式はVリーグ発足後の1996/97シーズンの入替戦まで継続された。
1997/98シーズン終了後の入替戦は、Vリーグの10チーム化に伴い実業団リーグ1位・2位チームが自動昇格となった。自動昇格したチームは下記の通り。
続く1998/99シーズンからはこれまでの自動昇格降格制度を廃止して、従来の方式すなわちVリーグ下位2チームとV1リーグ上位2チームが対戦する大会方式に戻った。ただし、この年の女子はVリーグ10位(最下位)の小田急ジュノーが休部となったため、これを除く3チームによるリーグ戦を行い上位2チームが次期リーグ出場権を獲得する方式とした。
2001/02シーズン終了後の男子入替戦では、Vリーグ9位のNTT西日本レグルスが休部となったため、Vリーグ最下位及びV1リーグ1-3位のチームが出場した。
Vリーグ発足後は「Vリーグ出場チーム決定戦」と称したが、2007/08シーズンからは、現在の「V・チャレンジマッチ」の名称となった。
2008/09シーズン終了後のV・チャレンジマッチ女子は、次期シーズンの女子プレミアリーグ参加チーム数が8チームに削減されるのに伴い、プレミアリーグ8位・9位・10位とチャレンジリーグ1位の4チームが参加し、サドンデスのトーナメント戦を行い1チームのみが次期プレミアの出場権を獲得する方式で行われた[7]。
2014/15シーズンから「3-2-1」方式のポイント制導入に伴い、勝者決定方法が2試合の合計ポイント-勝率-セット率-得点率に変更された[8]。
2016/17シーズンからプレミアリーグで導入されたビデオ判定システム(チャレンジシステム)がV・チャレンジマッチにも導入された[9]。
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得点率による決着
前述の通り、勝敗は勝率・セット率・得点率の順で比較するが、入替戦史上初めて得点率勝負となったのは、1975年5月に行われた住友軽金属(日本リーグ5位)とサントリー(実業団リーグ2位)の試合である[10]。
得失点差は7点であったが、後に専門誌では「得点率の僅差で突破」と紹介されている[11]。
サイドアウト制において得失点差が最小であったのが、1981年4月に行われた三洋電機(日本リーグ7位)と電電神戸(実業団リーグ2位)の試合である[12]。2試合ともフルセットにもつれこむ接戦であったが、得失点差1点でわずかに電電神戸に軍配が上がった。
ラリーポイント制となった1999年度以降で得失点差が最小であったのは、2013年4月に行われたデンソー・エアリービーズ(プレミアリーグ7位)と日立リヴァーレ(チャレンジリーグ2位)の試合で[13]、得失点差は2点であった。
なお2019年現在、得点率まで同じであったケースは発生していない。
結果一覧
男子
日本リーグ
太字 | は勝利・昇格チーム |
Vリーグ
太字 | は勝利・昇格チーム |
V・プレミアリーグ
太字 | は勝利・昇格チーム |
V.LEAGUE
太字 | は勝利・昇格チーム |
女子
日本リーグ
太字 | は勝利・昇格チーム |
Vリーグ
太字 | は勝利・昇格チーム |
V・プレミアリーグ
太字 | は勝利・昇格チーム |
V.LEAGUE
太字 | は勝利・昇格チーム |
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V・チャレンジリーグ入替戦
歴史
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
2015/16シーズンからこれまでのVチャレンジリーグが2部制になったことに伴い、VチャレンジリーグIの最下位チームとVチャレンジリーグIIの優勝チームによる入替戦が実施されることになった。ただし、VチャレンジリーグIIの優勝チームは入社(正会員)チームまたは入社内定チームに限るものとし、準加盟チームが優勝した場合には、入替戦は行われない[61]。
2016/17シーズンからはチャレンジリーグIの7位・8チーム及びチャレンジリーグIIの1位・2位チームによる4チームが入替戦に出場する形式に変更された。準加盟チームが出場できないのは前年同様である[62]。
結果一覧
男子
太字 | は勝利・昇格チーム |
女子
太字 | は勝利・昇格チーム |
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脚注
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