坐

漢字

坐

• 部首: 土土 + 4 画
• 総画: 7画7

• 異体字 : 𠱯（同字）, 𡊎（同字）, 𡋲（同字）, 𭍻（俗字）
• 筆順 :

（日本で一般的とされる筆順）

^[1]

（中国と韓国で指導してる筆順。日本でもこの筆順で書かれることが多い）^[2]

字源

• 象形。むしろ（㐁）の上で跪く人（卩）を象る。「ひざまずく」「すわる」を意味する漢語｛坐 /*dzˤojʔ/｝および｛跪 /*ɡ(r)ojʔ/｝を表す字。
  • 筆画中の「㐁」は「土」に、「卩」は「丣」、「从」に訛変し現在の字形となる。^{[字源 1]}

小篆	流伝の古文字
《説文》 （漢）	《六書通》 （明）

1. 季旭昇撰『説文新證』 芸文印書館、2014年。

関連字

「坐」を音符とする形声文字 （諧声域＝*TSOJ）

		精母	清母	從母	心母
一等	平声 戈韻	侳𩛠	遳	矬痤銼㭫睉	趖𧨀㛗
	上声 果韻	𡎬	脞䂳	坐𡋲
	去声 過韻	挫夎侳 （隊韻：夎）	剉莝銼	座坐
	入声 末韻
		莊母	初母	崇母	生母
二等	平声 麻韻	髽	-	（山韻：𡎻）	-
	上声 馬韻		䂳	-
	去声 禡韻	-	-	-
	入声 鎋韻	-		-
		精母	清母	從母	心母
三等A	平声 支韻		-	-
	上声 紙韻		-
	去声 寘韻	-	-	-
	入声 薛韻
		莊母	初母	崇母	生母
三等B	平声 支韻	-		（仙韻：𡎻）
	上声 紙韻	-		-	-
	去声 寘韻	-	-	-	-
	入声 薛韻		-	-

意義

1. 膝を屈して体を据える。
2. 居所に着く。身を置く。
3. 構える。
4. 跪く。
5. すわるべき場所。席。
6. 守護。
7. かかりあいになる。
8. 罪に問われる。罰せられる。
9. 労せずに。手足を動かさずに。
10. そぞろに。何とはなしに。漫然と。

日本語

表外漢字

音	呉音: ザ 漢音: サ
訓	訓読み: すわ-る、おわ-す、そぞろ-に、まします

熟語

• 結跏趺坐（けっかふざ）
• 胡坐（こざ）
• 正坐（せいざ）
• 半跏趺坐（はんかふざ）

中国語

坐 *

• ローマ字表記
  • 普通話
    • ピンイン: zuò (zuo4), wù (wu4)
    • ウェード式: tso⁴, wu⁴
  • 広東語
    • イェール式: cho5, jo6
  • 閩南語
    • POJ: chē, chō, chhē, chhe̍h
  • 客家語
    • 白話字: chhô
  • 呉語
    • ピンイン: zu2

動詞

zuò

1. 座（すわ）る。
2. （座席のある乗り物に）乗（の）る。
   • 関連語:骑/騎
   • 坐飞机去北京

     飛行機で北京へ行く。

3. （建物が）位置する。
4. （建物が）傾（かたむ）く。
5. （鍋・釜などを）火（ひ）にかける。
6. （鉄砲が反動で）跳ね返（かえ）る。
7. 実（み）がなる。

朝鮮語

坐 *

• ハングル: 좌
• 音訓読み: 앉을 좌
  • 文化観光部2000年式: jwa
  • マッキューン＝ライシャワー式: chwa

文字情報

坐 U+5750, 坐 CJK 統合漢字-5750 ← 坏 [U+574F] CJK Unified Ideographs 坑 → [U+5751]

文字コード (文字集合規格)

-	Unicode: U+5750
日	JIS X 0213/0208: 1面26区33点 [第1水準] (Shift_JIS=0x8DBF, EUC-JP=0xBAC1, ISO-2022-JP=0x3A41) MJ文字図形: MJ008945
中	GB18030: 0xD7F8
台	Big5: 0xA7A4 CNS 11643: 1面 0x4964
韓	KS X 1001: 0x7126

• 四角号碼: 8810₄
• 倉頡輸入法: 人人土 (OOG)

字典掲載

康熙字典	225ページ, 15文字目
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版)	4931
新潮日本語漢字辞典 (2008)	1862
角川大字源 (1992)	1505
講談社新大字典 (1993)	2555
大漢語林 (1992)	1807
三星漢韓大辞典 (1988)	460ページ, 6文字目
漢語大字典 (1986-1989)	1巻, 423ページ, 12文字目