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日本の円谷プロ制作の特撮テレビ番組、およびその作品に登場する巨大変身ヒーローの名称 ウィキペディアから
『ウルトラマンネクサス』は、2004年(平成16年)10月2日から2005年(平成17年)6月25日まで、中部日本放送・TBS系列にて毎週土曜日7:30 - 8:00に全37話が放映された、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ作品、および作中に登場する巨大変身ヒーローの名称。
『ウルトラマンコスモス』終了後から2年ぶりに放送開始されたテレビシリーズ。児童層を意識した前作から対象年齢層を上げることが目標とされ、完全な連続ドラマ方式のドラマ展開で、大河ドラマ形式のシリーズ構成やウルトラマンの変身者が複数登場するなど、シリーズ初の設定が多く盛り込まれた[出典 1]。代理店は『ウルトラマンコスモス』までのJR東日本企画から電通[注 1]が代わりに立ち、番組製作局は『ウルトラマンティガ』から『コスモス』までのMBSから円谷プロでは初めてとなるCBCに替わり[4]、シリーズでは初めて午前に本放送された。
ウルトラマンの概念を一新する「ULTRA N PROJECT」の1つとして制作されたテレビシリーズで、中心となったスタッフ陣、放送局と代理店は映画『ULTRAMAN』と共通しており、世界観も『ULTRAMAN』の5年後という設定であることが中盤で明かされた[注 2]。また、雑誌記事などで展開した『ウルトラマンノア』も世界観が共通であることが終盤で明示された。
作中世界では「ウルトラマンに変身できる人間=デュナミスト(適能者)」が複数登場し、彼らの代替わりが描写された[注 3]。タイトルの「ネクサス(絆)」とは、ウルトラマンの力が次代へ伝えられることを意味する。
主人公は地球を守る防衛チームに所属しているが、最終回でデュナミストになるまでは特殊能力を持たない普通の人間である。一方、デュナミストは2人目まで防衛チームに所属していない代わりに武器として使えるアイテムが与えられており、変身前の戦闘描写も多い。本作品以前の各作品では防衛チームがウルトラマンの力を借りないと怪獣を倒せないことが多かったが、本作品では防衛チームのみで怪獣を撃破する描写も多く見られ、本作品以降もその描写の比重は高くなっていく。ウルトラマンが主人公ではないため、当初制作された第1話ではあえてウルトラマンを登場させずに視聴者の期待を盛り上げようとする演出となっていたが、社内試写を見た円谷プロ社長円谷英明の説得でシルエットでワンシーンのみ登場するという妥協案となった[6]。
本作品以降、全編とも[注 4]長年続いてきたフィルム撮影から、デジタルビデオ方式の1つであるDVCPRO HD規格でのVARICAM撮影に切り替わっている。また、CGを作品の中に多く取り入れ、演出面でも新たな試みがなされた。『ULTRAMAN』では本作品でCGIモーションディレクターを務める板野一郎を中心にOVA『マクロス ゼロ』のCGIチームが参加していたが、本作品では技術継承のために板野が円谷プロダクションのCGIチームを指導する形となり、『ウルトラマンメビウス』までこの体制が採られた[7]。
本作品のストーリーは、他のウルトラシリーズに例を見ないハードかつシリアスな重苦しいものとなった。第1話などを監督した小中和哉は、準備段階の時点で他の監督たちとミーティングを行うためにまとめた覚え書きに、「『深夜31時半』として捉えるくらいの気持ちで」と記していたが[8]、「主人公の恋人の部屋に飾られた大量の不気味な絵」「怪獣の攻撃で両親を殺されたうえに両親の身体を操られて捕らわれる少女」など、一部の場面に対して朝日新聞に批判が載る[要ページ番号]などの状況にもなった。
平成三部作とウルトラマンコスモスの低視聴率および赤字が続いた経緯により、従来は1話3000万以上かけていた予算が本作品は1話1000万ほどになり[9]、同じ舞台セットを続けて使用する、1体の怪獣を2 - 4話にわたって続けて登場させる、既存の怪獣のスーツを切り貼りして新怪獣にする、などの対処が見られた。ビル街などのミニチュアを一気に減らしてCGに切り替えたことは、「シリーズの世界観と違う」と不評を買った[10]。
視聴率は初回こそ5%台を記録したものの、その後は2 - 3%台に急落し、1%台の回もあった。視聴率低迷の要因として、従来とは異なる朝の時間帯での放送であったことが挙げられている[1][2]。
視聴率の低迷と連動して関連商品の売上も芳しくなく、2004年の年末商戦では多くの玩具販売店で不振であるという声が聞かれ[11]、次作『ウルトラマンマックス』では原点回帰を期した路線変更がなされることとなる[12][13]。
視聴率や売上が不振であったことに加え、製作時に放送枠のTBS系土曜7:30枠が2006年4月から毎日放送の情報番組になることが確定しており、もう1本作品を制作したい円谷側にとってネクサスを1年で放送した後に2クールで番組を作成することが当時困難であったこと[4]、次作『ウルトラマンマックス』を『ウルトラマンフェスティバル』との連動でヤマ場を作りたいというイベント企画側の都合[14]により放送開始を開催の夏休み期間に合わす必要があったことから当初の全50話前後の予定が全37話に短縮された[注 5]。
プロデューサーの渋谷浩康は「路線変更は視聴者に対する裏切り行為」という信条から[15][16]当初掲げた方向性を曲げず、初志を貫徹した。本作品のシリーズ構成を務めた長谷川圭一は、放送期間短縮が決定した時点で村井さだゆき脚本・阿部雄一監督による第4クールの回がクランクイン直前であったと証言している[5]。
また長谷川は後年インタビューで、「やっぱり方向性としては、僕はあの前後にちょうど小中千昭さん達と『デビルマンレディー』を書いていたこともあり、デビルマンの世界とウルトラマンの世界を融合させたかった。一作前の『ウルトラマンコスモス』では怪獣保護を打ち出してたので、もう一回、感情移入じゃなくて恐怖の対象としての怪獣とウルトラマンを見つめなおしたかった。『ウルトラマンティガ』では人の力がウルトラの力なんだと示しました。それがウルトラマンで育った僕らの答だった。『ネクサス』ではそこに至るまでの混純を描きたかった」と語っている[17]。
DVDには本放送時に前後編として制作されたものを1話に編集したために大幅に削られた場面を追加した第29話のディレクターズカット版や、撮影されながら未放送となった第32話と第33話として制作された話を再構成に伴って第31.5話として再編集された「Episode. EX」として収録している[18]。また、第32話も前後編として書かれた脚本を1本にまとめている[19][5]。最終話は3話分の内容を1話にまとめている[5]。
児童文学作家のひこ・田中は、『ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?』の中で、「時代の物語」として本作品に触れ、成長する主人公とウルトラマンとを別に設定したネクサスのスタンスを、勇者がプレイヤー自身ではなくなった『ドラゴンクエスト』や、『ファイナルファンタジーX』のティーダが中心から少し距離を置いたところで物語に参加するといった、時代性を反映させたゲームシステムとの呼応も例に挙げつつ、「『ネクサス』が、今の子ども、いや大人も含めた今の世界とこれからの世界を正確に反映していた現代的なヒーロー物語であったことは、記憶に留めていいでしょう」と評価している。また、視聴率で苦戦したことについては、「『ウルトラセブン』と同じように、視聴する子どものグレードを見誤るミスを犯したことなどにあるのではないか」と推測している[20]。
山岳救助(レスキュー)隊員の孤門一輝はある日、非公然防衛組織TLTへの配属を突如として命じられる。
そこへ向かう途中、彼は謎の怪物ペドレオンに襲われる。それは最近頻発していた行方不明事件の真相、人々を襲って喰らうスペースビーストと呼ばれる凶悪な宇宙生命体の攻撃だった。孤門が諦めかけたその時「諦めるな!!」という言葉と共に、降臨した赤い光から銀色の巨人が現れて怪物を叩き潰し、孤門を救った。
その後、TLTの実働攻撃部隊ナイトレイダーへ入隊した孤門は、非情とも思えるような組織の姿と事件に関わった人々の記憶を消すやり方に困惑しながらも、ビーストの脅威から人々を守るべく、銀色の巨人ウルトラマンネクサスを信じて戦っていく。
4番目、5番目のデュナミストについては「ナイトレイダーメンバー」の項を参照。最初のデュナミストとされる真木舜一については『ULTRAMAN (映画)#主な登場人物』を参照。
宇宙から来た正体不明の謎の“光”[35]。デュナミストとの同化で力と地球でも活動可能な肉体を得る[24][35]。劇中では「光の巨人」「ウルトラマン」と呼称され、「ネクサス」という呼称はエンディングのコーナーのネクサス・シークレットファイルと最終回で孤門が1回だけ用いた。『ウルトラマンX』第20話への客演時にも、ラストで大空大地と橘さゆり副隊長がフルネームで「ウルトラマンネクサス」と呼称したのみである。
地球への適応能力が向上したことにより、容姿に差異が生まれ[36]、銀を基調色とした第一形態・アンファンスから力を開放することで赤や青を基調色とした第二形態・ジュネッスにタイプチェンジ(変身)できる[24]。また、頭部は各形態で共通だが、襟足ともいうべき場所がひれのように伸び、特徴的なデザインとなっている。
ジュネッスのエナジーコアの中心には、メタフィールドの展開時間制限を示すコアゲージ(カラータイマー)が出現する。ジュネッスのスタイルや姿はデュナミストによって異なる(『X』では別のデュナミストがジュネッスに変身しているが、阿部雄一曰く「現実的な事情でもあり、厳密には違う姿のつもりで見てほしい」とのこと)[37]。
過去作品のウルトラマンと異なり、腕を進行方向へ立てない飛行スタイルを用いる。両腕には「アームドネクサス」と呼ばれる手甲を装備しており、ここから「クロスレイ・シュトローム」や「パーティクルフェザー」などといった必殺光線を繰り出すことができる。
ウルトラマン・ザ・ネクストやウルトラマンノアとは同一の存在であり、同様に胸に赤いY字状のエナジーコアと呼ばれるデザインが採用されているほか、究極最終形態ノアの特徴であるノアイージスが存在する背部の肩付近には、それを匂わせるクリスタルのようなものが存在する。
歴代のデュナミストにネクサスの光と共に受け継がれていく3つのアイテム。
ストーンフリューゲル | |
---|---|
全長 | 2 m |
最高速度 | マッハ7 |
デュナミストが最初に変身するネクサスの基本形態[24][35]。銀色に輝くその姿は各デュナミスト共通のもの。超スピードの飛行能力を持つ[44]。
両腕に備わったアームドネクサスは、側面のエルボーカッターで敵を切り裂き、片手または両手を交差して敵の攻撃を受け止めることが可能。Episode.34ではメガフラシの電撃を受け止めたほか、Episode.09ではラフレイアの可燃性ガスに放たれたチェスターのバニッシャーを防いだ。パーティクル・フェザーをはじめとする各光線技や、ジュネッスへのタイプチェンジ発動の鍵ともなる。胸部のエナジーコアは、エネルギーを消耗すると点滅して活動限界時間を知らせる。
ノアやザ・ネクスト(アンファンス)のように銀色ないしグレーが体色のほとんどを占め、他のウルトラマンではやや均等に用いられる赤いカラーは、背部クリスタルとアームドネクサス部分の一部、そしてエナジーコアのみとなっている。
アンファンスの能力はジュネッスやジュネッスブルーも同様に使え、メタフィールドで使うと威力が増す。逆にダークフィールドで使用すると威力が落ちる。
デュナミスト自身の力を解放してアンファンスから二段変身した戦闘形態[47]。姫矢准の変身するジュネッスは赤や黒の比率が多く、力強く堅実な戦い方が特徴。戦闘用亜空間メタフィールドを展開して現実世界と隔離することで、周りの世界に被害を与えたりすることなく、本来の力を発揮して戦える[24]。生体甲冑を形成する胸部にはコアゲージが現れ、メタフィールド内での3分間という限られた活動時間のタイムリミットを刻み、さらに生命の危機に至るほどの衰弱時にはエナジーコアも点滅する。最終話では孤門もこの形態に変身した。
千樹憐が力を解放して変身するジュネッス[54]。形状は姫矢のジュネッスと同じだが、ジュネッスブルーの名の通り、青い体色となっている。右腕のアームドネクサスはノーマル・ソード・アロー・ファイナルの4つのモードを形成するアローアームドネクサスに変化している。憐が短命ゆえに自分の身を守ることを考えず、俊敏な動きで前のめりに思い切りぶつかっていく戦い方が特徴。Episode.35で憐が凪に誡められてからは自分の身を守ることも行うようになり、ガルベロス戦ではプロレス技も披露した。ジュネッス同様、最終話では孤門もこの形態に変身した。
設定上は「今までのネクサスが使っていた強力光線はジュネッスブルーのスタイルでも発射可能」とあるが[55]、本編で使った技はジュネッスのボードレイフェザーとフェーズシフトウエーブのみである。前者はEX編でバグバズンブルードに使い、4連射でダメージを与えた。
DVD第8巻の表紙ではオーバーレイ・シュトロームを思わせるポージングを取った写真も存在する。
Final Episodeにて登場したネクサス究極最終形態(ウルティメイトファイナルスタイル[59])。劇中では未呼称。ネクサスでは敵わなかったダークザギを圧倒した。詳細はウルトラマンノアの項を参照。
Terrestrial Liberation Trust (地球解放機構)の略称でティルトと読む。人類にとって脅威となるスペースビーストを極秘裏に撃退するため、国家の枠を越えて設立された、超法規的権限を持って人知れず活動する世界規模の組織で一般には非公然の特務防衛機関[24][27]。スペースビーストの発見、調査、研究、捕獲もしくは殲滅などが主目的である[27]。北米に本部を持つ。
当組織は極秘となっているため、TLTおよびウルトラマンネクサスやスペースビーストなどの関連などを知った一般人はメモリーポリスによって記憶を消去される。
劇中で活躍するのはTLT日本支部(TLT-J)で、関東地区に存在するダムに偽装した関東第3支部基地(フォートレスフリーダム)が活動の中核を担っている。
日本でのTLT組織「TLT-J」の一角を担う、TLT-J第3基地[24][27]。関東エリアのとある山間部の巨大ダムに偽装された湖底に建造された[24][27]。515名の隊員を擁するこの施設は東郷・相馬・小柳の3人の指揮官を長とし、関東エリアのビースト関連の事件に関する一切の権限が集約される。
基地内下層部にはナイトレイダーのメンバーが常駐するコマンドルームが置かれ、ここにはブリーフィングスペースやブレイクスペース、出動時の装備が収めてあるロッカー、隊員たちをクロムチェスターのコクピットへ打ち上げるシューターブースが完備されている。他にも基地内部には、クロムチェスター各機を収納したコンテナハンガーがある格納庫や発進ルート、メンテナンス工場などのメカ施設に、TLT作戦参謀・吉良沢が常駐し、ビースト殲滅作戦をナイトレイダーに伝達するCIC(Combat Information Center)、隊員たちの個室や射撃訓練場、会議室、研究室、留置場などが置かれ、さらに地下最深部にはTLT-J中央コントロールルームと大型記憶消去装置・レーテが鎮座する「セクション0」が存在する。また、チェスター各機の3つの発進口はダムの壁面に偽装されており、出動時に展開する。
スペースビースト撃滅を目的としたTLT-Jの対スペースビースト要撃チーム[24][27]。正式名称は「TLT-J戦略特殊任務班」で、「ナイトレイダー」は「夜襲部隊」を意味する通称[62]。
極秘裏にスペースビーストを殲滅することが任務で、TLT内部や関係組織の精鋭メンバーが集められている[27]。前述のようにその存在自体は極秘であるため、適性検査は一般的な検査を装って行われ、入隊が正式に決まっても、その存在を家族や恋人にすら伝えることは許されていない[24]。本作品の主人公・孤門一輝が所属するのは「ナイトレイダーAユニット」である。設定上はAユニット以外にも複数のアナザーユニットが存在するとされているが、本編には登場せず、Episode.17でのセリフやFinal Episodeの複数のクロムチェスター部隊で暗示されるのみとなっている。
ナイトレイダーの主力戦闘機であるスペシャルマルチロールファイター[68]で、メインカラーは青。クロムチェスター各機は垂直離着陸能力を持ち、オプチカムフラージュシステムで機体を消すことで、目的の隔離地域まで隠密に行動する[68]。
クロムチェスターα | |
---|---|
全長 | 9.7 m |
最大速度 | マッハ2 |
乗員 | 2名 |
クロムチェスターβ | |
---|---|
全長 | 8 m |
最大速度 | マッハ1.5 |
乗員 | 2名 |
クロムチェスターγ | |
---|---|
全長 | 9 m |
最大速度 | マッハ5 |
乗員 | 2名 |
クロムチェスターδ | |
---|---|
全長 | 12.5 m |
最大速度 | マッハ7 |
乗員 | 2名 |
ストライクチェスター | |
---|---|
全長 | 15.5 m |
最大速度 | マッハ5 |
乗員 | 6名 |
メガキャノンチェスター | |
---|---|
全高 | 10 m |
全長 | 13 m |
最大速度 | 250 km/h |
乗員 | 6名 |
ハイパーストライクチェスター | |
---|---|
全長 | 15.5 m |
最大速度 | マッハ7 |
乗員 | 8名 |
ビースト事件を世間から隠蔽するためのTLT-Jのチームで、通称・MP。リーダーは首藤沙耶。ビーストやウルトラマンを目撃した人々を保護し、その被害者から事件の記憶をメモレイサーと呼ばれる機器で消す[27]。マスメディアに対しても強い影響力を持っているらしく、ビーストやナイトレイダーの写真が週刊誌に掲載された際には、他誌の一面に同様のゴシップ記事を掲載させるなどの撹乱工作も行っている。
「この世界には知らない方が幸せなこともあり、秩序維持を優先すべき」という理論と、恐怖を餌とするスペースビーストの発生防止が組織の存在理由である。それは同時にウルトラマンに助けられた記憶も消すことであり、ウルトラマンと人類との絆を奪ってしまうことにもなった。
白い化学防護服を着た特殊部隊で、事件現場で残留したビースト細胞などの遺留品を回収や分析、処分することを担当する[27]。自動小銃で武装している。
フォートレスフリーダム内の警備やミッション現場の封鎖活動、MPやホワイトスイーパーのバックアップを行う隊員たち。その任務上、強引で力ずくな態度を崩さず、事件に巻き込まれた民間人に対しても容赦はしない。
自動小銃で武装しており、暴徒と化した人々に殴られながらも威嚇射撃することもあった。
ULTRA N PROJECTも参照。
括弧内は登場した回。
これまでのMBS(毎日放送)製作枠の平成ウルトラシリーズが放映されていた毎週土曜日18:00スタートの時間枠から、ウルトラシリーズ初の朝の時間帯での本放送となる[注 23]毎週土曜日7:30スタートへと時間枠を移動しての放送となり、今までのMBS(毎日放送)製作枠からCBC(中部日本放送)製作枠へと変更された。
話数 (Episode.) | 放送日 | サブタイトル | 登場スペースビースト | 闇の巨人・宇宙人 | 脚本 | 特技監督 | 監督 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 2004年 10月 2日 |
夜襲 -ナイトレイド- | ペドレオン(クライン) | - | 長谷川圭一 | 菊地雄一 | 小中和哉 | 5.2% |
第2話 | 10月 | 9日異生獣 -スペースビースト- | ペドレオン(グロース) | - | 2.6% | |||
第3話 | 10月16日 | 巨人 -ウルトラマン- | ペドレオン (クライン、グロース、フリーゲン) |
- | 根本実樹 | 4.3% | ||
第4話 | 10月23日 | 亜空間 -メタフィールド- | - | 2.5% | ||||
第5話 | 10月30日 | 適能者 -デュナミスト- |
|
- | 荒木憲一 | 北浦嗣巳 | 3.3% | |
第6話 | 11月 | 6日遺跡 -レリック- |
|
- | 2.1% | |||
第7話 | 11月13日 | 魔人 -ファウスト- | バグバズン | ダークファウスト | 長谷川圭一 | 北浦嗣巳 | 根本実樹 | 2.9% |
第8話 | 11月20日 | M・P -メモリーポリス- | 2.4% | |||||
第9話 | 11月27日 | 警告 -ワーニング- | ラフレイア | 赤星政尚 | 菊地雄一 | 阿部雄一 | 2.8% | |
第10話 | 12月 | 4日突入 -ストライク・フォーメーション- | 2.7% | |||||
第11話 | 12月11日 | 人形 -マリオネット- | ノスフェル | 長谷川圭一 | 小中和哉 | 3.1% | ||
第12話 | 12月18日 | 別離 -ロスト・ソウル- |
|
2.8% | ||||
第13話 | 12月25日 | 予知者 -イラストレーター- | ノスフェル | - | 村井さだゆき | 菊地雄一 | 根本実樹 | 2.2% |
第14話 | 2005年 1月 8日 |
悪魔 -メフィスト- | ダークメフィスト | 2.7% | ||||
第15話 | 1月15日 | 悪夢 -ナイトメア- | 荒木憲一 | 北浦嗣巳 | 2.5% | |||
第16話 | 1月22日 | 迷路 -ラビリンス- | 1.7% | |||||
第17話 | 1月29日 | 闇 -ダークネス- | ガルベロス | 長谷川圭一 | 八木毅 | 2.1% | ||
第18話 | 2月 | 5日黙示録 -アポカリプス- |
|
2.4% | ||||
第19話 | 2月12日 | 要撃戦 -クロスフェーズ・トラップ- | ゴルゴレム | - | 赤星政尚 | 菊地雄一 | 阿部雄一 | 2.1% |
第20話 | 2月19日 | 追撃 -クロムチェスターδ- | - | 3.2% | ||||
第21話 | 2月26日 | 受難 -サクリファイス- | - | 村井さだゆき | 根本実樹 | 3.6% | ||
第22話 | 3月 | 5日安息 -キュア- | クトゥーラ | - | 3.3% | |||
第23話 | 3月12日 | 宿命 -サティスファクション- | - | 長谷川圭一 | 北浦嗣巳 | 2.2% | ||
第24話 | 3月19日 | 英雄 -ヒーロー- | ダークメフィスト | 5.4% | ||||
第25話 | 3月26日 | 予兆 -プロフェシー- | グランテラ | - | 2.5% | |||
第26話 | 4月 | 2日憐 -ザ・サード- | - | 太田愛 | 小中和哉 | 3.3% | ||
第27話 | 4月16日 | 祈り -プレーヤー- | - | 3.0% | ||||
第28話 | 4月23日 | 再会 -リユニオン- | - | 3.2% | ||||
第29話 | 4月30日 | 幽声 -コーリング- | バンピーラ | - | 村井さだゆき | 菊地雄一 | 根本実樹 | 4.4% |
第30話 | 5月 | 7日監視者 -ウォッチャー- | リザリアス | - | 太田愛 | 八木毅 | 3.5% | |
第31話 | 5月14日 | 鳥 -バード- | リザリアスグローラー | - | 3.6% | |||
第32話 | 5月21日 | 影 -アンノウンハンド- | - | 長谷川圭一 | 菊地雄一 | 小原直樹 | 5.9% | |
第33話 | 5月28日 | 忘却 -A.D.2004- |
|
ウルトラマン・ザ・ネクスト (回想) |
村井さだゆき | 北浦嗣巳 | 2.6% | |
第34話 | 6月 | 4日封鎖 -A.D.2009- | ダークザギ(ラストのみ) | 赤星政尚 | 2.8% | |||
第35話 | 6月11日 | 反乱 -リボルト- |
|
ダークザギ | 太田愛 | 阿部雄一 | 4.4% | |
第36話 | 6月18日 | 決戦 -フェアウェル- | イズマエル | - | 3.5% | |||
最終話 | 6月25日 | 絆 -ネクサス- | ペドレオン(フリーゲン)(二体目) |
|
長谷川圭一 | 6.9% | ||
EX (第31.5話) |
未放映 | 詩織 -ロストメモリーズ- |
|
- | 赤星政尚 | 北浦嗣巳 | — |
主題歌CDとサウンドトラック・アルバムが異なるレコード会社から発売されたため、主題歌はサウンドトラック・アルバムに未収録。また、主題歌を全曲収録したCDは『ウルトラマンシリーズ放送開始50年 ウルトラマン主題歌大全集 1966-2016』(2016年3月2日発売、日本コロムビア)が初となる。テレビサイズは2016年現在「赤く熱い鼓動」のみがCD化されている[注 24][注 25]。
括弧内は使用された回。
GIZA studioより発売。
コロムビアミュージックエンタテインメントより発売。
ウルトラシリーズ初担当となった川井憲次の作曲による。スピード感溢れるアクションサウンドや、暗く重厚でシリアスな楽曲は、それまでのウルトラサウンドには無かった方向性を打ち出した。
サウンドトラック盤は「VOL.1」と「VOL.2」の2枚が発売された。平成ウルトラシリーズ(テレビ)のサウンドトラックでは珍しく、全楽曲を1トラックに1曲ずつ収録する構成をとっている。いずれも川井のインタビュー映像などを収録したDVDも同梱されている。
『てれびくん』2004年12月号 - 2005年8月号連載。全10話の予定であったが番組の放送短縮の関係で9話に短縮されている。作画は椎名高志。各話のページ数は11で、最終話のみ13ページ。
長らく単行本化がされず『絶対可憐チルドレン<解禁>ガイドブック+椎名高志ワークス』に第5話が再録されるにとどまっていたが、2015年5月に描き下ろしの最終回を追加し、一部スタッフ・キャストインタビューと、『ウルトラマンネクサス』番組企画書、ある人物が光を受け継いだという設定のおまけ四コママンガなどを付録した単行本が発売された[81]。
椎名は本作品の表現についてテレビに近い姿を再現するため「立体造形物」であることを強調しており、一般の漫画では省略される影の表現を用いて巨大感を出すことなどを意識している[82]。一方でウルトラマンのかけ声については文字で表現することが難しいため省略している[82]。また、作風やスタッフの意思を尊重して、例えば「掃討せよ」のような難しい言葉を「やっつけろ」という平易な言葉に置き換えるような「子供向けの手加減」はしなかったという[83]。
「月刊11ページ連載で120分のストーリーを描かなければならない」という都合上、キャラクター、エピソード、設定の多くがカットされている。その中の一部の設定、セリフは描き下ろし最終回で回収したものの、椎名自身、「毎月『普通の漫画の演出で描きたい』と思っていた」「単行本化の際には短編エピソードを描き下ろすことを考えていた(実現はしなかったがアイデアはある)」「20巻前後で全ストーリーを網羅した完全版を描きたい」と語っている[83]。
椎名の次回作にあたる『絶対可憐チルドレン』初期には、登場するガソリンスタンド名が「NEXUS」だったり、壮行会に参加した人物が漫画版の登場人物と同じ外見で描かれていたりする。
2013年02月、ULTRA-ACTシリーズ(バンダイ)でジュネッスが発売され、7月にはジュネッスブルーが発売された。また、2013年12月にはダークザギ、2014年にはウルトラマンノアが魂ウェブ商店限定で発送された。
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