Loading AI tools
ドミニカ共和国の野球選手 (1994 - ) ウィキペディアから
ルイス・セベリーノ(Luis Severino, 1994年2月20日 - )は、ドミニカ共和国アト・マジョール州出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのニューヨーク・メッツ所属。愛称はセビー[1]。
ニューヨーク・メッツ #40 | |
---|---|
ニューヨーク・メッツ時代 (2024年5月25日) | |
基本情報 | |
国籍 | ドミニカ共和国 |
出身地 | アト・マジョール州 |
生年月日 | 1994年2月20日(30歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 215 lb =約97.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2012年 アマチュアFA |
初出場 | 2015年8月5日 |
年俸 | $13,000,000(2024年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
2012年にアマチュア・フリーエージェントでニューヨーク・ヤンキースと契約してプロ入り。[2]。契約時、ストレートは最速91mph(146km/h)を計測した[3]。その年、ルーキー級ドミニカン・サマーリーグのヤンキース1でプロデビューを果たした。14試合に登板し、4勝2敗、防御率1.68、45奪三振を記録した。
2013年はルーキー級ヤンキース1でプレーし、A級チャールストン・リバードッグスに昇格し、10試合に登板し、4勝2敗、防御率2.45、44奪三振を記録[4]。ストレートは最速97マイル毎時 (156 km/h)を記録した[3]。
2014年は「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングで球団内1位の評価を受けた[4]。開幕時、A級チャールストンでプレーし、A+級タンパ・ヤンキースに昇格、7月にオールスター・フューチャーズゲームに世界選抜として出場[5]。オールスター明けにはAA級トレントン・サンダーへ昇格[2]。このシーズン3チームで24試合に登板し、6勝5敗、防御率2.46、127奪三振を記録[6]。
2015年の開幕前には「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングで球団内1位、マイナー全体でも23位の高評価を受けた。AA級トレントンで8試合に登板し、2勝2敗、防御率3.32、48奪三振を記録。AAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに昇格、11試合に登板し、7勝0敗、防御率1.91、50奪三振を記録[7]。7月終わり、マイケル・ピネダの負傷に伴い[8]、メジャー昇格が決まる[9]。8月5日、ボストン・レッドソックス戦でメジャーデビューを果たし、5回2失点で敗戦投手となった。しかし、以後は安定した投球を披露し、先発ローテーションの一角として投げ続けた。レギュラーシーズンでの成績は防御率2.89、5勝3敗だった。
2016年9月26日のトロント・ブルージェイズ戦で警告試合となった後でジャスティン・スモークに死球を行い、両チーム入り乱れる乱闘を起こし、退場処分を受けた[10]。最終的に先発とリリーフを投げ分け、それぞれ11試合ずつで投げた。22試合の防御率5.83、3勝8敗と負け越した。
2017年開幕前の2月8日に指名投手枠で第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のドミニカ共和国代表に選出された[11]。シーズンでは9月4日のオリオールズ戦で通算200奪三振を達成した[12]。初めてシーズン通して先発として投げ規定投球回をクリアし、さらにチームトップタイの14勝、防御率2.98、奪三振230を記録した。
2018年3月17日の開幕戦であるトロント・ブルージェイズとの試合で自身初の開幕投手に指名された[13]。5.2回を投げ、1安打を許すが7奪三振を残し開幕戦を勝利で飾る[14]。2018年5月2日のアストロズ戦で自身初のメジャーでの完封を記録し、10三振も奪い4-0で勝利した[15]。4月16日から6月4日にかけて68回を投げ、7勝0敗、防御率1.85、45安打(4本塁打)、82奪三振、14与四球、被打率.185で1自責点内に抑えた試合が6試合もあり少なくとも6回まで10連続でクオリティ・スタートを達成する。6月16日にタンパベイ・レイズ戦で8回を投げ、3安打、2四球で9奪三振を残し、10勝目を挙げた。2017年のオールスター休暇前の勝利数の2倍で、これは2014年の田中将大以来だった。7月1日のレッドソックス戦で2011年のC.C.サバシア以来となる6.2回を投げオールスター休暇前に13勝目をあげた。オールスターに選出され、2度目の選出となった[16]。シーズンの半分で20先発で128.1回を投げ、WHIP1.01、被打率.209、32与四球、144奪三振、14勝2敗だった。オールスター休暇前に14勝を記録したのは、1934年のレフティ・ゴメス、1961年のホワイティー・フォード、1969年のメル・ストットルマイヤー以来4人目だった。しかし後半戦は、速球の切れ味とチェンジアップの制球がイマイチであった為、調子を落とした[17]。それでも通年では32試合に先発登板し、防御率3.39(リーグ9位)、19勝(同3位)8敗、220奪三振(同8位)という成績を残し、シーズンオフのサイ・ヤング賞投票では1ポイントだけ獲得した[18]。また、同年は平均球速97.6mph(158km/h)を記録し、規定投球回に到達したメジャーリーグの先発投手で最速だった[17]。2018年のアメリカンリーグワイルドカードゲームに先発し、4回無失点に抑えた[19]。ボストン・レッドソックスとのディビジョンシリーズ第3戦にも先発したが、3回6失点で敗れた。
2019年2月15日に球団オプション付きで4年総額4000万ドルの契約を結んだ。しかし3月に右肩を故障すると治療が長引き、8月にようやく投球練習を解禁した[20]。9月17日のロサンゼルス・エンゼルス戦でメジャー復帰を果たし、3試合に登板した。
2020年はシーズン開幕前の2月25日に右肘のトミー・ジョン手術を受ける事を発表した[21]。手術の影響で同年は全休した。
2021年2月22日にトミー・ジョン手術からの回復を続けていたため60日間の故障者リストに入った。
2023年12月1日にニューヨーク・メッツと1300万ドルの1年契約を結んだ[23]。
最速101.3mph[24](約163km/h)、平均約97mphのフォーシームと、平均80mph台後半のスライダー、チェンジアップを投じる。
年 度 | 球 団 | 登 板 | 先 発 | 完 投 | 完 封 | 無 四 球 | 勝 利 | 敗 戦 | セ 丨 ブ | ホ 丨 ル ド | 勝 率 | 打 者 | 投 球 回 | 被 安 打 | 被 本 塁 打 | 与 四 球 | 敬 遠 | 与 死 球 | 奪 三 振 | 暴 投 | ボ 丨 ク | 失 点 | 自 責 点 | 防 御 率 | W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | NYY | 11 | 11 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 | 0 | 0 | .625 | 255 | 62.1 | 53 | 9 | 22 | 0 | 2 | 59 | 2 | 1 | 21 | 20 | 2.89 | 1.20 |
2016 | 22 | 11 | 0 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 | 1 | .273 | 312 | 71.0 | 78 | 11 | 25 | 1 | 3 | 66 | 3 | 0 | 48 | 46 | 5.83 | 1.45 | |
2017 | 31 | 31 | 0 | 0 | 0 | 14 | 6 | 0 | 0 | .700 | 783 | 193.1 | 150 | 21 | 51 | 0 | 6 | 230 | 6 | 0 | 73 | 64 | 2.98 | 1.04 | |
2018 | 32 | 32 | 1 | 1 | 0 | 19 | 8 | 0 | 0 | .704 | 780 | 191.1 | 173 | 19 | 46 | 0 | 5 | 220 | 8 | 0 | 76 | 72 | 3.39 | 1.14 | |
2019 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 48 | 12.0 | 6 | 0 | 6 | 0 | 1 | 17 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1.50 | 1.00 | |
2021 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 22 | 6.0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 1 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 0.50 | |
2022 | 19 | 19 | 0 | 0 | 0 | 7 | 3 | 0 | 0 | .700 | 405 | 102.0 | 72 | 14 | 30 | 0 | 4 | 112 | 1 | 0 | 37 | 36 | 3.18 | 1.00 | |
2023 | 19 | 18 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 | 0 | .333 | 417 | 89.1 | 113 | 23 | 34 | 1 | 5 | 79 | 1 | 3 | 73 | 66 | 6.65 | 1.65 | |
MLB:8年 | 141 | 125 | 1 | 1 | 0 | 54 | 37 | 0 | 2 | .593 | 3022 | 727.1 | 647 | 97 | 215 | 2 | 27 | 788 | 21 | 4 | 330 | 306 | 3.79 | 1.19 |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.