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日本のサッカー選手 ウィキペディアから
植田 直通(うえだ なおみち、1994年10月24日 - )は、熊本県宇土市出身のプロサッカー選手。Jリーグ・鹿島アントラーズ所属。ポジションはディフェンダー(センターバック)。元日本代表。
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名前 | ||||||
愛称 | ナオ | |||||
カタカナ | ウエダ ナオミチ | |||||
ラテン文字 | UEDA Naomichi | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1994年10月24日(29歳) | |||||
出身地 | 熊本県宇土市 | |||||
身長 | 186cm[1] | |||||
体重 | 79kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | 鹿島アントラーズ | |||||
ポジション | DF(CB) | |||||
背番号 | 55 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
緑川少年スポーツクラブ | ||||||
宇土市立住吉中学校 | ||||||
2010-2012 | 大津高校 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2013-2018 | 鹿島アントラーズ | 96 | (4) | |||
2014-2015 | → JリーグU-22選抜 | 4 | (0) | |||
2018-2021 | サークル・ブルッヘ | 48 | (0) | |||
2021 | → ニーム・オリンピック(loan) | 9 | (0) | |||
2021-2022 | ニーム・オリンピック | 29 | (0) | |||
2023- | 鹿島アントラーズ | 34 | (2) | |||
通算 | 220 | (6) | ||||
代表歴2 | ||||||
2011 | 日本U-17 | 5 | (1) | |||
2016 | 日本U-23 | 3 | (0) | |||
2017-2022 | 日本 | 16 | (1) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月10日現在。 2. 2022年3月29日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
小学生時代からテコンドーを始める。小学3年生の時には、小学生部門全国第3位になった他、中学時代には日本一、さらに、世界大会にも出場したという。小学3年生の頃に友達に誘われて緑川少年スポーツクラブでサッカーを始めると、徐々にサッカーに熱中するようになる[2]。
宇土市立住吉中学校ではサッカー部に所属。中学卒業後は「どうせやるなら、全国やプロを目指せる環境で挑戦したかった」という思いで、地元の強豪校である大津高校に入学。サッカー部に入部して間もなく監督の平岡和徳から「日本で極めてまれな素材」とその才を見出され、1年生の頃からスタメンに抜擢される[3][4]。3年次には主将に就任。同年は天皇杯の熊本県予選であるNHK杯熊本県サッカー選手権大会を制し、第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会に出場[5] したが、当時JFL在籍のV・ファーレン長崎に敗れ1回戦敗退した。毛利栄佑とのセンターバックコンビで第91回全国高等学校サッカー選手権大会にも出場したが、一回戦で旭川実業高等学校に敗れた[6]。
大津高校卒業後に浦和レッズ、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、FC東京、名古屋グランパス等のクラブから獲得オファーを受けた。最終的に「雰囲気がファミリーに近い。」ということで[7] 同じ大津高校の豊川雄太とともに2013年、鹿島アントラーズに入団する[8][9]。入団会見では自身をワニに喩え、ワニが獲物を水中に引きずりこんで仕留めるように得意な部分に持っていって相手を仕留めたい、と語った[10]。2013年3月23日、ナビスコカップ第2節・FC東京戦でプロ初出場を果した。
2014年3月1日、J1第1節ヴァンフォーレ甲府戦でJリーグ初出場を果たす。
2015年4月16日、J1 1stステージ第6節柏レイソル戦でプロ初得点を挙げた。シーズン終了後はサガン鳥栖やヴィッセル神戸からオファーを受けたが、断って鹿島に残留する事を決めている[11][12]。
2016年はファン・ソッコとレギュラー争いをして、センターバックのポジションを争った。FIFAクラブワールドカップ2016では、昌子源とディフェンスラインを組み、堅い守備で決勝進出に貢献した。決勝のレアル・マドリード戦ではクリスティアーノ・ロナウドらとマッチアップをするも4失点を喫する。敗戦はしたものの、その守備力は海外メディアからも評価された[13][14]。
2017年9月23日、第23節のガンバ大阪戦では終了間際にCKから得点を決めて5連勝に貢献した。
2018年7月12日、ベルギー1部リーグのサークル・ブルッヘへの移籍合意が発表された[15]。8月12日、第3節のスタンダール・リエージュ戦でスタメンデビューを飾った[16]。4月6日、プレーオフ2・第3節のロイヤル・エクセル・ムスクロン戦で移籍後初得点を決めた[17]。
2021年1月18日、リーグ・アンのニーム・オリンピックへのシーズン終了までのレンタル移籍が発表された[18]。ニームはリーグ・ドゥに降格したものの、5月28日に完全移籍への移行が発表された[19]。
2022-23シーズンは開幕からニームで1試合の出場に留まり、2022年11月30日に古巣の鹿島アントラーズへ完全移籍で復帰することが発表された[20]。シーズン通して全34試合に出場し、2ゴールを記録。守備の要として活躍した。
2014年12月28日、怪我により出場辞退した内田篤人に代わり、2015年1月にオーストラリアで行われるAFCアジアカップ2015の日本代表メンバーに初選出された[21]。しかし、大会を通して試合に出場する事はなく、チームも準々決勝で敗れた。
2016年、AFC U-23選手権2016のメンバーに選出され、グループリーグ第1戦のU-23北朝鮮代表戦では決勝ゴールをあげた。7月1日、リオデジャネイロオリンピックの18人のメンバーに選出され、3試合全てフル出場するも、チームはグループリーグ敗退となった。
2017年12月12日、EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ2017の中国戦で代表デビューを果たした[22]。2018年6月、2018 FIFAワールドカップのメンバーに選出され、初のW杯メンバー入りを果たすも出場は無かった。元日本代表DF槙野智章、元日本代表FW本田圭佑らの経験豊富なベテランメンバーと日本代表チームを盛り立てた。
2020年10月13日、オランダ・ユトレヒトで行われた国際親善試合のコートジボワール戦で、後半88分に室屋成と交代し3バックに変更。日本代表が最後の攻勢をかけると、アディショナルタイム1分にセットプレーから鹿島アントラーズ時代の元チームメイトである柴崎岳のクロスボールにヘディングで合わせ代表初得点を記録。
186cmの長身と抜群の身体能力を誇るセンターバック。フィジカルと対人戦、空中戦の強さに自信を持ち、「フィジカルなら海外の選手にも負ける気はしない」と自負している[23]。豊川雄太は高校時代の植田について「こいつ(植田)が守備で負けたのを見たことがない。大学生でもプロでも吹っ飛ばしていた」と語る[7]。また、50mを6.1秒で走る俊足も兼ね備えており、強さや高さだけでなく、速さも持ち合わせている[24][25][26]。筋肉量や体脂肪率、LMI(筋肉指数)など全6項目で計る「体組成テスト」の数値ではU-22日本代表でトップである[27]。
ユース経歴
プロ経歴
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2012 | 熊本大津高 | 5 | - | - | - | 1 | 0 | 1 | 0 | ||
2013 | 鹿島 | 23 | J1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 |
2014 | 20 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 24 | 0 | |||
2015 | 12 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 14 | 1 | |||
2016 | 21 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 27 | 0 | |||
2017 | 5 | 29 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | 31 | 3 | ||
2018 | 14 | 0 | - | 0 | 0 | 14 | 0 | ||||
ベルギー | リーグ戦 | リーグ杯 | ベルギー杯 | 期間通算 | |||||||
2018-19 | サークル・ブルッヘ | 24 | ジュピラー | 21 | 0 | - | 1 | 0 | 22 | 0 | |
2019-20 | 5 | 19 | 0 | - | 1 | 0 | 20 | 0 | |||
2020-21 | 8 | 0 | - | - | 8 | 0 | |||||
フランス | リーグ戦 | F・リーグ杯 | フランス杯 | 期間通算 | |||||||
2020-21 | ニーム | 27 | リーグ・アン | 9 | 0 | - | 1 | 0 | 10 | 0 | |
2021-22 | 5 | リーグ・ドゥ | 28 | 0 | - | 3 | 0 | 31 | 0 | ||
2022-23 | 1 | 0 | - | 0 | 0 | 1 | 0 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2023 | 鹿島 | 55 | J1 | 34 | 2 | 6 | 0 | 1 | 0 | 41 | 2 |
通算 | 日本 | J1 | 130 | 6 | 13 | 0 | 11 | 0 | 154 | 6 | |
日本 | 他 | - | - | 1 | 0 | 1 | 0 | ||||
ベルギー | ジュピラー | 48 | 0 | - | 2 | 0 | 50 | 0 | |||
フランス | リーグ・アン | 9 | 0 | - | 1 | 0 | 10 | 0 | |||
フランス | リーグ・ドゥ | 29 | 0 | - | 3 | 0 | 32 | 0 | |||
総通算 | 216 | 6 | 13 | 0 | 18 | 0 | 247 | 6 |
その他の公式戦
No. | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 |
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1. | 2017年12月12日 | 調布 | 味の素スタジアム | 中国 | ○2-1 | ヴァイッド・ハリルホジッチ | EAFF E-1サッカー選手権2017 |
2. | 2017年12月16日 | 韓国 | ●1-4 | ||||
3. | 2018年3月27日 | リエージュ | スタッド・モーリス・デュフラン | ウクライナ | ●1-2 | キリンチャレンジカップ2018 | |
4. | 2018年6月12日 | インスブルック | ティヴォリ・シュターディオン | パラグアイ | ○4-2 | 西野朗 | 国際親善試合 |
5. | 2019年6月17日 | サンパウロ | エスタジオ・ド・モルンビー | チリ | ●0-4 | 森保一 | コパ・アメリカ2019 |
6. | 2019年6月20日 | ポルト・アレグレ | アレーナ・ド・グレミオ | ウルグアイ | △2-2 | ||
7. | 2019年6月24日 | ベロオリゾンテ | エスタジオ・ミネイロン | エクアドル | △1-1 | ||
8. | 2019年9月5日 | 鹿嶋 | 茨城県立カシマサッカースタジアム | パラグアイ | ○2-0 | キリンチャレンジカップ2019 | |
9. | 2019年10月15日 | ドゥシャンベ | ドゥシャンベ・セントラル・スタジアム | タジキスタン | ○3-0 | 2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選兼 AFCアジアカップ2023予選 | |
10. | 2019年11月14日 | ビシュケク | ドレン・オムルザコフ・スタジアム | キルギス | ○2-0 | ||
11. | 2019年11月19日 | 吹田 | パナソニックスタジアム吹田 | ベネズエラ | ●1-4 | キリンチャレンジカップ2019 | |
12. | 2020年10月13日 | ユトレヒト | スタディオン・ハルヘンワールト | コートジボワール | ○1-0 | 国際親善試合 | |
13. | 2020年11月13日 | グラーツ | メルクール・アレーナ | パナマ | ○1-0 | ||
14. | 2021年5月28日 | 千葉県 | フクダ電子アリーナ | ミャンマー | ○10-0 | ワールドカップ予選 | |
15. | 2021年6月11日 | 兵庫県 | 御崎公園球技場 | セルビア | ○1-0 | キリンチャレンジカップ | |
16. | 2021年9月2日 | 大阪府 | 市立吹田サッカースタジアム | オマーン | ●0-1 | ワールドカップ予選 |
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