武蔵浦和駅
埼玉県さいたま市南区別所にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
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武蔵浦和駅(むさしうらわえき)は、埼玉県さいたま市南区別所七丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
武蔵浦和駅 | |
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東口(2023年1月) | |
むさしうらわ Musashi-Urawa | |
所在地 | さいたま市南区別所七丁目12-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | ムラ |
駅構造 | 高架駅[1] |
ホーム |
|
乗車人員 -統計年度- |
48,677人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1985年(昭和60年)9月30日 |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 |
■埼京線 (線路名称上は東北本線の支線) |
駅番号 | JA21 |
キロ程 |
10.6 km(赤羽起点) 大崎から29.5 km |
所属路線 | ■武蔵野線 |
駅番号 | JM26 |
キロ程 |
58.6 km(鶴見起点) 府中本町から29.8 km |
所属路線 | 武蔵野線貨物支線(西浦和支線) |
キロ程 | 0.0 km(武蔵浦和起点) |
備考 | |
当駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線(支線)と武蔵野線であり、東北本線を当駅の所属線としている[2]。東北本線については、運転系統としては埼京線の電車が乗り入れており、旅客案内では「東北(本)線」の名称は用いられない。駅番号は埼京線がJA 21、武蔵野線がJM 26。
この他、当駅の武蔵野線西浦和方からは東北本線の与野・大宮方面へ通じる武蔵野線支線(西浦和支線)が分岐している[1]。この支線は主に貨物列車が使用するほか、「しもうさ号」などの旅客列車も経由している。下り線(与野方面)は駅のすぐ西側で武蔵野線から分岐しているが、上り線は西500メートルほどの地点で合流している[3]。これらの分岐・合流地点は、当駅が開業する以前は近隣の「田島」の地名[注釈 1]から田島信号場とされていた[1]。
武蔵野線は相対式ホーム2面2線(1・2番線)、埼京線は島式ホーム2面4線(3 - 6番線)を有する高架駅である[1]。埼京線の通勤快速は、当駅で上下線ともほとんどの列車が緩急接続を行う。
埼京線が武蔵野線をオーバークロスしているが、武蔵野線支線への分岐のためそれぞれのホームは両線の交点から少しずれた位置にある[1]。1番線ホームへは階段を使い武蔵野線の線路の下をくぐって至る格好となるため、乗り換えは長い距離を歩く[1]。4・5番線は各駅停車が通勤快速の待ち合わせを行うほか、当駅折り返しの新宿・大崎・新木場・相鉄線直通海老名方面の列車が使用する。武蔵野線と埼京線との連絡通路には、埼京線の始発電車の時間が書かれているポスターがある。
改札口は一カ所のみである。指定席券売機・自動券売機・みどりの窓口が埼京線ホーム下の改札口右手に設置されている。
直営駅であり、当駅と戸田公園駅、北朝霞駅を融合した浦和西営業統括センターの所在駅である。浦和西営業統括センターとして埼京線戸田公園駅 - 北与野駅間、武蔵野線西浦和駅、北朝霞駅を管理し、大宮支線の別所信号場のポイント操作を行う。
埼京線ホームは外側の3番線と6番線を本線としており、当駅で通勤快速の待ち合わせを行う各駅停車や当駅折り返しの列車は、待避線である4番線と5番線を使用する。
(出典:JR東日本:駅構内図)
1985年9月30日開業の埼京線の各駅(北赤羽駅 - 北与野駅間)には、駅ごとに異なる色が配されている。当駅のカラーは桜色(■)である。その後、武蔵野線の駅カラー導入時にも当駅は埼京線のホームと同じ色になっている。
以前は全番線ともテイチク制作の発車メロディを使用しており、埼京線ホームの3・4番線と5・6番線はそれぞれメロディが統一されていたが、2019年8月8日に、待避線である4・5番線のメロディがスイッチ制作のものに変更された。
1 | メロディー |
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2 | スプリングボックス |
3 | 新たな季節 |
4 | 恋の通勤列車 |
5 | ジュピター G |
6 | コーラルリーフ |
バリアフリー設備は、埼京線ホーム(3・4番線、5・6番線)へは上り・下りエスカレーターとエレベーターが各1基設置されている。このうちエスカレーターは、平日朝ラッシュ時には2台とも上り専用となる。武蔵野線ホームの2番線(府中本町方面)へは階段を使わずに移動できる。1番線(西船橋方面)側にはエスカレーターが設置されているが、エスカレーター設置以前は階段昇降機(リフト)が設置されていた。また、1番線と2番線とはエレベーター2基と通路で結ばれている(2014年3月17日に供用開始)。
トイレは、改札内に1箇所設置されている。多機能トイレも設置されている。
改札内を通過する乗り換え客が一日約15万人に上ることから(下記)、2014年12月11日に店舗22店で構成される駅ナカビーンズキッチンを開業した[報道 2]。運営はジェイアール東日本都市開発が行っている。また、老舗書店として知られる須原屋が初めて駅ナカに店舗を展開した。その他のテナントの詳細は公式サイト「フロアガイド」を参照
2023年度(令和5年)度の1日平均乗車人員は48,677人で、JR東日本管内では市ケ谷駅に次いで第89位である。
また、2010年度(平成22年度)の埼京線 - 武蔵野線間の1日平均乗換人員は91,971人である[8]。なお、統計には含まれていない乗り換え客も含めた場合は1日約15万人となっている[9]。
埼京線の赤羽駅 - 大宮駅間で通勤快速が停車する唯一の駅であることもあり、都心への距離やアクセス時間が短い駅として利便性が高い。再開発によってタワーマンションが次々と建設されていることから、利用者数は増加傾向にある。埼京線内(大崎駅 - 大宮駅間)では20駅中第8位、武蔵野線内では26駅中南浦和駅に次いで第5位である。
開業以降の年度別の1日平均乗車人員は下表の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1985年(昭和60年) | [備考 1]7,446 | |
1986年(昭和61年) | 11,269 | |
1987年(昭和62年) | 14,913 | |
1988年(昭和63年) | 18,174 | |
1989年(平成元年) | 20,269 | |
1990年(平成 | 2年)22,294 | |
1991年(平成 | 3年)23,950 | |
1992年(平成 | 4年)25,515 | |
1993年(平成 | 5年)26,392 | |
1994年(平成 | 6年)27,194 | |
1995年(平成 | 7年)28,018 | |
1996年(平成 | 8年)29,187 | |
1997年(平成 | 9年)29,482 | |
1998年(平成10年) | 31,017 | |
1999年(平成11年) | 31,510 | [* 1] |
2000年(平成12年) | [JR 1]32,280 | [* 2] |
2001年(平成13年) | [JR 2]34,307 | [* 3] |
2002年(平成14年) | [JR 3]36,431 | [* 4] |
2003年(平成15年) | [JR 4]37,994 | [* 5] |
2004年(平成16年) | [JR 5]38,958 | [* 6] |
2005年(平成17年) | [JR 6]39,847 | [* 7] |
2006年(平成18年) | [JR 7]41,318 | [* 8] |
2007年(平成19年) | [JR 8]42,919 | [* 9] |
2008年(平成20年) | [JR 9]44,115 | [* 10] |
2009年(平成21年) | [JR 10]45,327 | [* 11] |
2010年(平成22年) | [JR 11]45,978 | [* 12] |
2011年(平成23年) | [JR 12]46,290 | [* 13] |
2012年(平成24年) | [JR 13]47,236 | [* 14] |
2013年(平成25年) | [JR 14]48,610 | [* 15] |
2014年(平成26年) | [JR 15]48,588 | [* 16] |
2015年(平成27年) | [JR 16]50,407 | [* 17] |
2016年(平成28年) | [JR 17]51,849 | [* 18] |
2017年(平成29年) | [JR 18]53,533 | [* 19] |
2018年(平成30年) | [JR 19]53,963 | [* 20] |
2019年(令和元年) | [JR 20]53,992 | [* 21] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]41,451 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]43,359 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]46,593 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 24]48,677 |
当駅周辺は、さいたま市の副都心と位置付けられており、約52haが9つの街区に分けられ、複数の大規模再開発プロジェクトが進行中または完成している。駅前には南区役所の入る複合施設サウスピアがあり、超高層のタワーマンションが8棟竣工、または建設中である。ホテル・オフィス・商業施設などの建設も検討されている。
当駅に発着する路線バスは、国際興業バスにより運行されている(羽田空港への共同運行路線を除く)。東西の駅ロータリーおよび駅高架下の「田島通り」に、複数のバス乗り場が設置されている。
国道17号方面から来たバスは、直接田島通り乗り場へ向かうのではなく、いったん東口ロータリー乗り場を経由してから田島通り乗り場へ向かう。ただし、例外として南浦08系統はロータリーに入らず、直接田島通り乗り場へ向かう。
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