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ご存知遠山の金さん
日本の時代劇 ウィキペディアから
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『ご存知遠山の金さん』(ごぞんじとおやまのきんさん)はNETで1973年10月7日から1974年9月22日にかけて日曜20時枠で放送された市川段四郎主演による連続テレビ時代劇。全51話。
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概要
原作は陣出達朗。前週まで放映された『遠山の金さん捕物帳』の後番組で新シリーズ。「舞台に専念したい」との理由[1]で金さん役を降板した中村梅之助の後を受け、歌舞伎役者で当時27歳[2]の市川段四郎が江戸北町奉行・遠山金四郎に扮した。NETと東映京都制作による『遠山の金さん』シリーズの第2作目にあたる。
主人公の金さんを除いて設定・登場人物が一新された一方で、タイトルバックの映像およびOP・EDの主題歌については、前番組と全く同じものが使用されるなど、前番組からの連綿性が意識されている。 抜け忍で「からす小僧」を名乗る義賊だったが第1話で金さんに助けられて改心し、以後は密偵役となって金さんに協力する弥太郎を歌舞伎役者・市川銀之助が演じた。
なお、時代劇専門チャンネルにて初放送された際、一部の回に次回予告がついていなかった。また、その次回予告も、第34話の予告篇(第33話本編終了後)から使われる曲が異なっていた[3]。一部の回の予告ではメインゲストを紹介することもあった。更にその第34話以降はこれまでと違い、いきなりOP映像ではなく、アバンタイトル[4]からOP映像という流れを辿った[5][6]。
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キャスト
- 江戸北町奉行。なめくじ長屋をねぐらにし、「樽平」に入り浸っている。第18話で古い友人に正体を悟られまいと、珍しく白洲で桜吹雪を見せなかった。その第18話よりおよそ5年前に奉行に着任した[7]と同話内で述べている。第21話では部下の浅見共々偽物が現れた。第24話では珍しくお白州が開かれず、浅見ら与力3人と共に亀川藩の江戸藩邸に乗り込み、江戸家老の岩田主膳らの悪事を糺すと同時に、遠山自ら金さんの正体を明かした。また、第42話では白洲では無い場所で遠山として悪人と対峙し、桜吹雪もその状態で見せるという珍しい演出が見られた。また、その第42話での様子から、「遠山 = 金さん」であることは、奉行所内では公然の秘密になっているものと考えて差し支えない。しかし結局、前作とは異なり正体を明かすことはしなかった。
- 弥太郎:市川銀之助
- 金さんの密偵。元義賊の「からす小僧」。前作の虎吉にあたる人物。第1話で金さんらのなめくじ長屋に引っ越してきた。同話で遠山から白洲での裁きの後、住まいを変えてほしいと懇願されたが、そのまま居座って夜泣き蕎麦屋をやりながら密偵に。浅見とともに金さんの正体を知る数少ない人物。第18話でお町と同業の瓦版屋に転業した。身軽なのは軽業師の出だからであることが何度か言及されている。第45話を最後に画面から退場したが、劇中での説明は特に無かった。
- 樽平:桂小金治(第1話 - 第33話、第36話)
- 居酒屋「樽平」の主人。最初、金さんを板前にしたがっていた。 特に後半期(第34話以降)は出演しない回が多く、第36話が最後の出演となった。
- お照:田坂都
- 樽平の娘。典型的な跳ねっ返りだが、美人比べにエントリーされたことがある。金さんに惚れている様子でもあるが、他の男にももてないわけではない。
- 昇竜の半五郎:工藤堅太郎
- 甲州の出であるチンピラ。背中に昇り竜の入れ墨をしている。金さんから「兄貴」「兄ぃ」などと呼ばれる。子供に好かれやすい。蜘蛛が苦手。「樽平」の常連で、なめくじ長屋に住んでおり、事件のきっかけになることも多い。小さい頃に母親と生き別れた経験を持つ。第36話でその母親が見つかりそうになるが・・・。髪型は当初、月代の町人髷だったが、途中からムシリの町人髷に変更されている。
- 三味線堀の伝助:谷村昌彦
- 岡っ引。大いに驚くとしゃっくりが出るため、初期は「しゃっくりの親分」と呼ばれることもあったが、そう呼ばれると怒る(話数の経過と共にしゃっくりの設定は消滅)。前作の文三同様に威張ってはいるが、文三ほどは金さんを殊更に目の敵にはしない(が、弥太郎と共に目はつけている模様)。岡っ引きとしては無能な部類。第31話以前の時点では2回の結婚経験があった。
- 忠太:井上茂
- 伝助の子分。素っ頓狂な見た目よりはまともなことを言う。調子が良く余計なことを言うので伝助に叱られることもある。「ネズミの忠太」と伝助から呼ばれることがある。下っ引き仲間もいるが、そのうちの一人を第41話で殺害されている。
- お町:高梨わか子※第5話より高梨わかこ(第1話 - 第33話)
- 瓦版屋。元は孤児。瓦版屋の仕事と正義感との板挟みに悩んだこともある(第15話)。第33話を最後に姿を消すが、劇中での説明は特に無かった。
- 鶴吉:古川ロック
- なめくじ長屋住まいの駕籠かきでやや小太り。相棒の亀三とともに「樽平」の常連。次作『ご存じ金さん捕物帳』第20話にも顔を見せている。
- 亀三:多賀勝
- 鶴吉とコンビを組む駕籠かきで同じくなめくじ長屋住まい。こちらはひょろっとしている。彼も又、亀三とともに次作『ご存じ金さん捕物帳』第20話に登場した。
- 浅見重三郎:楠年明
- 前作の内藤や高崎と同じ役回りを務める北町奉行所与力(ただし、筆頭与力ではない)であり、金さんの正体を知っている人物。悪人捕縛の際に捕り方の先頭にいる人物。少なくとも第17話より5年前には北町奉行所で働いていた[7]ことから、ほぼ同時期に遠山と知り合っている可能性がある。彼もまた遠山を「殿」と呼ぶ。「樽平」などへの来店はほとんどなく、遠山=金さんと会う時は、番屋か奉行所内が多い。
- 本作にもナレーターがおり、前作と同じ人物だと思われる。ただし、ノンクレジット[8]。
- 三休:佐藤蛾次郎(第19話、第24話)
- 一応は僧侶。しかしながらインチキ坊主とされている。レギュラーではないが2回のメインゲスト歴(第19話、第24話)がある。演じた佐藤蛾次郎は第2話にも登場するが、ここでは別の役を演じている。
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スタッフ
- 原作:陣出達朗(ノンクレジット)
- 特技:宍戸大全
- プロデューサー:宮崎慎一(NET)(第1話 - 第33話)、片岡政義(NET)(第34話 - 第51話)、斎藤侑(東映)(第5話 - 第51話)、宮川輝水(東映)
- 脚本:小川英、四十物光男、遠藤仁、ちゃき克彰、原野立、櫻井康裕、有馬泉、田波靖男、池田一朗、美濃悠二、長野洋、武野勝、中野顕彰、山本英明、今村文人、安藤豊弘
- 音楽:小川寛興
- 演奏:M・C・S
- 脚本協力:ジャック・プロダクション
- 撮影:安達重穂、平山善樹、羽田辰治、木村誠司、脇武夫、森常次、柾木兵一、脇治吉
- 照明:林春海、佐々木政一、岡田 耕二、椹木 儀一、松井薫、岩見秀夫、藤井光春
- 録音:諸熊秀喜、矢部吉三、墨関治、髙井唯夫、面屋竜憲
- 美術:宇佐美亮、寺島孝男、中島哲二、塚本隆治、鈴木孝俊
- 助監督:上杉尚祺、内沢豊、岡本静夫、曽根勇、太田雅章、西垣吉春、福井司、津島勝、古市真也、矢田清已
- 記録:野崎八重子、石田芳子、藤原凪子、篠敦子、長岡君枝、竹田ひろ子、平井宇津江、牛田二三子
- 整音:浜口十四郎、山根定男、草川石文、加藤正行
- 編集:岩本光司、西村政治
- 衣裳:上野徳三郎、石丸勝也、東京衣裳
- 美粧:堤野正直、井筒俊彦、河田福司、今義已、東和美粧、林三郎
- 結髪:河野節子、水巻春江、浜崎喜美江、東和美粧
- 装置:曽根美装、青木茂雄
- 装飾:山中忠知、仲川信宏、清原和雄、岩崎千寿、竹内敏行、窪田治
- 擬斗:三好郁夫、菅原俊夫、土井淳之祐(東映剣会)※東映剣会の表記は第10話から。
- 計測:津田宗之、佐賀彰、水島淳一、山口鉄雄、宮川俊夫
- 演技事務:川髙敏夫、本多和雄
- 進行主任:喜多外志之、藤野清、杉浦満州男
- 現像:東洋現像所
- 監督:林伸憲、鳥居元宏、荒井岱志、岡本静夫、松尾正武、井沢雅彦、河野寿一、佐々木康
- 制作:NET、東映
主題歌
放映リスト
要約
視点
前作のようなサブタイトルのフォーマットはなくなっている。
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関連項目
脚注
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