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オリンピックのバレーボール競技・メダリスト一覧
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オリンピックのバレーボール競技・メダリスト一覧(オリンピックのバレーボールきょうぎ・メダリストいちらん)は、1964年から行われているオリンピックのバレーボール競技におけるメダリストの一覧である。

概要
要約
視点
バレーボールは、近代オリンピック(夏季オリンピック)において実施されているスポーツ競技で、二種目が実施されている。すなわち6人制インドアで実施されるこれまでのバレーボールに加え、新たに加わったビーチバレーである。6人制バレーボールは、1957年にソフィアで開催された第53次国際オリンピック委員会総会において、1964年東京オリンピックからバレーボール競技が実施されることが決定した[3]。
ソビエト連邦チームは、1964年東京から1980年モスクワ大会まで、5大会連続で男女ともにメダルを獲得し続けた。日本女子は初開催の東京で金メダルを獲得し、その後の2大会で銀メダルに輝いている。1976年モントリオール大会では、新戦法であるトマシュ・ボイトビッチのバックアタックを擁したポーランド男子が唯一の金メダルを奪取した。これに先立ちポーランド女子は、1964年・1968年の二大会で銅メダルを獲得している。1980年モスクワ大会では、開催国であったソビエト連邦が男女ともに金メダルを獲得した。なお同大会において、ブルガリアが男女チーム共に唯一のメダルを獲得している。
アメリカ合衆国主導による1980年モスクワ大会ボイコット[4]への対抗措置として、ソビエト連邦とその一部同盟国は、1984年ロサンゼルス大会を「セキュリティ上に問題あり」としてボイコットに踏み切った[5]。同大会ではアメリカ合衆国代表が男子が金、女子が銀のいずれも初のメダルを獲得している[6][7]。また初参加となった中華人民共和国女子がいきなり金メダルを獲得した[8]。アメリカ合衆国男子代表は、1988年大会で二連覇を遂げ、ペルー女子が史上唯一のメダル(銀メダル)を獲得した。ソビエト連邦チームは男子が銀メダル、女子が金メダルを獲得したがこれが最後のメダルとなった[9]。
1990年から1991年にかけてのソビエト連邦の崩壊に伴い、ソビエト連邦構成国15のうちバルト三国を除く12か国が、EUN代表として1992年のバルセロナオリンピックに加わった[10]。同大会においてEUNは銀メダルを獲得し、キューバが初の金メダルに輝いている。また男子競技においてはブラジルは初制覇を遂げ、オランダが初メダルを手にしている。
1993年9月18日にモンテカルロで開催された第101次IOC総会において、ビーチバレー競技(男女種目)を1996年のアトランタ大会から採用することを投票で決定した[3]。ビーチバレー初開催となったアトランタ大会では、男子がアメリカ合衆国(カーチ・キライ、ケント・ステフェス組)、女子がブラジル(ジャッキー・シルバ、サンドラ・ピレス組)が初代王者となった[11][12]。同大会のインドア競技では、バルセロナの男子大会で初の銀メダルを獲得したオランダが初の金に輝いている。2000年のシドニー大会では、ビーチバレー女子で地元のオーストラリア(ナタリー・クック、ケリー・ポットハースト組)が優勝している。またロシア代表チームがソ連崩壊後の単独チームとして男女ともに銀メダルを獲得した。2004年のアテネ大会では、スペインがビーチバレーで銀メダルを獲得したが、これはバーボール競技・ビーチバレー競技における唯一のメダルとなっている。女子ビーチバレーにおいては、アメリカ合衆国のミスティ・メイ(現姓・メイトレーナ)とケリー・ウォルシュ(同ウォルシュ・ジェニングス)が金メダルを獲得し、以降の大会で三連覇している。2004年のアテネ大会において、男子インドア種目でアメリカ合衆国が三度目の金メダルに輝き、旧ソ連代表の記録に並んだ[13]。ソ連代表はインドア競技で男女合計で12個のメダルを獲得し、ビーチバレー競技ではブラジル代表が獲得している11個のメダルがそれぞれ最高となっている。ただしブラジルチームはインドアでも9個のメダルを獲得しており、インドア・ビーチ合計の獲得メダル数20は他国を圧倒している[14][15]。
多数いるメダリストの中で、4個のメダルを獲得した選手が六人いる。キューバのアナ・フェルナンデスとアメリカ合衆国のケリー・ウォルシュ・ジェニングスはそれぞれ金3個と銅1個[nb 1]、ソ連のインナ・リスカルとブラジルのセルジオ・ドゥトラ・サントスはそれぞれ金2個と銀2個、ロシアのセルゲイ・テチューヒンが金1個・銀1個と銅2個、そしてイタリアのサムエル・パピが銀2個と銅2個である。また8人の選手が3個の金メダルを獲得している。アナ・フェルナンデスを含む5人が1992年から2000年まで三連覇したキューバチームのメンバーである。前述の如くミスティ・メイトレーナーとケリー・ウォルシュ・ジェニングスが女子ビーチバレーで三連覇中である。最後の一人はカーチ・キライである。キライは男子インドア種目で1984年と1988年に金メダルを獲得し、1996年にビーチバレーで金メダルを獲得しており、インドアおよびビーチバレーの両種目で金メダルに輝いた唯一のプレーヤーである[16]。またキライは監督としても2016年に銅メダルへ導いている[17]。メイトレーナーとウォルシュ・ジェニングス、そしてブラジルのリカルド・サントスとエマヌエル・レゴはビーチバレーだけで3個のメダルを獲得しており、ブラジルの二人は金銀銅をメダルを有している。二人がペアを組んで金と銅メダル、他パートナーと組んで銀メダルをそれぞれ獲得している。
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バレーボール(インドア)
男子






女子








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ビーチバレー
男子

女子


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統計
要約
視点
多数のメダル獲得者


オリンピックのバレーボール競技およびビーチバレー競技において、3個以上のメダル獲得者を記す[14][15]。
選手、監督として

本節は、現役選手としてメダルを獲得し、引退後に監督としてメダルに導いた者の一覧を記す。ただしメダル獲得はインドア競技に限った。この内、郎平は2008年にアメリカ合衆国を銀メダルに導き、残りの二つのメダルは母国代表チームをメダルに導いた[17]。
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脚注
参考文献
関連項目
外部リンク
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