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カフェファラオ
日本の競走馬 ウィキペディアから
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カフェファラオ(欧字名:Cafe Pharoah[注 1]、2017年3月3日 - )は、アメリカ生産、日本調教の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2021年・2022年のフェブラリーステークス連覇、2022年のマイルチャンピオンシップ南部杯。
馬名の意味は、冠名+父名より[2]。2022年のJRA賞最優秀ダートホースである。
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戦績
要約
視点
2歳(2019年)
12月4日の2歳新馬戦(中山・ダート1800m)でライアン・ムーア鞍上にデビュー。スタートから先手を奪い、直線に向くと後続との差をみるみる広げ、のちの兵庫チャンピオンシップ勝ち馬バーナードループに10馬身差をつけ圧勝。デビュー勝ちを果たした[7]。
3歳(2020年)
次走のヒヤシンスステークスでも1番人気に推される。レース本番はスタートで出遅れたものの、道中外から進出し残り200mで先頭に立つと、最後は追い込んだタガノビューティーを1馬身1/4差で抑え切ってデビュー2連勝とした[8]。
- ヒヤシンスS
- ヒヤシンスS表彰式
重賞初挑戦となったユニコーンステークスでは同じく2戦2勝のレッチェバロック等が集まったが[9]、1番人気に推された。レースでは3コーナーまでに2番手に進出すると、直線では後続を突き放し2着デュードヴァンに5馬身差のレースレコードで圧勝。デビュー3連勝で重賞初制覇を果たした[10]。その後のジャパンダートダービーでは単勝1.1倍と圧倒的1番人気に推されたが7着となり、デビューからの連勝は3でストップとなった。
秋はクリストフ・ルメールとのコンビでシリウスステークスから始動し、1番人気の支持に応えて快勝[11]。その後チャンピオンズカップに参戦し、国内無敗のクリソベリルに次ぐ2番人気に推されたが、中団追走から直線で伸び切れず6着に敗れた[12]。
4歳(2021年)
古馬初戦にはフェブラリーステークスを選択。前年のチャンピオンズカップを制したチュウワウィザードは海外へ遠征し[13]、クリソベリルは故障[14]、ゴールドドリームの引退[15]など確固たる実績馬不在の中で1番人気に推されると、レースでは道中5番手を追走。3コーナー手前から進出を開始すると、直線ではワイドファラオ、エアアルマスら先行馬を交わし、最後は外から猛追してきたエアスピネルを3/4馬身差で凌ぎきって優勝、GI初制覇を果たした[16][17]。勝ちタイム1分34秒4は同レース史上2位、良馬場では史上最速タイムという高速決着となり[18]、鞍上のルメールは前年のモズアスコットに続く同レース連覇[18]、父アメリカンファラオは産駒初の国際ダートG1制覇を果たした[18]。また、史上4頭目の関東馬による同レース勝利となった[19]。
次走はかしわ記念を選択。2.1倍の1番人気に推されたが道中中団からレースを進め進めたが直線伸びを欠き5着に終わる。鞍上のルメールは「深い砂でスタートから、あまり進まなかったです。1.2コーナで良いポジションを取れたけど、3コーナー手前から忙しくなりました。きついコーナーがあまり合わないです」と振り返った[20]。
その後は函館記念に出走、10戦目にして初めての芝に挑戦した。トップハンデの58.5㎏で初芝ながら1番人気に推されたが9着に敗れた[21]。
4か月半ぶりとなったチャンピオンズカップはブリンカーを着用して挑んだが中団やや後方から伸びず11着に終わった。
5歳(2022年)
この年もフェブラリーステークスから始動。ここまで主戦騎手を務めたルメールがテオレーマに騎乗するため、新たに福永祐一を鞍上に迎えた。道中では4番手につけ、4コーナー終りから加速。直線でソダシやテイエムサウスダンを交わし、2着のサウスダンに2馬身半差をつけ1分33秒8のレースレコードでゴール。コパノリッキー以来7年ぶりとなるフェブラリーステークス連覇を果たした。
続いて、函館記念以来二度目の芝レースへの挑戦となる安田記念に出走[22]。10番人気に支持され、17着に敗れた。
夏の休養を挟み、秋初戦はマイルチャンピオンシップ南部杯に出走。逃げるヘリオスを3番手から追走し、ゴールでハナ差捉えて勝利。初のフェブラリーステークス以外となるG1級競走3勝目を上げた。また鞍上の福永にとっては騎手として最後のGI級競走制覇となった。
- 2022年フェブラリーS表彰式
6歳(2023年)
初戦は初の海外遠征としてサウジアラビアへ遠征し、ジョアン・モレイラを鞍上に迎えサウジカップに出走し3着の後、アラブ首長国連邦のドバイへ転戦しドバイワールドカップでは12着となった。帰国後は安田記念に浜中俊が騎乗して12着の後、連覇をかけて出走したマイルチャンピオンシップ南部杯は地元・岩手所属の高松亮が騎乗し5着と敗れた。この南部杯が現役最終戦となり、同年11月に現役引退が決定、11月24日付でJRAの競走馬登録を抹消された[23][24]。引退後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬として供用される[25]。初年度の種付け料は150万円[26]。
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競走成績
要約
視点
以下の内容は、JBISサーチ[27]、netkeiba.com[28]、サカブジョッキークラブ[29]、Racing Post[30]、エミレーツ競馬協会[31]およびTotal Performance Data[32]の情報に基づく。
- タイム欄のRはレコード勝ちを表す
- 海外の競走の「枠番」欄にはゲート番を記載
- サウジアラビアのオッズ・人気は現地主催者発表のもの(日本式のオッズ表記とした)
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血統表
カフェファラオの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ファピアノ系 |
[§ 2] | ||
父 American Pharoah 2012 鹿毛 |
父の父 Pioneerof the Nile2006 黒鹿毛 |
*エンパイアメーカー | Unbridled | |
Toussaud | ||||
Star of Goshen | Lord At War | |||
Castle Eight | ||||
父の母 Littleprincessemma2006 栗毛 |
Yankee Gentleman | Storm Cat | ||
Key Phrase | ||||
Exclusive Rosette | Ecliptical | |||
Zetta Jet | ||||
母 Mary's Follies 2006 鹿毛 |
More Than Ready 1997 黒鹿毛 |
*サザンヘイロー | Halo | |
Northern Sea | ||||
Woodman's Girl | Woodman | |||
Becky Be Good | ||||
母の母 Catch the Queen1999 鹿毛 |
Miswaki | Mr. Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Wave to the Queen | Wavering Monarch | |||
Blue Ankle | ||||
母系(F-No.) | (FN:1-k) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Mr. Prospector 5・4(母内) | [§ 4] | ||
出典 |
- 父アメリカンファラオはアメリカ産馬。現役時代はアメリカクラシック三冠などGI8勝含む9勝を挙げた[38]。
- 母Mary's Folliesもアメリカ産馬で、現役時代ミセズリヴィアステークス(GII)など重賞2勝、計4勝を挙げた[39]。
- 半兄にトランシルヴァニアステークス(GIII)など重賞2勝のNight Prowler、半姉にメイトリアークステークスなどGI4勝を含む重賞8勝のRegal Gloryがいる。
脚注
外部リンク
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