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コパノリッキー

日本の種牡馬、元競走馬 ウィキペディアから

コパノリッキー
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コパノリッキー(欧字名:Copano Rickey2010年3月24日 - )は、日本競走馬種牡馬[7]

概要 コパノリッキー, 欧字表記 ...

主な勝ち鞍は2014年2015年フェブラリーステークス連覇、JBCクラシック連覇、2014年・2016年2017年かしわ記念、2016年の帝王賞、2016年・2017年のマイルチャンピオンシップ南部杯連覇、2017年の東京大賞典。日本調教馬として最多となるGI・JpnI競走11勝を挙げた。砂上の千両役者と呼ばれた[8][9]

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経歴

要約
視点

2歳(2012年) - 3歳(2013年)

2012年12月の新馬戦でデビューし8着。翌2013年1月の未勝利戦で初勝利を挙げると、続く500万条件にも勝利し連勝[10]。ヒヤシンスステークス3着を挟んで伏竜ステークスに優勝すると[11]、続く兵庫チャンピオンシップを6馬身差で圧勝し、重賞初勝利を挙げた[12]。その後東京優駿(日本ダービー)へ向かう予定だったが[13]、右前トウ骨の骨折が判明、全治6ヶ月と診断され、休養に入った[14]

4歳(2014年)

2014年はGI初出走となるフェブラリーステークスから始動。ケイアイレオーネとの抽選を潜り抜けての出走であり[15]、16頭立ての最低人気とまったく評価されていなかった。レースでは2番手を追走し、最後の直線で先頭に立つと追い込んできたホッコータルマエを振り切り半馬身差をつけて優勝。鞍上の田辺裕信とともにGI初勝利を挙げた[16]。単勝最低人気の馬が平地GIを勝利したのはJRA史上3度目(障害競走のJ・GIを含めると史上4度目)である[注 1]。単勝2万7210円は、1989年エリザベス女王杯サンドピアリスに次ぐGI史上2番目の高配当となった[17]

その後は5月5日の「第26回かしわ記念」へ挑戦、勝利した[18]。コパノリッキーは出遅れるも、馬群の外へ回り3コーナーで仕掛け4コーナーで先頭集団まで並び掛けると、直線では他馬を圧倒する伸びを見せ勝利した[18]。ムチは2発入れたのみであった[18]。馬主である小林の誕生日でもあり、騎手の田辺はちょっとしたプレッシャーも感じつつも勝利で飾れたことに安堵した[18]。今回の勝利により、フェブラリーステークスの勝利を「フロック」と見做されていたコパノリッキーへの視線が改まる事になったと、web Furlong 2014で記事を起した斎藤修は評している[18]。斎藤は続けてコパノリッキーを「向こう何年かのダートGI/JpnI戦線で中心的存在となることは間違いないだろう」とも評している[18]

その後は11月3日に「第14回JBCクラシック」へ挑戦、勝利を収めた[19]。騎手の田辺は「ずっと強いと思っていたから、『強いですね』と聞かれても、そうとしか言えない」とコパノリッキーへの信頼を改めて示した[19]。調教師の村山は「潜在能力は高く、もう1つランクアップできると思います。」とコパノリッキーの更なる成長を期待した[19]

5歳(2015年)

2015年は武豊が騎乗して東海ステークスから始動。4コーナーで先頭に立つとそのまま4馬身差をつけて優勝した[20]。連覇を狙ったフェブラリーステークスでも2番手追走から逃げるアドマイヤロイヤルをかわして先頭に立つと、追い込んできたインカンテーションを半馬身抑えて優勝、フェブラリーステークス史上初の連覇を達成した[21]。後日、レース中に左橈骨遠位端骨折を発症していたことが判明[22]。全治については6か月程度と報じられた[23]

6歳(2016年) - 7歳(2017年)

2016年はかしわ記念帝王賞マイルチャンピオンシップ南部杯のJpnI3勝。

翌2017年、引退レースとなった東京大賞典は好スタートからハナを奪って道中マイペースの逃げに持ち込むと直線でも後続を引き離し、最後はサウンドトゥルーの追い上げを振り切りって歴代最多のGI・JpnI競走11勝目を挙げるとともに有終の美を飾った[24]。翌2018年1月6日に京都競馬場で引退式が行われ[25]、1月10日付で競走馬登録を抹消された[26]。引退後はブリーダーズ・スタリオン・ステーション種牡馬入りした。

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競走成績

要約
視点

以下の内容はnetkeiba.comの情報[27]に基づく。

さらに見る 競走日, 競馬場 ...
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。
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種牡馬成績

2018年にブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入り。初年度種付け料は80万円(受胎条件)・120万円(出生条件)、種付け数は194頭となった[28]

2021年に初年度産駒がデビュー。血統登録されたのはこの年の新種牡馬として最多の138頭[29]。この年最初の2歳戦である4月14日の門別第6競走・JRA認定フレッシュチャレンジをラブミードールが勝利して新種牡馬の初勝利第1号となった[30]。同年9月26日には中京競馬場第2競走でコパノニコルソンが勝利してJRAでの産駒初勝利となった[31]

主な産駒

地方重賞優勝馬

その他

血統表

コパノリッキー血統(血統表の出典)[§ 1]
父系サンデーサイレンス系 (ヘイロー系)
[§ 2]

ゴールドアリュール
1999 栗毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ニキーヤ
Nikiya
1993 鹿毛
Nureyev Northern Dancer
Special
Reluctant Guest Hostage
Vaguely Royal

コパノニキータ
2001 栗毛
*ティンバーカントリー
Timber Country
1992 栗毛
Woodman Mr. Prospector
*プレイメイト
Fall Aspen Pretense
Change Water
母の母
ニホンピロローズ
1996 栗毛
*トニービン *カンパラ
Severn Bridge
ウェディングブーケ *リアルシャダイ
*アリーウイン
母系(F-No.) (FN:1-o) [§ 3]
5代内の近親交配 なし [§ 4]
出典
  1. JBISサーチ「5代血統表」[39]および、netkeiba.com「5代血統表」に基づく[40]
  2. [41] netkeiba.com「5代血統表」に基づく[40]
  3. JBISサーチ「5代血統表」に基づく[39]
  4. netkeiba.com「5代血統表」に基づく[40]
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脚注

関連項目

外部リンク

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