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かしわ記念
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かしわ記念(かしわきねん)は、千葉県競馬組合が船橋競馬場で施行する地方競馬の重賞競走(ダートグレード競走、JpnI)である。農林水産大臣が賞を提供しており、正式名称は「農林水産大臣賞典 かしわ記念(のうりんすいさんだいじんしょうてん かしわきねん)」と表記される。
競走名の「かしわ」は船橋競馬場の前身で、千葉県柏市に1952年まで所在していた柏競馬場を表している[1]。
副賞は農林水産大臣賞、千葉県知事賞、日本中央競馬会理事長賞、日本馬主協会連合会会長奨励賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、株式会社よみうりランド賞、千葉県馬主会会長賞、開催執務委員長賞、またNAR生産牧場賞と船橋競馬生産牧場賞がある(2025年)[3]。
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概要
第1回千葉県営競馬が柏競馬場で行われたことを記念し、1989年に創設[4](ただし、1978年に始まった同名の準重賞が重賞へ格上げされたとするものもある[1])。本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬には、帝王賞の優先出走権が付与される[2]。中央地方交流競走となった当時は、春から夏にかけて短距離適性馬が出走できるダートの大レースがなかったため、ダートグレード競走となってからは中央競馬・地方競馬の一流馬による高レベルの争いが繰り広げられるようになり[4]、ダートグレード競走となった当時の格付けはGIII[注 2]であったものが、2002年にはGII[注 2]に、2005年にはGI[注 2]に格上げされるに至った[1]。 船橋市立船橋高等学校の吹奏楽部によるファンファーレ演奏が恒例になっている。(生演奏、リモート生演奏、収録放映など年により変わる。但し2023年・2024年は生演奏は実施されず)
条件・賞金等(2025年)
- 出走資格
- サラブレッド系4歳以上。
- 下表の競走で所定の成績を収めた地方競馬所属馬に本競走の優先出走権が与えられている[2]。
過去の賞金額
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歴史
要約
視点
- 1978年 - 南関東の準重賞「かしわ記念」が創設、1800mで施行された[1]。
- 1989年 - 南関東所属馬による重賞として創設。
- 1995年 - 南関東地区のグレード制施行により、G2に格付け。
- 1996年
- 1着賞金が3,000万円に増額。
- 中央・地方全国指定交流競走に指定。
- 負担重量を別定に変更。
- 距離を1600mに変更。
- 1997年 - ダート競走格付け委員会により、ダートグレード競走(統一GIII[注 2])に格付け。
- 2001年 - 1着賞金が4,000万円に増額。馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳以上」に変更。
- 2002年
- 南関東グレードをG1に格上げ。
- GII(統一GII)[注 2]に格上げ。
- 2003年
- 1着賞金が4,500万円に増額。
- 出走条件を「4歳以上」に変更。
- 負担重量を定量に変更[5]。
- 2005年 - 1着賞金が6,000万円に増額。GI(統一GI)[注 2]に格上げ。
- 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIに変更。
- 2011年 - 「震災復興支援競走」の副称をつけて施行。
- 2013年 - 売得金額が8億965万4200円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。
- 2015年 - 売得金額が8億6638万100円を記録し、同競走の1レース売上レコードを更新。
- 2016年
- 中央競馬所属馬の出走枠が1頭増え6頭に[6]、それにともない地方競馬所属馬の出走枠が8頭となる。
- 売得金額が12億3023万800円を記録し、船橋競馬場1レース売上レコードを更新。
- 2018年
- 同レース初のナイター開催。
- 売得金額が12億9832万1500円を記録し、船橋競馬場1レース売上レコードを更新。
- 2019年 - 売得金額が15億6756万500円を記録し、船橋競馬場1レース売上レコードを更新。
- 2020年
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行及び改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法32条に基づいて日本国政府から発令された新型コロナウイルス緊急事態宣言により、客を入れない「無観客競馬」として開催。
- 売得金額が18億9672万1600円を記録し、船橋競馬場1レース売上レコードを更新。
- 2021年
- 1着賞金が7,000万円に増額。
- 京成盃グランドマイラーズが新たにトライアル競走に指定され、柏の葉オープンがトライアルから外れる。
- 船橋競馬場の大規模改修工事のため、前年に引き続き無観客競馬として開催。
- 売得金額が24億9232万7400円を記録し、船橋競馬場1レース売上レコードを更新。
- 2022年
- 1着賞金が8,000万円に増額[7]。
- 3年ぶりの有観客開催。施設整備のため、事前予約制による入場制限を実施した。
- 2024年
- 新スタンドB棟の供用開始に伴い、入場制限を解除。
- 売得金額が24億9866万7100円を記録し、船橋競馬場1レース売上レコードを更新。
歴代優勝馬
全て船橋競馬場ダートコースで施行。
※Rはコースレコードを示す。
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同名の競走
同名の準重賞競走が1978年から1988年まで船橋競馬場で行われている。この準重賞を上記重賞の始まりとするものもある[1][8]。
歴代優勝馬
ダート1600mで行われるGI・JpnI競走
脚注・出典
外部リンク
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