サウンドバリアー

1995年の愛知杯優勝馬「サウンドバリヤー」とは異なります。

サウンドバリアー（欧字名:Sound Barrier、2007年4月3日 - ）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。主な勝ち鞍は2010年のフィリーズレビュー。

サウンドバリアー
ファンタスティックJTパドック （2012年11月24日）
欧字表記	Sound Barrier
品種	サラブレッド[1]
性別	牝[2]
毛色	芦毛[1]
生誕	2007年4月3日（18歳）[2]
父	アグネスデジタル[2]
母	スリーピングインシアトル[2]
母の父	Seattle Slew[2]
生国	日本[2]
生産者	笹地牧場[2]
馬主	増田雄一[2]
調教師	安達昭夫[2]
競走成績
生涯成績	18戦2勝[1]
獲得賞金	7203万円[2]
勝ち鞍 GII フィリーズレビュー 2010年

馬名の由来は「音速の壁を破ってほしい」^[3]。「サウンド」は冠名でもある。

経歴

競走馬時代

2歳の2009年秋に京都競馬場の新馬戦でデビューし2着。5戦目となった年明け1月の3歳未勝利戦で初勝利を挙げた。3月の桜花賞トライアル・フィリーズレビューではゴール前の大接戦を制し、重賞初挑戦で初勝利を挙げた。

しかし本番の桜花賞は16着の惨敗。次走のNHKマイルカップも13着に沈み、そこから長い休養に入った。4歳シーズンは全休し、その間に1600万下に降級。5歳1月の新春ステークスで約1年半ぶりに復帰したが、11着に大敗した。その後も馬券に絡むことはなく、6歳1月の新春ステークスを最後に現役を引退した。

繁殖牝馬時代

引退後、社台ファームで繁殖牝馬となった。2017年11月5日、2番仔のサウンドキアラ（父ディープインパクト）が2歳新馬戦を勝ち、産駒初勝利を挙げた。また2020年1月5日には同馬がGIIIの京都金杯を制し、産駒重賞初勝利を挙げた。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com^[4]およびJBISサーチ^[5]に基づく。

競走日	競馬場	競走名	格	距離（馬場）	頭 数	枠 番	馬 番	オッズ （人気）	着順	タイム （上り3F）	着差	騎手	斤量 [kg]	1着馬（2着馬）	馬体重 [kg]
2009.10.24	京都	2歳新馬		芝1400m（良）	15	3	4	031.20（8人）	02着	R1:21.6（35.3）	-0.2	0小牧太	54	インプレッシヴデイ	478
0000.11.08	京都	2歳未勝利		芝1400m（良）	14	7	11	003.60（1人）	03着	R1:21.6（35.1）	-0.5	0幸英明	54	トーホウシンバル	478
0000.11.22	京都	2歳未勝利		ダ1200m（良）	16	1	1	003.30（1人）	02着	R1:13.6（38.5）	-0.7	0幸英明	54	ヴェリタスローズ	476
0000.12.12	阪神	2歳未勝利		ダ1200m（重）	16	5	9	002.40（1人）	04着	R1:13.4（38.4）	-0.8	0幸英明	54	トーホウプリンセス	476
2010.01.09	京都	3歳未勝利		芝1600m（良）	16	8	15	014.70（6人）	01着	R1:35.3（34.8）	-0.2	0小牧太	54	（ラフェクレール）	474
0000.02.06	京都	エルフィンS	OP	芝1600m（良）	15	2	2	009.70（3人）	09着	R1:36.6（34.7）	-0.5	0和田竜二	54	エーシンリターンズ	472
0000.03.14	阪神	フィリーズレビュー	GII	芝1400m（良）	16	3	5	026.20（9人）	01着	R1:22.8（34.8）	-0.0	0渡辺薫彦	54	（ラナンキュラス）	466
0000.04.11	阪神	桜花賞	GI	芝1600m（良）	18	7	15	047.8（14人）	16着	R1:34.5（34.4）	-1.2	0渡辺薫彦	55	アパパネ	458
0000.05.09	東京	NHKマイルC	GI	芝1600m（良）	18	3	5	052.00（8人）	13着	R1:33.5（36.4）	-2.1	0内田博幸	55	ダノンシャンティ	460
2012.01.09	京都	新春S	1600万下	芝1400m（良）	11	4	4	075.0（10人）	11着	R1:22.8（34.4）	-0.4	0佐藤哲三	55	オーセロワ	500
0000.02.04	京都	斑鳩S	1600万下	芝1400m（良）	13	3	3	009.10（6人）	04着	R1:22.3（33.9）	-0.0	0武豊	55	ルナキッズ	496
0000.03.10	阪神	うずしおS	1600万下	芝1400m（良）	11	5	5	003.20（2人）	04着	R1:23.4（35.1）	-1.2	0武豊	55	カトルズリップス	486
0000.03.25	阪神	心斎橋S	1600万下	芝1400m（稍）	16	6	12	010.90（4人）	10着	R1:23.8（37.0）	-0.7	0丸田恭介	55	レオプライム	490
0000.04.21	京都	オーストラリアT	1600万下	芝1600m（良）	14	6	10	035.1（11人）	12着	R1:35.0（37.1）	-2.1	0N.ピンナ	55	ブレイブファイト	488
0000.10.28	京都	長岡京S	1600万下	芝1400m（稍）	10	3	3	065.00（9人）	05着	R1:22.4（34.6）	-0.3	0藤岡佑介	55	シャイニーホーク	494
0000.11.24	東京	ファンタスティックJT	1600万下	芝1400m（良）	15	8	14	060.4（14人）	13着	R1:21.4（34.5）	-1.2	0J.ムルタ	56	ブラボースキー	480
0000.12.08	阪神	六甲アイランドS	1600万下	芝1400m（良）	12	3	3	079.3（10人）	07着	R1:21.8（35.1）	-0.6	0藤岡佑介	55	タマモトッププレイ	492
2013.01.05	京都	新春S	1600万下	芝1400m（良）	16	8	16	173.8（16人）	11着	R1:22.4（34.6）	-0.8	0秋山真一郎	55	カイシュウコロンボ	496

繁殖成績

	生年	馬名	性	毛色	父	馬主	管理調教師	戦績	出典
初仔	2014年	サウンドラブリー	牝	芦毛	ディープインパクト	増田雄一	栗東・安達昭夫	11戦0勝（抹消、繁殖）	[6]
2番仔	2015年	サウンドキアラ	牝	鹿毛				26戦7勝（抹消、繁殖） 優勝・阪神牝馬S(GII)、京都牝馬S、京都金杯(GIII) 2着・ヴィクトリアマイル(GI)、スワンS(GII)	[7]
3番仔	2016年	サウンドバリアーの2016	牡	黒鹿毛	オルフェーヴル			（不出走）	[8]
4番仔	2017年	サウンドレベッカ	牝	青鹿毛	キズナ	増田雄一	栗東・安達昭夫	20戦2勝（抹消、繁殖）	[9]
5番仔	2019年	サウンドクレア	牝	鹿毛	キタサンブラック			17戦2勝（抹消）	[10]
6番仔	2020年	サウンドジャッカル	牡	芦毛	ロードカナロア	増田雄一 →篠原徹	栗東・安達昭夫 →名古屋・安部幸夫	18戦5勝（現役）	[11]
7番仔	2022年	サウンドパルム	牝	鹿毛		増田雄一	栗東・安達昭夫	3戦0勝（現役）	[12]
8番仔	2023年	サウンドバリアーの2023	牡	芦毛	コントレイル			（デビュー前）	[13]
9番仔	2024年	サウンドバリアーの2024	牝	芦毛				（デビュー前）	[14]

• 2025年4月18日現在

血統表

サウンドバリアーの血統			（血統表の出典）[§ 1]
父系	ミスタープロスペクター系
父 *アグネスデジタル 1997 栗毛	父の父 Crafty Prospector 1979 栗毛	Mr. Prospector	Raise a Native
			Gold Digger
		Real Crafty Lady	In Reality
			Princess Roycraft
	父の母 Chancey Squaw 1991 鹿毛	Chief's Crown	Danzig
			Six Crowns
		Allicance	Alleged
			Runaway Bride
母 *スリーピングインシアトル 1995 芦毛	母の父 Seattle Slew 1974 黒鹿毛	Bold Reasoning	Boldnesian
			Reason to Earn
		My Charmer	Poker
			Fair Charmer
	母の母 Lady's Secret 1982 芦毛	Secretariat	Bold Ruler
			Somethingroyal
		Great Lady M.	Icecapade
			Sovereign Lady
母系(F-No.)	(FN:22-d)			[§ 2]
5代内の近親交配	Secretariat 5×3、Bold Ruler 5×4（母内）			[§ 3]
出典	[15] [15] [15]

• 祖母Lady's SecretはBCディスタフなどアメリカのGIで11勝を挙げた。
• 主な近親にファルコンステークス勝ち馬のキョウワハピネス、きさらぎ賞勝ち馬のマテンロウレオ、函館記念勝ち馬のマイスタイルなど。