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サマーヌード (曲)
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「サマーヌード」は、1995年発表の真心ブラザーズのシングル。本項では1997年発表のセルフカバーによるシングル「ENDLESS SUMMER NUDE」(エンドレス サマーヌード)についても記述する。
多数の歌手によるカバーが制作されており、2013年には本楽曲をモチーフとしたテレビドラマ『SUMMER NUDE』が放送された他、漫画などの他ジャンルの作品にも多く起用されて影響を与えた。真心ブラザーズの楽曲、ひいては日本のポピュラーソングにおける夏の名曲と評される[1][2]。
サマーヌード
要約
視点
1995年6月21日に発売されたシングル。タイトル曲は日清食品「カップヌードル」の1995年夏季限定商品「サマーヌードル」のCFソングとしてのタイアップ曲である[注釈 1]。最初からラジオスポット用のタイアップ前提で制作された楽曲であり、オーダーからレコーディングまでの2週間という短期間で制作された楽曲であったため、桜井秀俊にとっても前作の5thアルバム『KING OF ROCK』からの方向転換を考える余裕もなく、後に「自分の中にある夏のイメージを全部詰め込みました(笑)」「今思えば、余裕がなかったからこそ、ああいう曲が書けたと思う」と述懐している[5]。
桜井の生み出した独特のメロディーライン(音楽ライターの田山雄士曰く「夏の煌めきをも喚起させるポップなメロディー」)にピアノ、ストリングス、ホーン、パーカッション、ワウギターやファンキーなコーラスなどを絡ませ、アウトロの部分ではヴァン・マッコイ『The Hustle』へのオマージュとなるフルートのフレーズが盛り込まれるなど、全般にブラックミュージック風のアレンジが施されている[6]。
ミュージック・ビデオは、波打ち際で歌う真心ブラザーズの後ろで男女4人が戯れるというものだが、このうちの女性2人がメジャー・デビュー前のPUFFYである。
シングルバージョンはベストアルバム「B.A.D.(Bigger and Deffer) 〜MB's Single Collection」のみに収録。
1995年11月22日に発表のミニアルバム『time goes on』にリミックスバージョン「Galaxian disco mix」が収録されている。
2010年のテレビ東京系ドラマ『モテキ』の挿入歌として使用され、同番組のコンピレーションアルバム『モテキ的音楽のススメ 土井亜紀・林田尚子盤』(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)に収録されたのはこちらのバージョンである。
カップリング曲の「愛」は『KING OF ROCK』収録曲からのシングルカットだが、ライブバージョンが収録されている。
収録曲
パーソネル
- サマーヌード
(出典[7])
- 須貝直人: Drums
- 沖山優司: Bass
- 中西康晴: Keyboards
- 水江"ヨーカン"洋一郎: Horn arrangement, Trumpet, Flute, Trombone
- 木幡光邦: Trumpet
- 佐藤公彦: Alto sax, Tenor sax by the courtesy of PONY CANYON
- 阿部剛: Tenor sax, Baritone sax, Piccolo
- 北原雅彦: Trombone, Tenor bass trombone
- 村山達哉: Strings arrangement
- Violin: 金原千恵子、矢野晴子、横山俊朗、濱野孝史、志賀恵子、桐山なぎさ、桑原幹子
- Viola: 桑田穣、熊田真奈美
- Cello: 堀沢真己、三宅進
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ENDLESS SUMMER NUDE
要約
視点
前作から2年後の1997年7月21日にリリースされたシングル。タイトル曲は「サマーヌード」のセルフカバーで、SMAPの「青いイナズマ」「SHAKE」などのアレンジを手掛けたCHOKKAKUをアレンジ・プロデュースに起用し、テンポ感はそのままにCHOKKAKUの真骨頂であるディスコテイストをちりばめつつ大きくアレンジを変えた[6]。前作のストリングスパートを置き換えたブラスセクションとして村田陽一SOLID BRASSのメンバーを迎えている。
桜井によると、前述のとおり突貫工事で作った「サマーヌード」の評判が良く「この曲はもっとヒットを狙わなきゃいけないんじゃないか?」となりリメイクを出すことになり、桜井曰く「神と崇めていた」という CHOKKAKU にアレンジをオファーしたところ引き受けてもらった[8]。
YO-KINGこと倉持陽一は歌録りの日に風邪をひいていて鼻声で、桜井によると声がひっくり返ることもあったという。倉持は当時スタジオで「ジョン・レノンも"レボリューション"の歌録りの時に風邪ひいてて、あれが歴史に残ってんだ」というような言い訳をしていたと桜井は語っている[8]。
ミュージック・ビデオは沖縄でのメンバーらによる自撮りによるもので、牧志公設市場などで撮影が行われた[9]。
冨田恵一のプロジェクト「冨田ラボ」によるリミックスバージョン (Tomita Lab. Remix) は、2004年9月1日発売の真心ブラザーズのトリビュート・アルバム『真心COVERS』に収録されたほか、2006年7月19日発売の真心ブラザーズのシングル「紺色」のカップリング曲として収録されている。
1999年3月27日公開の映画『大阪物語』(市川準監督)挿入歌。また、同年9月16日稼動のKONAMIのアーケード用音楽ゲーム『pop'n music 3』提供曲(家庭用ゲーム機版には未収録)。
カップリング曲の「スタンダード2」も、アルバム『GREAT ADVENTURE』収録の「スタンダード」のセルフカバー。
収録曲
- ENDLESS SUMMER NUDE
- 作詞:桜井秀俊・倉持陽一、作曲:桜井秀俊、編曲:CHOKKAKU
- スタンダード2
- 作詞・作曲:桜井秀俊
- ENDLESS SUMMER NUDE(オリジナルカラオケ)
パーソネル
- ENDLESS SUMMER NUDE
(出典[8])
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山下智久によるカバー
要約
視点
「SUMMER NUDE '13」(サマー ヌード サーティーン)は、山下智久の8枚目のシングル。2013年7月31日にワーナーミュージック・ジャパンから発売された。テレビドラマ『SUMMER NUDE』の主題歌。
概要
前作「怪・セラ・セラ」から約4ヶ月ぶりのシングルで、2013年2枚目のシングル。
CHOKKAKUとOKAMOTO'Sがアレンジを担当[10]。2013年8月12日付けオリコン週間シングルチャートで1位を獲得[11]。
初回限定盤A、B、C、通常盤の4形態で発売。初回限定盤Aには「SUMMER NUDE '13」のMusic VideoとMaking Movie、初回限定盤Bには「Nocturne」のMusic VideoとMaking Movieを収録したDVDが付属。初回限定盤Cにはドラマ『SUMMER NUDE』連動特製ステッカー封入で、通常盤はピクチャーレーベル仕様で初回限定盤未収録の「月の幻」を収録。
収録曲
CD
※は通常盤、※※は初回限定盤A/B・通常盤のみ収録。
- SUMMER NUDE '13
- 作詞:桜井秀俊・倉持陽一、作曲:桜井秀俊、編曲:CHOKKAKU・OKAMOTO'S
- Nocturne※※
- 作詞:HIRO、作曲:HIRO・Andy Love・Gregory Ferguson、編曲:Gregory Ferguson、
サウンドプロデュース:Digz, Inc. Group
- 作詞:HIRO、作曲:HIRO・Andy Love・Gregory Ferguson、編曲:Gregory Ferguson、
- 月の幻※
- 作詞:H.U.B.、作曲:Andrew Underberg・Marquis Wallace・Rico Davis、編曲:Nao'ymt
- SUMMER NUDE '13(Instrumental)
- Nocturne(Instrumental)※※
DVD
初回限定盤A
- SUMMER NUDE '13 -Music Video-
- SUMMER NUDE '13 -Making Movie-
初回限定盤B
- Nocturne -Music Video-
- Nocturne -Making Movie-
特典
※初回限定盤Cのみ
- 『SUMMER NUDE』連動特製ステッカー1枚封入
パーソネル
- SUMMER NUDE '13
(出典[13])
収録作品・その他カバー
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備考
- 1999年には、「サマーヌード」と「ENDLESS SUMMER NUDE」をそれぞれリミックスしたミニアルバム「SUMMER NUDE 999 REMIX」がリリースされた。
- pop'n music3のアーケード版にて「ENDLESS SUMMER NUDE」が収録されているがこの曲は家庭用版には収録されておらず、さらにその後のシリーズ作品にも一切収録されていない曲として知られている。
- 2013年には、本楽曲をイメージしたテレビドラマ『SUMMER NUDE』がフジテレビ系で制作された[2]。主演は山下智久で、山下のカバーバージョンはこのドラマの主題歌である。
注記
出典
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