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タチアナ・カルデロン
コロンビアの女性レーシングドライバー (1993 - ) ウィキペディアから
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タチアナ・カルデロン・ノゲーラ(Tatiana Calderón Noguera, 1993年3月10日 - )は、コロンビア・ボゴタ出身の女性レーシングドライバー。
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経歴
要約
視点
2005-06年シーズンの「イージーカート・ナショナル・チャンピオンシップ」で優勝を飾る。翌年は、ロータックス・ジュニアクラスの「コロンビア・ナショナル・カート・チャンピオンシップ」で総合3位に入る。2008年は、「スナップ=オン=スターズ・オブ・カーティング・ディヴィジョナル・チャンピオンシップ - JICA イースタン・チャンピオンシップ」「IAME インターナショナル・チャンピオンシップ」の両選手権で女性初のタイトルを獲得した。2009年は、「ラディカル・ヨーロピアン・マスター・シリーズ - SR5」において総合2位の成績を挙げた。

2010年からは、オープンホイールカーレースへ本格的に参戦を開始。「スター・マツダ・チャンピオンシップ」をユンコス・レーシングから出走した。シーズン最高順位は第8戦アウトバーン・カントリー・クラブでの7位、総合10位で初年度を終える[1]。2年目の2011年には2度の3位表彰台へ上がり、総合6位と躍進した[2]。同選手権で女性が表彰台へ登壇したのはカルデロンが初である。
2011年は、チーム・ウエスト=テックから「ヨーロピアンF3・オープン」(European F3 Open)へシーズン終盤戦より出場。最終戦カタロニア・サーキット・レース2で8位のチェッカーを受け、初入賞を果たした。3ポイントを獲得して総合21位となる。
2012年も引き続き「ヨーロピアンF3・オープン」へ出場する。チームは、エミリオ・デ・ヴィロタ・モータースポーツへ移籍する。コンスタントにポイントを獲得し、入賞争いに絡む走りを見せ56ポイントを獲得。総合9位でシーズンを終えた[3]。

2013年は、ダブル・R・レーシングより「FIA ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権」へ新たに参戦を果たした。最高順位は第2戦シルバーストン・サーキット・レース3にて記録した15位で、シーズンを通じてのポイント獲得はならなかった。この年は同チームから、「イギリス・フォーミュラ3選手権」にも出場している。最終戦ニュルブルクリンク・レース2にて、3位表彰台を獲得するなど光る走りを見せている。79ポイントを獲得し総合7位に入った[4]。長い歴史を持つ「イギリス・フォーミュラ3選手権」で、女性としては初めてとなる表彰台登壇者となった。ゲストドライバーとして最終戦のみ、エミリオ・デ・ヴィロタ・モータースポーツから「ヨーロピアンF3・オープン」へ出場した。レース1では6位、レース2では7位と入賞圏内でのフィニッシュを果たした。(ゲストドライバーであるため、ポイント獲得とはならない。)
2014年シーズンの「ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権」では、ヨー・ツェラー・レーシング(Jo Zeller Racing)へ移籍が決まる。最高順位は第5戦スパ・フランコルシャン・レース2での5位。前年はノーポイントで終えたが、シーズンを通じ29ポイントを獲得して総合15位となった[5]。

2015年は、3年目の「ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権」に挑む。再度チームを移籍し、カーリン(Carlin)から出走した。しかし昨年とは打って変わり、入賞に届かないレースが続き初年度に続くノーポイントでシーズンを終える。総合順位も27位と沈む形となった。
2016年からは3年間エントリーしてきた「ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権」を離れ、アーデン・インターナショナルから「GP3シリーズ」への参戦が決まる。チーム創設以来、初めての女性ドライバー誕生となった。
2017年、F1に参戦しているザウバーから開発ドライバーとしてチーム契約したことを発表する[6]。GP3での活動を続けつつ、チームでのシミュレーター作業やファクトリーでの指導を受けることになる。2年目となる「GP3シリーズ」では、DAMSへの移籍が決まる[7]。
2018年は、ジェンザー・モータースポーツから「GP3シリーズ」に継続して参戦。また、ザウバーF1の開発ドライバーからテストドライバーに昇格した。

2019年、アーデン・インターナショナル(BWTアーデン)に復帰し、「FIA F2選手権」に女性ドライバーとして初参戦[8]。翌2020年も、日本の「スーパーフォーミュラ」に初の女性ドライバーとしてチーム DRAGO CORSEから参戦する予定だった[9]。しかし新型コロナウイルスの影響で一時帰国した[10]。入賞することこそなかったが、結果的に2020年シーズンは全7戦中5戦に出場した。最終戦の富士の後に行われた合同・ルーキーテストでは全体の6位に入る健闘を見せた[11]。その走りが認められ2021年も引き続きDRAGO CORSEから参戦することが発表された[12]。
F1では、ザウバーから名称変更したアルファロメオ・レーシングにて引き続きテスト・開発ドライバーも務めている[13]。
2022年よりAJフォイト・レーシングからインディカー・シリーズへ参戦する。カーナンバーは11。
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レース戦績
略歴
- * : 今シーズンの順位。(現時点)
スター・マツダ・チャンピオンシップ
FIA ヨーロッパ・フォーミュラ3選手権
GP3シリーズ
ワールド・シリーズ・フォーミュラV8 3.5
アジア・F3選手権
スーパーフォーミュラ
インディカー・シリーズ
IMSA スポーツカー選手権
ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ
FIA 世界耐久選手権
ル・マン24時間レース
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出典
外部リンク
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