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ダイメイプリンセス

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ダイメイプリンセス
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ダイメイプリンセス: Daimei Princess[1])は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2018年アイビスサマーダッシュ(GIII)、2019年北九州記念(GIII)。

概要 ダイメイプリンセス, 欧字表記 ...

戦績

要約
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2013年4月9日、北海道日高町の横井哲牧場で誕生[1]。1歳秋から2歳の2月頃まで日高町の賀張宝寄山育成牧場で育成され、その後は温暖な九州の育成場へ移動した。育成時代から馬格に恵まれており、父キングヘイロー譲りの気の強さも兼ね備えていた。育成牧場の宝寄山拓樹代表は、仕上がりが早いタイプではないと見ながらも「順調に成長してうまく未勝利戦を勝てるようなら、それなりのクラスまで上がっていけるような奥深さ」を感じ取っていた[3]

栗東森田直行厩舎に入厩。2015年11月にデビューするが、初戦は単勝107.4倍の12番人気と評価は低く、9着に終わる。その後も良化は見られず、4戦連続で二桁着順を記録した。しかし、6戦目の未勝利戦で初めて1200mに距離を短縮すると、初の馬券圏内となる3着に入る。そして、デビューから7戦目の未勝利戦で待望の初勝利を挙げた[4]

初勝利後も一貫して1200m戦を使われていたが、準オープンに在籍していた2018年5月に初めて新潟競馬場芝1000m直線コースを使われると、駿風ステークス(1600万下)、韋駄天ステークス(OP)を連勝。1200m戦のCBC賞では9着に敗れたが、次戦のアイビスサマーダッシュでは1番人気に支持された。レースでは中盤まで進路が見つからない場面もあったが、前が開くと鋭く伸び、同厩舎の2着ラブカンプーに1馬身1/4差をつけて重賞初制覇。カルストンライトオの持つレコード記録に0.1秒差まで迫る快走であった。これで新潟直線1000mは3戦3勝となった[5]。自身のJRA重賞初制覇を管理馬のワンツー決着で飾った森田師は「以前は使うたびにトモの筋肉が減っていたが、(5月に)千直を初めて使ったあたりからしっかりしてきた」と語った[6]

小回りコースに舞台を変えた北九州記念でも1分6秒台の高速決着の中、内を突いて伸びたアレスバローズには及ばなかったものの渋太く伸びて2着を確保した[7]。初のG1挑戦となったスプリンターズステークスでは10番人気ながら中団の後ろから差を詰めて0秒2差の4着に入った。騎乗した秋山真一郎は「夏場からずっと使ってきて、体調面の上積みがないなかで、これだけの競馬をするんだからね。来年は一番いい状態でG1を使ってみたい」と今後への期待を語った[8]

しかし、2019年高松宮記念で16着に大敗するなど、前年とは一転して不振が続いた。連覇を狙ったアイビスサマーダッシュでは2番人気に支持されたが、6着に終わった。しかし、前年2着の北九州記念では5戦ぶりに騎乗する秋山とのコンビで9番人気の低評価を覆して差し切り勝ちし、復活を果たした[9]。次戦のセントウルステークス川田将雅が初騎乗したが、道中で挟まれる場面があり6着に終わる[10]。2年連続で挑戦したスプリンターズステークスは0秒4差の6着という結果だったが、秋山は「去年(4着)より内容は良かった」とコメントした[11]

7歳となった2020年も現役を続行するが、5月24日の韋駄天ステークスの3着が最高着順で、勝利を挙げることはできなかった。12月19日のタンザナイトステークス5着を最後に現役を引退。引退後は生まれ故郷の横井哲牧場で繁殖牝馬となる[2]

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競走成績

要約
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以下の内容はnetkeiba.comの情報[4]に基づく。

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繁殖成績

さらに見る 馬名, 生年 ...
  • 2024年9月27日現在

血統表

ダイメイプリンセス血統(血統表の出典)[§ 1]
父系リファール系
[§ 2]

キングヘイロー
1995 鹿毛
父の父
*ダンシングブレーヴ
Dancing Brave
1983 鹿毛
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Navajo Princess Drone
Olmec
父の母
*グッバイヘイロー
Goodbye Halo
1985 栗毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Pound Foolish Sir Ivor
Squander

ダイメイダーク
2007 青鹿毛
ダンスインザダーク
1993 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ダンシングキイ Nijinsky
Key Partner
母の母
*スノーペトレル
Snow Petrel
1996 鹿毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Goldminess Mr. Prospector
Blush With Pride
母系(F-No.) Best in Show系(FN:8-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Halo 3×4=18.75%Northern Dancer 4×5×4=15.63%、Sir Gaylord 5×5=6.25% [§ 4]
出典
  • 母ダイメイダークは中央で2戦1勝[13]
  • 半弟にオープン特別2勝を含む6勝を挙げているダイメイフジ(父アグネスデジタル)がいる[14]
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脚注

外部リンク

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