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パーフェクト・ブルー
テレビドラマ ウィキペディアから
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概要
宮部みゆきのデビュー作となる長編ミステリー小説である。ミステリ叢書『鮎川哲也と十三の謎』の第5回配本として1989年2月に発表された。宮部が、1986年オール讀物推理小説新人賞最終候補作になった時の選評を読んだ折原一が、まだ出版された本のなかった宮部の力量を見抜き、編集担当の戸川安宣に推薦して、出版が決まった[1]。
あらすじ
高校野球界のスーパースター・諸岡克彦への恐喝事件は放火殺人へと発展し、容疑者として次男・諸岡進也が挙げられた。探偵事務所所長で父親の蓮見浩一郎から、進也の捜索を依頼されていた探偵事務所の蓮見加代子は、克彦の死の謎を解くため事件の真相解明に乗り出した。
また同時期、三友製薬でも過去のある薬品について脅迫を受けていたが、その処理にあたる木原和夫は三友製薬の負の顔を知っていくことになる。「ナンバー・エイト」と呼ばれる謎の新薬『パーフェクトブルー』をキーワードに、2つの事件が繋がる真相とは?
刊行情報
- 鮎川哲也と十三の謎『パーフェクト・ブルー』 東京創元社、1989年2月発行。ISBN 978-4488023157
- 創元推理文庫『パーフェクト・ブルー』 東京創元社、1992年12月発行[2]。ISBN 978-4488411015
- 宮部みゆきアーリーコレクション『パーフェクト・ブルー』(新装版) 新潮社、2008年4月発行[3]。ISBN 978-4103750086
テレビドラマ
要約
視点
2010年版
2010年2月7日にWOWOWの「ドラマW」で放送後、同年9月18日から1週間限定で劇場公開された。『理由』『長い長い殺人』に続く、「宮部みゆき×WOWOW」コラボレーション第3作目にあたる。監督は下山天。
ストーリー(2010年版)
将来を嘱望されていた高校球児・諸岡克彦が殺害された。容疑は、家出をしていた克彦の弟・進也にかかる。偶然、彼らの父・諸岡三郎から、家出を繰り返す問題児の進也の捜索を依頼されていた探偵事務所の蓮見加代子は、進也の容疑を晴らそうと、父親の探偵事務所長・蓮見浩一郎、愛犬マサと一緒に真相究明に乗り出す。同じ頃、製薬会社の三友製薬でも事件が起きていた。
キャスト(2010年版)
- 蓮見 加代子(蓮見探偵事務所調査員) - 加藤ローサ
- 蓮見 糸子 (加代子の妹)- 小野明日香
- 諸岡 進也(諸岡家次男、容疑者) - 中村蒼
- 結城 雅之(三友製薬を恐喝) - 津田寛治
- 木原 和夫(三友製薬総務課長) - 小市慢太郎
- 宮本刑事(港東署刑事、克彦殺害事件担当) - 甲本雅裕
- 諸岡 久子(克彦と進也の母) - 藤田朋子
- 上村 大樹(三友製薬・経営コンサルタント) - 升毅
- 幸田 俊朗(三友製薬社長) - 大杉漣
- 蓮見 浩一郎(蓮見探偵事務所所長、加代子の父) - 宅麻伸
- 諸岡 三郎(克彦と進也の父、依頼者) - 石黒賢
- マサ(元警察犬)
- 諸岡 克彦(諸岡長男の高校球児、殺害) - 松岡佑季
スタッフ(2010年版)
2012年版
『宮部みゆきミステリー パーフェクト・ブルー』のタイトルでTBS系列のパナソニック ドラマシアター枠にて2012年10月8日から12月17日まで毎週月曜日の20:00 - 20:54(JST)に放送された。瀧本美織は本作が民放連続ドラマでの単独初主演[4]。
キャッチコピーは「女性探偵は追い続ける、残酷な真実『パーフェクト・ブルー』を。」
ストーリー(2012年版)
7年前、新聞記者をしていた蓮見浩一郎は「パーフェクト・ブルー」という言葉を残して、自ら手首を切って自殺する。
浩一郎の死を目撃してしまった糸子は父親の命日が近づくと、そのときの光景がフラッシュバックのように蘇り、傷まれない気持ちに苛まれる。糸子の姉、加代子は妹を含む被害者を救うため事件解決に奔走する。
キャスト(2012年版)
- 蓮見探偵事務所
- 富士坂警察署
- ラ・シーナ
- その他
ゲスト(2012年版)
- 第1話
- 第2話
- 第3話
- 第4話
- 第5話
- 第6話
- 第7話
- 第8話
- 第9 - 最終話
- 諸岡 久子(克彦・進也の母親) - 菊池麻衣子
- 諸岡 克彦(鶴和学院野球部投手) - 野村周平(少年期:武井琢磨)
- 山瀬 浩(鶴和学院中退) - 黒木辰哉(少年期:凱斗)
- 山瀬 桂子(浩の母親) - 安藤麻吹
- 山瀬 憲治(浩の父親) - 夏井貴浩(第9話)
- 前田 大和(鶴和学院野球部監督) - 青山草太(第9話)
- 御手洗 大吾(イツワ出版記者) - 山中アラタ(第9話)
- 一星 透(蓮王学園野球部顧問) - 斎藤洋介(第9話)
- 諸岡 三郎(克彦・進也の父親) - 近藤芳正(第10 - 最終話)
- 結城 雅之(フリーライター) - 山崎銀之丞(第10 - 最終話)
- 幸田 俊郎(朝倉製薬専務) - 団時朗(第10 - 最終話)
- 植田 涼子(経営危機管理コンサルタント) - 古手川祐子(第10 - 最終話)
スタッフ(2012年版)
- 原作 - 宮部みゆき「パーフェクト・ブルー」「心とろかすような─マサの事件簿」(創元推理文庫刊)
- 脚本 - 山崎淳也、高橋悠也、大石哲也
- 脚本協力 - 髙橋幹子
- 主題歌 - 柴咲コウ「My Perfect Blue」(Nayutawave Records)[5]
- 音楽 - 寺田志保
- 演出 - 唐木希浩、田中峰弥、浅見真史
- 演出補 - 山下司、酒見顕守、小原由未恵、尾本克宏、鈴木農史
- 音響効果 - 原田慎也、茂野敦史(メディアハウス・サウンドデザイン) / 羽田野みゆき
- タイトルバック - 小林恵美
- CG - 中村大輔
- 取材協力 - 青木ちなつ探偵事務所
- 探偵監修 - IRS女性調査事務所
- 法律監修 - 泉総合法律事務所
- 警察監修 - 高瀬清
- 医療監修 - 医療コーディネータージャパン、内ヶ崎西作(日本大学医学部法医学准教授)
- 野球指導 - 川並淳一(第9話)
- ファイティングコーディネーター - 佐々木修平
- ガンエフェクト - 納富喜久男
- ドッグトレーナー - 長澤拓真
- 企画協力 - 河野治彦(大沢オフィス)
- 技術協力 - ビデオスタッフ
- 照明協力 - ザ・ホライズン
- 美術協力 - アックス
- プロデューサー - 白石統一郎(C.A.L)、晴野善博(トータルメディアコミュニケーション)
- プロデューサー補 - 中川裕規、依知川弥生、廣上佳奈
- 制作協力 - トータルメディアコミュニケーション
- 制作 - C.A.L
- 製作 - TBS、C.A.L
サブタイトル(2012年)
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脚注・出典
外部リンク
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