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ヒシイグアス

日本の競走馬 ウィキペディアから

ヒシイグアス
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ヒシイグアス(欧字名:Hishi Iguazu :滂薄無比2016年1月22日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2021年中山金杯、2021年・2023年中山記念

概要 ヒシイグアス, 欧字表記 ...

馬名の意味は、冠名アルゼンチンにある最大の滝[3]

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戦績

要約
視点

2〜3歳 (2018〜2019年)

2018年11月25日東京新馬戦ライアン・ムーアを背にデビュー。道中3・4番手を追走するも、直線でラストドラフトとの追い比べに敗れ2着となる。続く12月15日中山の未勝利戦で勝ち上がりを決め、続く2019年1月の若竹賞(500万下)と連勝[10]してスプリングステークスで重賞初挑戦。3番人気で臨むもエメラルファイトの5着と敗れた。[11]その後はラジオNIKKEI賞を目標に調整され、迎えた同レースはスプリングステークス5着などの実績が評価され1番人気で出走するも、不良馬場が影響し9着に敗れる[12]

4歳 (2020年)

約6カ月の休養を挟んで迎えた復帰戦1月18日の4歳以上2勝クラス[13]ではダイワダグラスの、次いで出走した富里特別(2勝クラス)ではハーメティキストの2着にいずれもフィリップ・ミナリク騎乗でそれぞれ敗れる。しかし続く石和特別(2勝クラス)ではダミアン・レーンを背に力強く抜け出すと2着アップライトスピンに3/4馬身差をつけ勝利。待望の3勝目を手にした。[14]約7カ月の休養を再び挟んで11月29日東京のウェルカムステークス (3勝クラス)[15] では松山弘平に乗り替わり2着ショウナンハレルヤに3/4馬身差をつけて2勝クラス、3勝クラスと連勝を達成した[16]

5歳 (2021年)

年明け緒戦として出走した中山金杯には、1番人気に支持され直線では追い込んできたココロノトウダイとの追い比べをクビ差で制し重賞初制覇[17]。続いて出走した中山記念では3連勝中ということもあり2.5倍の1番人気で出走。直線残り50m付近で抜け出し、ケイデンスコールにクビ差で勝利。石和特別から4連勝・重賞2連勝を達成したほか、松山とのコンビでは3戦3勝となった[18]。その中山記念に出走後、2021年10月31日には天皇賞 (秋)G1に初挑戦。引き続き松山が騎乗したが、外枠15番も影響し上位3強馬の力を見せつけられ連勝は4で止まった。但し、それでも掲示板範囲内の5着は確保した[19]。12月12日には香港カップに出走。初めての海外遠征となった同レースでは、ジョアン・モレイラが騎乗し、直線では外から追い込み一度先頭に立つも、内から同年のクイーンエリザベス2世カップブリーダーズカップフィリー&メアターフを制したラヴズオンリーユーに差し返され短頭差の2着に敗れた[20]

6歳 (2022年)

当初は4月に香港遠征を行いクイーンエリザベス2世カップへ出走予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大により海外馬の受け入れ中止を表明したため、池添謙一とのコンビで大阪杯へと出走[21]し4着。続く宝塚記念では約2年ぶりにレーンを鞍上に迎え、レースでは中団から上り3ハロン最速の脚を繰り出すも2番手から抜け出したタイトルホルダーから2馬身差の2着となった[22]

しかし、レース後に美浦トレーニングセンターに到着すると熱中症を発症し、生死の境をさまようほどの状態になる。入院して回復するまでに相当の時間を要し、しばらく冷房の馬房で過ごしたのち、涼しい北海道で立て直してから、ノーザンファームしがらきへ移動した[23]

7歳 (2023年)

Thumb
中山記念表彰式

1月28日に美浦に帰厩し、8ヶ月の休養明けで中山記念に出走[23][24]。道中は中団の内において脚を溜め、抜群の手ごたえで3コーナーから4コーナーで好位に進出。直線では若干前が詰まる所があったものの、進路を外に切り替え馬場の真ん中を一気に抜け出しゴール。2021年以来のこのレースの制覇で重賞3勝目を飾った[25][26][27]。その後、大阪杯、札幌記念、秋の天皇賞と国内で3走し、二度目の海外遠征となる香港カップに臨み、3着と好走して7歳シーズンを終えた。

8歳(2024年)

8歳初戦も中山記念を初戦に選び、鞍上に女性騎手のレイチェル・キングを迎えて出走したが11着と敗れた。その後、4月28日に行われるクイーンエリザベスII世カップの招待を受諾し、三度目の海外遠征に臨む事となった[28]。クイーンエリザベスII世カップでは好位中団のインで脚を溜め、直線でしぶとく脚を伸ばしたが5着に敗れる。その後、11月16日付けでJRAの競走馬登録を抹消。引退後は中山競馬場で乗馬となる予定[29]。その後中山競馬場にて誘導馬となった[30]

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競走成績

要約
視点

以下の内容は、JBISサーチ[31]、netkeiba.com[32]香港ジョッキークラブ[33]の情報に基づく。

さらに見る 競走日, 競馬場 ...
  • 海外の競走の「枠番」欄にはゲート番を記載
  • 香港のオッズ・人気は香港ジョッキークラブのもの(日本式のオッズ表記とした)
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特徴

  • 中山競馬場では9戦5勝2着2回と最も得意にしており、勝利した3つの重賞も全て中山開催である[38][39]。このことからメディアには「中山巧者」、「中山将軍」と呼ばれている[39][40]

血統表

ヒシイグアス血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ヘイロー系
[§ 2]

ハーツクライ
2001 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
アイリッシュダンス
1990 鹿毛
*トニービン *カンパラ
Severn Bridge
*ビューパーダンス Lyphard
My Bupers

*ラリズ
2004 鹿毛
Bernstein
1997 鹿毛
Storm Cat Storm Bird
Terlingua
La Affirmed Affirmed
La Mesa
母の母
La Marlene
1995 黒鹿毛
Rainbow Corner Rainbow Quest
Kingscote
La Cardinale *サザンヘイロー
La Bozan
母系(F-No.) ラリズ(ARG)系(FN:3-h) [§ 3]
5代内の近親交配 Halo 3×5=15.63%、Northern Dancer 5×5=6.25% [§ 4]
出典
  • 母ラリズはアルゼンチンのGIIIコンデッサ賞、オクレンシア賞勝ち馬でGIのCEスプリント2着の短距離馬。
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脚注

外部リンク

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