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フィールディング・バイブル・アワード

メジャーリーグベースボールの優秀守備選手賞 ウィキペディアから

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フィールディング・バイブル・アワードまたはフィールディング・バイブル賞: Fielding Bible Award, 略称はFB)は、MLBの守備表彰の一つ。2006年に創設された。

概要

要約
視点

この賞は、同じく守備表彰の一つであるゴールドグラブ賞(1957年より公式表彰として創設)とは以下の点で異なる。

  • 選考者は、セイバーメトリクスの専門家を中心に構成される(ゴールドグラブ賞は球団監督による投票で選出される)。
  • 全チームから守備位置ごとに各一名が受賞する(ゴールドグラブ賞は両リーグでそれぞれ選出される)。
  • 外野手は、左翼手・中堅手・右翼手でそれぞれ選出される(2010年までゴールドグラブ賞は外野手をそれぞれ区別せず選出していた)。
  • 同一選手が同一シーズンに複数のポジションで受賞可能(例:2019年のコディ・ベリンジャー)。
  • 2020年シーズンより、NPBKBOの表彰も開始した。[1]

このため、必ずしもゴールドグラブ賞と受賞者が一致するわけではない。

選出方法

1つのポジションに対し、17名の選考者[2][3]各々が、順位をつけて10名の選手を選出する。1位の選手には10点、2位には9点、と点数が与えられ、その点数の17名での総計が最も高い選手に対して賞が贈られる。最高で170点が与えられることになる。同点の選手が複数出た場合には、3名のタイブレーカーによる同様の投票によって決定される[4]

2020年シーズンは試合数が縮小したことで投票基準を調整し、60点が満票となった[5]

選考者

2021年10月現在の選考者は以下の17名義[6][7](2012年までは10名義、2020年までは12名義)

  • ビル・ジェームズ (2006 - )
  • ジョン・デュワン (2006 - )
  • Hal Richman (2006 - )
  • BIS (Baseball Info Solutions) Video Scouts (2006 - )
  • Dan Casey (2008 - 2013年、2021年 - )
  • ピーター・ギャモンズ英語版(2009 - )
  • Mark Simon (2012 - )
  • ジョー・シーハン英語版 (2014年 - )
  • Travis Sawchik (2014年 - )
  • クリス・シングルトン英語版(2018年 - )
  • クリスティーナ・カール英語版(2019年 - )
  • Emma Baccellieri(2021年 - )
  • Chris Dial(2021年 - )
  • Zach Kram(2021年 - )
  • Moses Massena(2021年 - )
  • エドゥアルド・ペレス(2021年 - )
  • Meg Rowley(2021年 - )

過去の選考者

出典[8]

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受賞者一覧

要約
視点

※背景緑色は、その年にゴールドグラブ賞と同時獲得した選手
※球団略称後の数字は、2度目以降の受賞回数

投手・捕手

さらに見る 年度, 投手 ...

内野手

さらに見る 年度, 一塁手 ...


外野手

さらに見る 年度, 左翼手 ...

マルチポジション

※2014年より制定された部門で、複数ポジションを守った選手(いわゆるユーティリティープレイヤー)から1人選ばれる。受賞する資格を得るには、全ポジション合計で少なくとも600イニングをプレイし、全ポジション合計イニングのうち70%以上を占めているポジションが無いこと。

さらに見る 年度, マルチポジション ...
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記録

要約
視点
2021年シーズン終了時点

ポジション別受賞者記録

さらに見る ポジション, 最多受賞者 ...

通算受賞回数

  • 6回:
    • ヤディアー・モリーナ(2007 - 2010年、2012 - 2013年)
    • アンドレルトン・シモンズ(2013 - 2018年)
  • 5回:
    • アルバート・プホルス(2006 - 2009年、2011年)
    • ダラス・カイケル(2014 - 2017年、2021年)
    • ノーラン・アレナド(2015 - 2017年、2020年・2022年)
    • ムーキー・ベッツ(2016 - 2018年、2020年・2022年)
  • 4回:
    • マーク・バーリー(2009年 - 2012年)
    • エイドリアン・ベルトレ(2006年、2008年、2011 - 2012年)
    • ダスティン・ペドロイア(2011年、2013 - 2014年、2016年)
    • アレックス・ゴードン(2012 - 2014年、2018年)
    • ポール・ゴールドシュミット(2013年、2015年、2017年、2021年)
    • ハビアー・バエズ(2016 - 2018年、2020年)
  • 3回:
    • カール・クロフォード(2006年、2008 - 2009年)
    • イチロー(2006年、2009 - 2010年)
    • トロイ・トゥロウィツキー(2007年、2010 - 2011年)
    • ジェイソン・ヘイワード(2012年、2014 - 2015年)
    • ブレット・ガードナー(2010年 - 2011年、2017年)
    • コルテン・ウォン(2018 - 2020年)

連続受賞年数

  • 6年:
    • アンドレルトン・シモンズ(2013 - 2018年)
  • 4年:
    • アルバート・プホルス(2006 - 2009年)
    • ヤディアー・モリーナ(2007 - 2010年)
    • マーク・バーリー(2009 - 2012年)
    • ダラス・カイケル(2014 - 2017年)
  • 3年:
    • アレックス・ゴードン(2012 - 2014年)
    • ノーラン・アレナド(2015 - 2017年)
    • ムーキー・ベッツ(2016 - 2018年)
    • ハビアー・バエズ(2016 - 2018年)
    • マット・オルソン(2018 - 2020年)
    • コルテン・ウォン(2018 - 2020年)
  • 2年:
    • カール・クロフォード(2008 - 2009年)
    • イチロー(2009 - 2010年)
    • ブレット・ガードナー(2010 - 2011年)
    • トロイ・トゥロウィツキー(2010 - 2011年)
    • エイドリアン・ベルトレ(2011 - 2012年)
    • ヤディアー・モリーナ(2012 - 2013年)
    • ダスティン・ペドロイア(2013 - 2014年)
    • ジェイソン・ヘイワード(2014 - 2015年)
    • スターリング・マルテ(2015 - 2016年)
    • マット・チャップマン(2018 - 2019年)
    • ロレンゾ・ケイン(2018 - 2019年)
    • ロベルト・ペレス(2019 - 2020年)
    • タイラー・オニール(2020 - 2021年)
    • エンリケ・ヘルナンデス(2020 - 2021年)

通算受賞回数(ゴールドグラブ賞と同時受賞)

  • 5回:
    • ヤディアー・モリーナ(2008 - 2010年、2012 - 2013年)
    • ムーキー・ベッツ(2016 - 2018年、2020年・2022年)
    • ノーラン・アレナド(2015 - 2017年、2020年・2022年)
  • 4回:
    • マーク・バーリー(2009 - 2012年)
    • アレックス・ゴードン(2012 - 2014年、2018年)
    • アンドレルトン・シモンズ(2013 - 2014年、2017 - 2018年)
  • 3回:
    • イチロー(2006年、2009 - 2010年)
    • エイドリアン・ベルトレ(2008年、2011 - 2012年)
    • ダスティン・ペドロイア(2011年、2013 - 2014年)
    • ジェイソン・ヘイワード(2012年、2014 - 2015年)
    • ポール・ゴールドシュミット(2013年、2015年、2017年)
    • ダラス・カイケル(2014 - 2016年)
  • 2回:
    • カルロス・ベルトラン(2006年、2008年)
    • トロイ・トゥロウィツキー(2010 - 2011年)
    • スターリング・マルテ(2015 - 2016年)
    • ザック・グレインキー(2018 - 2019年)
    • マット・オルソン(2018 - 2019年)
    • マット・チャップマン(2018 - 2019年)
    • ロベルト・ペレス(2019 - 2020年)
    • コルテン・ウォン(2019 - 2020年)
    • タイラー・オニール(2020 - 2021年)

連続受賞年数(ゴールドグラブ賞と同時受賞)

  • 4年:
    • マーク・バーリー(2009 - 2012年)
  • 3年:
    • ヤディアー・モリーナ(2008 - 2010年)
    • アレックス・ゴードン(2012 - 2014年)
    • ダラス・カイケル(2014 - 2016年)
    • ノーラン・アレナド(2015 - 2017年)
    • ムーキー・ベッツ(2016 - 2018年)
  • 2年:
    • エイドリアン・ベルトレ(2011 - 2012年)
    • イチロー(2009 - 2010年)
    • トロイ・トゥロウィツキー(2010 - 2011年)
    • ヤディアー・モリーナ(2012 - 2013年)
    • ダスティン・ペドロイア(2013 - 2014年)
    • アンドレルトン・シモンズ(2013 - 2014年、2017 - 2018年)
    • ジェイソン・ヘイワード(2014 - 2015年)
    • スターリング・マルテ(2015 - 2016年)
    • ザック・グレインキー(2018 - 2019年)
    • マット・オルソン(2018 - 2019年)
    • マット・チャップマン(2018 - 2019年)
    • ロベルト・ペレス(2019 - 2020年)
    • コルテン・ウォン(2019 - 2020年)
    • タイラー・オニール(2020 - 2021年)

その他

  • 1位票満票最多受賞者
    • アンドレルトン・シモンズ:3回(2013 - 2015年)
    • ムーキー・ベッツ:3回(2017 - 2018年、2020年)
  • 1位票満票での選出[8]
    • ヤディアー・モリーナ(2010年、2012年)
    • マーク・バーリー(2012年)
    • アレックス・ゴードン(2012年、2014年)
    • マニー・マチャド(2013年)
    • アンドレルトン・シモンズ(2013 - 2015年)
    • ジェイソン・ヘイワード(2014年 - 2015年)
    • ケビン・キアマイアー(2015年)
    • バスター・ポージー(2016年)
    • ムーキー・ベッツ(2017 - 2018年、2020年)
    • マット・オルソン(2019年)
    • コルテン・ウォン(2019年)
    • ノーラン・アレナド(2020年)
    • スティーブン・クワン(2022年)
  • 複数ポジションでの受賞者:
    • フランクリン・グティエレス(2008 - 2009年)※2008年は右翼手、2009年は中堅手として受賞
    • ハビアー・バエズ(2016 - 2018年、2020年)※2016 - 2018年はマルチポジション、2020年は遊撃手として受賞
  • 複数ポジションでの同時受賞者:
    • コディ・ベリンジャー(2019年)※右翼手部門とマルチポジション部門との同時受賞、ゴールドグラブ賞も受賞
  • シーズン受賞者最多輩出チーム:
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脚注

外部リンク

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