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DJ・ルメイユ

アメリカの野球選手 (1988 - ) ウィキペディアから

DJ・ルメイユ
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デビッド・ジョン・ルメイユDavid John LeMahieu[注釈 1], 1988年7月13日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州トゥーレアリ郡バイセイリア出身のプロ野球選手内野手)。右投右打。MLBニューヨーク・ヤンキース傘下所属。

概要 ニューヨーク・ヤンキース(DFA), 基本情報 ...
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経歴

要約
視点

プロ入り前

2007年MLBドラフト41巡目(全体1241位)でデトロイト・タイガースから指名されたが、契約には至らなかった。ルイジアナ州立大学に入学後は、大学野球で2年間プレーし、大学アメリカ代表に選ばれるなど活躍した[2]

プロ入りとカブス時代

2009年MLBドラフト2巡目(全体79位)でシカゴ・カブスから指名され、7月19日に契約。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・カブスで3試合に出場後、7月28日にA級ピオリア・チーフスへ昇格。38試合に出場して打率.316、30打点、2盗塁を記録した。

2010年はA+級デイトナ・カブスでプレーし、135試合に出場して打率.314、2本塁打、73打点、15盗塁を記録した。8月31日にはフロリダ・ステートリーグのポストシーズン・オールスターチームに選出された[3]

2011年はAA級テネシー・スモーキーズで開幕を迎え、50試合に出場。打率.358、2本塁打、27打点、4盗塁と結果を残し、5月30日にジェフ・ベイカーが離脱したため、代役としてカブスとメジャー契約を結んだ[4]。同日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。8回裏無死一塁の場面で、ジョン・グラボウの代打として出場したが、遊撃への併殺打となった[5]。23試合に出場したが、6月28日にAAA級アイオワ・カブスへ降格[6]。AAA級アイオワでは58試合に出場し、登録枠が拡大された9月6日にメジャーへ再昇格した[7]。この年メジャーでは37試合に出場して打率.250、4打点を記録した[8]

ロッキーズ時代

2011年12月8日にイアン・スチュワートケイシー・ウェザーズ英語版とのトレードで、タイラー・コルビンと共にコロラド・ロッキーズへ移籍した[9]

2012年3月3日にロッキーズと1年契約に合意。3月18日に傘下のAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスへ配属され、開幕を迎えた。5月23日にジョナサン・ヘレーラ故障者リスト入りしたためメジャーへ昇格[10]。6月からは二塁手として先発起用されていたが、打率.229と結果を残せず、6月10日から再び守備要員へ戻った。6月22日にヘレーラが復帰したため、AAA級コロラドスプリングスへ降格した[11]。7月17日にヘレーラとクリス・ネルソンが故障者リスト入りしたため、再びメジャーへ昇格[12]。昇格後は主に二塁手として先発起用された[8]。この年は81試合に出場して打率.297、2本塁打、22打点、1盗塁を記録した[8]

2013年3月5日にロッキーズと1年契約に合意[13]。3月27日にAAA級コロラドスプリングスへ配属され、開幕を迎えた。開幕後はAAA級コロラドスプリングスで61試合に出場。打率.314、1本塁打、31打点、13盗塁と好成績を記録し、5月16日にメジャーへ昇格[14]。この年は109試合に出場して打率.280、2本塁打、28打点、18盗塁を記録した[8]

2014年3月9日にロッキーズと1年契約に合意し[15]、自身初の開幕ロースター入りを果たした[16]。この年は、正二塁手としてプレーし、打撃では初めて規定打席に到達した[8]。オフに初めて二塁手でのゴールドグラブ賞を受賞した。

2015年は打撃面でも好調で、4月の打率は.406だった[8]。7月にはオールスターにも初選出されている。7月にも打率.400を記録するなどと好調を維持し、シーズン打率が3割を下回ることがほとんどなく、最終的にリーグ10位の打率.301を残した[8]

Thumb
コロラド・ロッキーズ時代
(2016年5月14日)

2016年は2年連続3割の打率.348を記録し自身初のタイトルとなる首位打者を獲得し、出塁率もリーグ2位の.416を記録した。終盤に首位打者争いしていたダニエル・マーフィーが怪我で出場できなかったため、ウォルト・ワイス監督の方針により最終5試合のうちの4試合を欠場したため、物議を醸した[17]。守備では、422補殺(リーグ2位)、91併殺打(同3位)を記録し、守備防御点も+3と堅実だった[8]。このシーズンはホーム打率が.391を記録したが、ビジター打率は.303であり、打者有利である本拠地の恩恵を大きく受けた[8]

2017年は自己最多の155試合に出場[8]。7月には月間打率.375を記録するなど夏場に調子を上げ、代替選出でオールスターにも出場。シーズンではリーグ7位の打率.310、8本塁打、64打点、OPS.783という成績で、3年連続の打率3割を記録した[8]。元々左投手を得意としている打者ではあるが、この年は対右投手の打率が.293に対して、左投手には.362、打席数は対右投手の3分の1程度であったが、対右投手よりも多い5本塁打を記録した[8]。オフに2度目のゴールドグラブ賞を獲得した。

2018年は打率.276で4年ぶりに3割を切ったが、キャリアハイの15本塁打を記録。守備ではまたゴールドグラブ賞受賞した。10月29日にFAとなった[8]

ヤンキース時代

2019年1月14日にニューヨーク・ヤンキースと2年総額2400万ドルの契約を結んだ[18]。この年は、チームに故障者が続出する中で年間通じてメジャーでプレーし、本業の二塁手だけでなく一塁手や三塁手としても起用された[8]。打撃面でもシーズン終盤まで首位打者を争うなど活躍し、安打(197)・二塁打(33)・本塁打(26)・塁打(312)・打点(102)・長打率(.518)で自己最高を記録した[8]。6月には自身初となるプレイヤー・オブ・ザ・ウィークプレイヤー・オブ・ザ・マンスに選出され、オールスターにも出場。オフにはシルバースラッガー賞を初受賞した。また、同年から新設されたオールMLBチームのファーストチーム二塁手に選出された。

2020年COVID-19の影響で60試合の短縮シーズンに。自身もキャンプ前の検査で陽性反応を示した[19]。シーズンは開幕2戦目から出場。序盤から好調で65打席で打率.411を残していたが、8月11日のボストン・レッドソックス戦で右手親指を捻挫し、10日間の故障者リスト入り[20]。同29日に復帰以降も調子を維持して、最終的に打率.364で首位打者を獲得した[8]。自身2度目のタイトルで、両リーグでの首位打者獲得は1900年以降では初の快挙となった[21]。出塁率(.421)とOPS(1.011)もリーグトップだった。オフの10月28日にFAとなり、球団から提示された1890万ドルのクオリファイング・オファーを拒否した[22]。12月9日にオールMLBチームのファーストチーム二塁手に2年連続2度目の選出を果たした[23]

2021年1月27日にヤンキースと6年総額9000万ドルで再契約した[24]

2022年は怪我のため125試合の出場に留まったが、一塁で35試合、二塁で41試合、三塁で47試合に出場し、この年から新設されたユーティリティープレーヤー部門でゴールドグラブ賞を受賞した[25]

2023年は前年比で11試合多い136試合と出場試合数を増やし、打率.243などを記録した[8]

2024年は3月中旬に足を負傷したために開幕を故障者リストで迎え、5月28日に復帰した[26]。この年は67試合の出場に留まり、打率は自己最低の.204だった[27]

2025年は45試合に出場し、34安打と12打点を記録したが7月9日にホルビット・ビバスを昇格させることに伴ってDFAとなった[28]

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選手としての特徴

守備

広い守備範囲と高い確実性を兼ね備えた二塁守備を誇り、2018年には守備率.993[29]、DRS+18[30]、UZR+11[31](いずれもリーグ1位[29][30][31])を記録している。

過去3度にわたって二塁手としてゴールドグラブ賞を受賞しているほか、2017年にはゴールドグラブ賞とフィールディング・バイブル・アワード(セイバーメトリクスの守備指標が選考基準)を同時受賞している。

ヤンキース移籍後は二塁手以外のポジションも守り、2022年にはユーティリティープレーヤーとしてゴールドグラブ賞を受賞した[25]

打撃

確実性のある打撃を持ち味とする。左投手を得意としており、2020年までの通算で対右投手の打率.298に対して、左投手には.325を記録している。

詳細情報

年度別打撃成績

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  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

ポストシーズン打撃成績

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  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞年

タイトル

表彰

記録

背番号

  • 33(2011年)
  • 9(2012年 - 2018年)
  • 26(2019年 - 2025年7月6日)
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脚注

関連項目

外部リンク

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