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メイテイ文字 (Unicodeのブロック)

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メイテイ文字(メイテイもじ、英語: Meetei Mayek)は、Unicodeの147個目のブロック

概要 範囲, 面 ...

解説

インド北東部のマニプル州で話される、シナ・チベット語族チベット・ビルマ語派に属するマニプリ語を表記するために11世紀18世紀後半[1]の間用いられていたメイテイ文字を収録している。19世紀以降マニプリ語は主にベンガル文字が用いられていたが、近年この文字の使用が現在のマニプリ語の音韻体系に合わせた形で復活し、再度使われるようになりつつある[1]

なお、Unicode公式ブロック名の「Meetei Mayek(メイテイ・マイェク)」という名前はマニプル州の公式文書で使用されており、多くの言語学者も「Meitei Mayek」という名前を使用しているが、他の音訳も存在する[2](マニプル文字など)。

メイテイ文字はブラーフミー文字から派生した所謂ブラーフミー系文字(インド系文字)の一つであり、音素文字のうち子音字単独では暗黙の随伴母音/-a/を伴って発音され、別の母音にする際に母音記号を付加することで発音を切り替えるアブギダに分類される。ラテン文字などと同様に左から右への横書き(左横書き)であり、単語毎に分かち書きをする。

他の多くのブラーフミー系文字とは異なり、末子音は末子音専用の字母を用いる。

加えて、アラビア文字タイ文字などと同様に独自の数字体系(メイテイ数字)を有している。

符号位置の順序はおおむね伝統的なメイテイ文字の順序に従っている。他のブラーフミー系文字とは文字順序の系統が異なる。

Unicodeのバージョン5.2において初めて追加された。

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収録文字

要約
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小分類

このブロックの小分類は「字母」(Letters)、「末子音字」(Final consonants)、「従属母音記号」(Dependent vowel signs)、「約物」(Punctuation)、「数字」(Digits)の5つとなっている[2]

字母(Letters

この小分類にはメイテイ文字の基本的な字母が収録されている。

他のブラーフミー系文字とは異なり、メイテイ文字は伝統的な文字順序で母音字と子音字がランダムに並んでいるため、子音字と母音字とが同じ小分類に属している。

末子音字(Final consonants

この小分類にはメイテイ文字のうち、随伴母音/-a/を伴わない末子音を表すための文字が収録されている。

従属母音記号(Dependent vowel signs

この小分類にはメイテイ文字のうち、子音字に結合する母音記号が収録されている。

約物(Punctuation

この小分類にはメイテイ文字で用いられる句読点などの約物類が収録されている。

数字(Digits

この小分類にはメイテイ文字で用いられる固有の数字が収録されている。

文字コード

メイテイ文字(Meetei Mayek)[1]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
 0123456789ABCDEF
U+ABCx
U+ABDx
U+ABEx
U+ABFx
注釈
1.^バージョン16.0時点

履歴

以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

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出典

関連項目

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