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ラテン文字拡張追加

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ラテン文字拡張追加(ラテンもじかくちょうついか、英語: Latin Extended Additional)は、Unicodeの71個目のブロック

概要 ラテン文字拡張追加, 範囲 ...

解説

ラテン文字のうち、ベトナム語用のダイアクリティカルマーク付きの文字や、ゲール体の文書などに見られるアイルランド語の旧正書法で用いられていたドット符号付きの文字、南アフリカ共和国北東部で話されるヴェンダ語用の文字、ISO 15919デーヴァナーガリーほかブラーフミー系文字)、ISO 233アラビア文字)、ISO 843ギリシャ文字)などラテン文字以外の文字体系をラテン文字へと翻字する際に用いられる文字などを収録している。

本ブロックに収録されている文字の大部分はラテン文字の基本的な字母にダイアクリティカルマークを付加することで表現可能なものである。

本ブロックはUnicodeのバージョン1.1で初めて追加された。

収録文字

要約
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小分類

このブロックの小分類は「ラテン一般用途拡張」(Latin general use extensions)、「中世学者用の追加」(Medievalist additions)、「ドイツ語タイポグラフィ用の追加」(Addition for German typography)、「ベトナム語用のラテン文字拡張」(Latin extensions for Vietnamese)の4つとなっている。[1]本ブロックでは、Unicodeのバージョン更新時の文字追加が隙間を埋める形で行われた影響で、同一の小分類に属する文字が飛び飛びの符号位置に割り当てられていることがある。

ラテン一般用途拡張(Latin general use extensions

この小分類にはラテン文字のうち、アイルランド語の旧正書法やヴェンダ語の表記、ラテン文字以外の文字体系からの翻字などに用いられるものを収録している。Unicodeのバージョン1.1で本ブロックと共に大部分が追加され、バージョン2.0でアイルランド語の旧正書法で用いられたṡの異体字であるU+1E9B ẛが追加された。

中世学者用の追加(Medievalist additions

この小分類にはラテン文字のうち、中世の文献などで用いられている文字を収録している。Unicodeのバージョン5.1で追加された。

ドイツ語タイポグラフィ用の追加(Addition for German typography

この小分類にはラテン文字のうち、ドイツ語において特殊なタイポグラフィ上で用いられる大文字のエスツェット1文字のみを収録している。Unicodeのバージョン5.1で追加された。

ベトナム語用のラテン文字拡張(Latin extensions for Vietnamese

この小分類にはラテン文字のうち、ベトナム語の表記に用いられるダイアクリティカルマーク付きの文字を収録している。Unicodeのバージョン1.1で本ブロックと共に追加された。

文字コード

ラテン文字拡張追加(Latin Extended Additional)[1]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
 0123456789ABCDEF
U+1E0x
U+1E1x
U+1E2x
U+1E3x ḿ
U+1E4x
U+1E5x
U+1E6x
U+1E7x ṿ
U+1E8x
U+1E9x
U+1EAx
U+1EBx ế
U+1ECx
U+1EDx
U+1EEx
U+1EFx ỿ
注釈
1.^バージョン15.1時点
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履歴

以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

さらに見る バージョン, コードポイント ...
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出典

関連項目

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