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ラテン文字拡張C
Unicodeのブロック ウィキペディアから
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ラテン文字拡張C(ラテンもじかくちょうC、英語: Latin Extended-C)は、Unicodeの98個目のブロック。
解説
ラテン文字のうち、基本ラテン文字、ラテン1補助、ラテン文字拡張A、ラテン文字拡張B、IPA拡張、音声記号拡張、音声記号拡張補助、ラテン文字拡張追加のいずれのブロックにも含まれていないものが収録されている。
Unicodeのバージョン5.0において初めて追加された。
収録文字
要約
視点
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小分類
このブロックの小分類は「正書法用ラテン文字の追加」(Orthographic Latin additions)、「ウイグル語用の追加」(Additions for Uyghur)、「その他の追加」(Miscellaneous additions)、「クラウディウス文字」(Claudian letters)、「UPA用の追加」(Additions for UPA)、「ショナ語用の追加」(Additions for Shona)の6つとなっている[2]。
正書法用ラテン文字の追加(Orthographic Latin additions)
この小分類にはラテン文字のうち、様々な言語の正書法で用いられる字母が収録されている。
ウイグル語用の追加(Additions for Uyghur)
この小分類にはラテン文字のうち、中華人民共和国において 1965年から1982年までの間ウイグル語の表記に用いられたウイグル新文字(ウイグル語 Uyghur Yëngi Yëziqi ; 中国語 新维文; 略称 UYY)と呼ばれる文字体系で使われた拡張文字が収録されている。
その他の追加(Miscellaneous additions)
この小分類にはラテン文字のうち、様々な拡張文字が収録されている。
この小分類に含まれる、IPAの字母を大文字化したような文字はアメリカの音声記号において無声音化した音を表すために用いられる。
クラウディウス文字(Claudian letters)
この小分類にはラテン文字のうち、クラウディウス文字と呼ばれる、古代ローマ帝国のクラウディウス帝がラテン語の表記のために考案した文字が収録されている。
なお、碑文のクラウディウス文字は全て大文字で書かれるが、学者によっては小文字で書き写されることもある[2]ため小文字も収録されている。
UPA用の追加(Additions for UPA)
この小分類にはラテン文字のうち、フィンランド語などのウラル語族の言語の発音を示すために用いられる発音記号の一つである、UPA(Uralic Phonetic Alphabet; ウラル音声記号)のための字母が収録されている。
ただし、本小分類の一部にはUPA用のものではなく、スウェーデンにおいて方言の発音を表す発音記号の一つである、landsmålsalfabetetと呼ばれるスウェーデン語方言字母に由来するものが含まれている。
ショナ語用の追加(Additions for Shona)
この小分類にはラテン文字のうち、ジンバブエの公用語の一つであるショナ語において1932年から1955年までの間[5]の古い正書法で用いられていた字母が収録されている。
文字コード
ラテン文字拡張C(Latin Extended-C)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+2C6x | Ⱡ | ⱡ | Ɫ | Ᵽ | Ɽ | ⱥ | ⱦ | Ⱨ | ⱨ | Ⱪ | ⱪ | Ⱬ | ⱬ | Ɑ | Ɱ | Ɐ |
U+2C7x | Ɒ | ⱱ | Ⱳ | ⱳ | ⱴ | Ⱶ | ⱶ | ⱷ | ⱸ | ⱹ | ⱺ | ⱻ | ⱼ | ⱽ | Ȿ | Ɀ |
注釈
|
履歴
要約
視点
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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