トップQs
タイムライン
チャット
視点

世知原町

日本の長崎県北松浦郡にあった町 ウィキペディアから

世知原町
Remove ads

世知原町(せちばるちょう)は、長崎県の北部、北松浦半島内陸部にあったである。北松浦郡に属していた。2005年(平成17年)4月1日に佐世保市に編入され自治体として消滅した。

概要 せちばるちょう 世知原町, 廃止日 ...

ここでは、現在の佐世保市の一地域としての世知原(せちばる)についても記述する。

Remove ads

地理

佐世保市の北隣、北松浦半島の内陸にあり、平成の大合併までは長崎県内では3町のみ(他は隣接する吉井町及び東彼杵郡波佐見町)の海に面していない自治体であった[1]

町域は山間部のため、特に冬季は積雪や道路凍結が長崎県内としては多い。

  • 山 : 国見山 - 長崎県北部の最高峰、標高777m.
  • 川 : 佐々川 - 当町を源流とする長崎県内では最長の川。

地域

概要 世知原 せちばる, 国 ...

地名

世知原町は1889年(明治22年)の町村制施行時に1村単独(当時は世知原村)で自治体として発足した為、大字は無し。
2005年(平成17年)佐世保市編入時に地名末尾の「」の文字、及び小字を廃し、旧来の免の名称に「世知原町」を冠した町名に変更された[2]
(表記例:北松浦郡世知原町栗迎免→佐世保市世知原町栗迎)

さらに見る 町名設置前 (北松浦郡世知原町), 読み ...
  1. 佐世保市編入時に「北川内」の読みが変更された。
Remove ads

歴史

近現代

  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、世知原村が単独村制を施行し北松浦郡世知原村が成立。
  • 1940年昭和15年)11月3日 - 世知原村が町制施行、世知原町となる。
  • 1986年(昭和61年) - 「全町公園化宣言」を制定。
  • 2005年平成17年)4月1日 - 吉井町とともに佐世保市へ編入、自治体としては消滅し、佐世保市世知原町になる。世知原町役場は「佐世保市役所世知原行政センター」となる。
  • 2012年(平成24年)8月1日 - 佐世保市役所世知原行政センターが「佐世保市役所世知原支所」に改称。

行政

公選による町長

  • 松田郡四郎(1947年4月5日 - 1955年4月30日)
  • 前田信義(1955年5月1日 - 1971年4月30日)
  • 金子薫(1971年5月1日 - 1977年2月21日)
  • 陣野強助(1977年4月10日 - 1993年4月9日)
  • 市瀬健爾(1993年4月10日 - 2005年3月18日退職、合併まで助役北御門慶幸が職務代理)

教育

中学校

小学校

産業

かつては北松炭田からの石炭産出で栄えたが、エネルギー革命の余波を受けて相次ぎ閉山、1970年には町内から炭鉱がなくなり、過疎化が進行。翌年には石炭輸送を行っていた国鉄世知原線も廃止された。その後は戦後盛んになった製茶業等の農業が産業の中心的位置を占めていた。

名産品

  • 世知原茶 - 蒸製玉緑茶。全国の品評会でも多数受賞している。

交通

空港・鉄道なし。

かつては国鉄世知原線が通っていたが、1971年(昭和46年)12月26日に全線廃止となった。

バス路線

一般路線バス

道路

県道

主要地方道
一般県道

その他の道路

Remove ads

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

  • 旧松浦炭鉱事務所(県指定文化財) - 現在、世知原炭坑資料館として一般公開されている。
  • 佐々川の石橋群(旧町指定文化財)
  • 世知原温泉公共の宿「山暖簾」(旧国民宿舎「国見山荘」)※現在は国民宿舎ではない。
  • 岩谷口岩陰遺跡 [3] - 古墳時代の青銅鏡が出土しており、古墳時代には祭祀の場となっていたと考えられる。

参考文献

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads