トップQs
タイムライン
チャット
視点
全国高等学校写真選手権大会
ウィキペディアから
Remove ads
全国高等学校写真選手権大会(ぜんこくこうとうがっこうしゃしんせんしゅけん)は、全国の高等学校[注釈 1]の写真部やサークルを対象にして行われる写真大会[1]。略称は「写真甲子園」「写甲」。
![]() | この記事には複数の問題があります。 |
初戦
大会に出場するには、初戦で本戦出場権を得なければならない。各学校は、自由にテーマを設定し撮影した組写真を主催者に応募。全国8地域ブロックから選抜校を選考し、本戦に招待する地区代表校が決定される。これが初戦である。2025年は全国518校のうち18校が本戦出場を果たした[1]。
初戦では、4枚から8枚までの組写真をテーマに沿って作り上げる。初戦突破を目指して、数万にもおよぶカットを撮る学校もある。第9回大会まではテーマが決められていたが、第10回記念大会より自由となる。応募できるのは1校につき1チーム、1作品だけである。
本戦大会
本戦大会は、毎年7月下旬北海道を舞台に4日間かけて行われる。各校は3名1組の団体戦で[1]、主催1市4町(東川町・美瑛町・上富良野町・東神楽町・旭川市)内の大雪山国立公園一帯の決められた数か所のステージ(撮影ポイント)内にて組写真を創る[1]。カメラ等は主催者から支給されたものを使用する[1][注釈 2]第12回大会からはデジタル一眼レフカメラを使用し、熱戦を繰り広げている。
審査は1st審査会、2nd審査会、ファイナル審査会の3回、公開で行われる。この3回の合計得点で順位が決まる。審査方法は、「心」「技」「眼」の3項目に分けて作品を審査。審査会では各校2校ずつのプレゼンテーションが行われ、審査員が講評する。このプレゼンテーションも重要で作品の内容、制作意図、また手紙を書くようにして発表したり、詩やパフォーマンスなど各学校独自のスタイルでの発表も可能であり、作品をより良く見せるためには重要な場面である。
審査の結果、優勝校および各賞が決定される。また、審査会の模様はインターネットで中継されている。
Remove ads
Tシャツ
代表になった選手には、大会マスコットのワンポイントプリントが入っている白色のTシャツが1人につき3枚配られる。カラフルに染めたり文字を入れたりと加工することも可能であるが、サポーターTシャツの黄色、スタッフTシャツの赤色や紺色への色加工は禁止となっている。
選手村
選手村として使われているのが、キトウシ森林公園家族旅行村にあるキャビンである。大会期間中はここに泊まることになる。普段は夏休みなど、家族連れに利用されている。少し歩いたところには、キトウシ高原ホテル(トロン温泉)もあり利用することができるが、大抵は作戦会議などで時間が無くケビンで入浴することが多い。 なお、2009年からは、本戦参加校が増加したため、一部は東神楽森林公園内森の湯花神楽のコテージでも宿泊している。
表彰式
表彰式には優勝校の作品と校歌が流れる。大会後の交流会ではモモンガ米が配られる。野球の甲子園では土を持って帰るのだが、写真甲子園では地元東川でとれた米を「モモンガ米」として、選手の思い出として持って帰ることができる。
大会を支えるサポーター
この大会では北海道東川高等学校などの地元高校生や東川の人々がサポーターとして参加しており、司会進行、記録、食事などで大会を盛り上げる。東川町職員の半数以上が開幕3週間前から専従で準備にあたっている[1]。キヤノン社員もスタッフとして参加し、清掃や点検を行っている[1]。また最終日に流されるボランティアが撮影した思い出のスライドも、毎年参加選手達を感動させている。
公式ホームページでは掲示板も用意されていて、参加した選手やこれから大会を目指す高校生たちの交流の場として利用されている。月刊カメラマン、CAPA、デジタルカメラマガジンなどの雑誌にも毎年取り上げられている。また、写真甲子園オフィシャルホームページには写真甲子園最新情報や、募集要項など最新の情報を得ることができる。
同窓会
第10回大会から、OB・OGを対象にした同窓会が開催される。第13回大会よりOB・OGによる「思い出写真館NIJI」が開催され、一般市民を対象とした記念撮影を行っている。日本大学藝術学部講師のもと、ストロボなどを使用し本格的な撮影を行っている。
歴代の成績
Remove ads
歴代審査委員
主催者など
主催
- 写真甲子園実行委員会
特別協賛
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads