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判例百選

日本の雑誌 ウィキペディアから

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判例百選(はんれいひゃくせん)とは、株式会社有斐閣が、雑誌「ジュリスト」の別冊として発行する判例集のシリーズである。法律学の分野別に1冊当たり概ね100個の裁判例を厳選し、概要と評釈を掲載したものである。「百選」と略称されることも多い。

概要

現在では、法分野の名称を付して『●●判例百選』といった題名が付されている。二分冊になることもあり、その場合には合計して概ね200個の裁判例が掲載されることとなる。

各裁判例ごとにその分野の研究者や実務家による評釈がつけられている。 基本的には事案の概要と判旨と解説が1つの事例につき見開き2ページで完結するようになっているが、『民事訴訟法判例百選(第四版)』のように一部の事件が4ページにわたり紹介されているものもある。

掲載される裁判例の数が100個を大幅に超えていることもある(例えば『憲法判例百選I(第五版)』は117個、『行政判例百選I(第六版)』は138個である。)。

歴史

  • 1960年04月 - ジュリスト第200号記念として『判例百選』発売(我妻栄宮沢俊義編)
  • 1960年10月 - ジュリスト第211号の2として『続判例百選』発売(我妻栄編)
  • 1962年04月 - ジュリスト第248号の2として『行政判例百選』発売(田中二郎編)
  • 1962年06月 - ジュリスト第252号の2として『労働判例百選』発売(石井照久編)
  • 1963年06月 - ジュリスト第276号の2として『憲法判例百選』発売(芦部信喜編)
  • 1963年12月 - ジュリスト第286号の2として『手形小切手判例百選』発売
  • 1964年03月 - ジュリスト第295号の2として『英米判例百選』発売
  • 1964年04月 - ジュリスト第296号の2として『会社判例百選』発売
  • 1964年09月 - ジュリスト第307号の2として『刑法判例百選』発売
  • 1965年01月 - 別冊ジュリスト第1号として『刑事訴訟法判例百選』発売

これ以降の判例百選は別冊ジュリストとして発売されている。

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  • 2023年10月28日現在
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注釈

  1. 『家族法判例百選』(第7版まで刊行)より書名変更

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