トップQs
タイムライン
チャット
視点

上士幌町

北海道河東郡の町 ウィキペディアから

上士幌町map
Remove ads

上士幌町(かみしほろちょう)は、北海道河東郡にある

概要 かみしほろちょう 上士幌町, 国 ...
Remove ads

地理

要約
視点

十勝総合振興局の北部に位置し、東は足寄町本別町、西は鹿追町新得町、南は士幌町、北は上川総合振興局上川町オホーツク総合振興局北見市置戸町に隣接している[1]。町の面積のうち約80 %を山地原野が占めている[1]。町の北部は大雪山の山岳性であり、大雪山国立公園の東山麓に位置している。また、十勝三股の山間盆地を除き平坦地が少ない[1]。一方、町の南部は緩やかな傾斜を持つ概ね平坦な丘陵性の地形となっている[1]

人口

人口は、1955年(昭和30年)に13,608人となった後は減少が続いており、2015年(平成27年)の国勢調査では4,765人とピーク時の人口から約65 %減少した。町ではふるさと納税による寄付金を子育て・少子化対策に積極的に活用しており、2015年度(平成27年度)からは保護者の負担軽減のため、上士幌町認定こども園の保育料の一部無料化を実施し、翌年度には10年間の完全無料化を始めた。その結果、住民基本台帳による2016年(平成28年)の人口が4,917人と、増加に転じた[2]。 人口を増やした取り組みが認められ第4回ジャパンSDGsアワードで、SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞を受賞。また2021年度SDGs未来都市にも選定された[3]

Thumb
上士幌町と全国の年齢別人口分布(2005年) 上士幌町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 上士幌町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
上士幌町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 9,135人
1975年(昭和50年) 8,143人
1980年(昭和55年) 7,571人
1985年(昭和60年) 7,042人
1990年(平成2年) 6,380人
1995年(平成7年) 5,936人
2000年(平成12年) 5,634人
2005年(平成17年) 5,229人
2010年(平成22年) 5,078人
2015年(平成27年) 4,765人
2020年(令和2年) 4,778人
総務省統計局 国勢調査より

消滅集落

2015年(平成27年)の国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[4]

  • 上士幌町 - 上音更
Remove ads

気候

要約
視点

ケッペンの気候区分によると、上士幌町は湿潤大陸性気候に属する。寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、豪雪地帯に指定されている。冬季は-20℃を下回る気温が観測されることが珍しくなく、寒さが厳しい。

さらに見る 上士幌(1991年 - 2020年)の気候, 月 ...
さらに見る ぬかびら源泉郷(旧名:糠平)(1991年 - 2020年)の気候, 月 ...
Remove ads

歴史

1896年明治29年)から十勝の開拓が始まり北海道外から入植者がやってきたが、上士幌地区は十勝の奥地に位置して交通が不便であり、気候や地力が劣ると見られていたため、当初は開拓が行われなかった[7]。十勝の開拓が進んでいくと、より広大な土地を求めて上士幌地区に移転して開拓する者が現れ、1907年(明治40年)に安村治高丸をはじめとした移転開拓者たちが上士幌地区の原野の各地を開拓していった[7]1926年大正15年)に帯広駅から上士幌駅までの士幌線が開通すると、上士幌地区への入植者が増加していった[7]1929年(昭和4年)になると士幌村(現在の士幌町)からの分村する気運が高まり、1931年(昭和6年)4月1日に上士幌村が誕生した[7]

行政

  • 上士幌町役場
    • 糠平連絡事務所、ナイタイ高原牧場事務所

議会

町議会

  • 議員定数:11人
  • 議会
    • 定例会(3月、6月、9月、12月)
    • 臨時会
  • 委員会
    • 常任委員会
      • 総務文教厚生常任委員会
      • 産業経済建設常任委員会
    • 議会運営委員会
    • 特別委員会

官公署

国の機関

公共施設

  • 上士幌町山村開発センター
  • ふれあいプラザ
  • 上士幌町生涯学習センター「わっか」
  • 上士幌町図書館
  • 糠平温泉文化ホール
  • 上士幌町農業技術研究センター
  • 上士幌町農業振興センター
  • 上士幌町スポーツセンター
  • 上士幌町挌技場
  • 上士幌町民球場
  • 上士幌町航空公園パークゴルフ場
  • 上士幌町ナイタイ高原牧場
  • 上士幌町葬斎場
  • 北十勝2町清掃工場

公的機関

警察

消防

電力

  • 電源開発上士幌電力所、上士幌流通事業所
    • 糠平発電所
    • 幌加発電所

教育機関

高等学校

中学校

  • 上士幌町立上士幌中学校

小学校

  • 上士幌町立上士幌小学校

認定こども園

  • 上士幌町認定こども園・ほろん

経済・産業

産業は、畑作酪農などの農業林業などの第一次産業観光第三次産業が盛んである。

組合

スーパーマーケット

  • 片原商店
    • Aコープ上士幌店ルピナ

金融機関

郵便局

  • 上士幌郵便局(集配局
  • ぬかびら源泉郷郵便局
  • 萩ヶ岡簡易郵便局

宅配便

交通

Thumb
松見大橋と大雪山系の山々(2008年8月)
Thumb
糠平大橋(2008年5月)

鉄道

町内を鉄道路線は通っていない。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR北海道根室本線帯広駅

廃止された鉄道

かつては日本国有鉄道(国鉄)士幌線が通っていたが、国鉄分割民営化直前の1987年(昭和62年)3月23日に全線が廃止となった。

列車の運行はなくなったものの、タウシュベツ川橋梁や第三音更川橋梁[12] [13]など、今も残されている橋梁(旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群)は一部が登録有形文化財であり、歴史的価値を有し、観光資源にもなっている。地元のNPO法人ひがし大雪アーチ橋友の会は2020年(令和2年)、全国から集まった寄付金で第三音更川橋梁を補修した[14] [15]

バス

タクシー

  • 上士幌タクシー

道路

町内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「十勝平野・山麓ルート」になっている[16]。また、ナショナルサイクルルートトカプチ400」のルートになっている。

Remove ads

文化財

国登録

  • 登録有形文化財
    • 旧国鉄士幌線勇川橋梁
    • 旧国鉄士幌線第三音更川橋梁
    • 旧国鉄士幌線第五音更川橋梁
    • 旧国鉄士幌線十三の沢橋梁
    • 旧国鉄士幌線第六音更川橋梁
    • 旧国鉄士幌線音更トンネル
    • 旧国鉄士幌線糠平川橋梁
    • 旧国鉄士幌線三の沢橋梁
    • 旧国鉄士幌線幌加駅プラットホーム

道指定

町指定

観光・レジャー

祭事・催事

  • 上士幌ウィンターバルーンミーティング(2月)
  • 北海道バルーンフェスティバル(8月)

名産・特産

人物

50音順

出身人物

ゆかりのある人物

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads