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国道324号

長崎県から熊本県に至る一般国道 ウィキペディアから

国道324号
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国道324号(こくどう324ごう)は、長崎県長崎市から熊本県宇城市に至る一般国道である。

概要 一般国道, 総延長 ...
概要 全ての座標を示した地図 - OSM ...
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浜町アーケードは国道324号の一部でもある
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概要

長崎県長崎市の旧長崎県庁があった長崎市江戸町交差点が起点である。

県庁坂を下り、中央橋・浜町地区に差し掛かったところで、長崎随一の繁華街である浜町アーケード商店街を通過する[1][2]。長崎市の茂木港から天草灘の海を高速船で渡る海上国道区間を経て、熊本県天草下島天草郡苓北町にある富岡港から再び陸上区間となり、天草下島と天草上島の天草灘・島原湾沿いを通る海岸道路として宇城市へ向かい、同市内の国道57号交点で終わる。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[3][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

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歴史

当時、天草上島は国道266号が北部を通過していたため、熊本県本渡市から終点まではこの国道との重複区間となった。このため、実質的に国道324号となったのは長崎県長崎市 - 熊本県本渡市の区間(長崎県道長崎茂木線、熊本県道本渡富岡線の2路線)のみである。

路線状況

要約
視点

長崎市浜町アーケードは、商店街のアーケードでありながら国道324号として指定されており、日本国内で2例しかない珍しいアーケードの国道に指定されている[2]。浜町アーケード内およびその手前に掛かる銕橋は、日中の10時から翌朝5時まで歩行者専用の通行規制となることから、自動車原動機付自転車では5時から10時までの1日5時間だけ通行できる[1]。同じくアーケード国道がある東大阪市国道170号と異なる点は、浜町アーケードの東西入口には、国道324号の国道標識も設置されているところである[1]。該当区間の西に、中央橋を起点とし、長崎電気軌道を挟む片側2車線の市道浜町油屋町1号線が並走しており、終日通行ができない国道に代わり「本通り」として機能している。従って規制時間帯の迂回は容易である。

長崎県長崎市の茂木港から熊本県天草郡苓北町の富岡港までの有明海は海上区間である[6]。茂木港 - 富岡港間には、かつて安田産業汽船が1日4便のフェリー[6]2013年平成25年)10月まで就航していたが、現在この航路のフェリーは就航していない。安田産業汽船に代わり、苓北観光汽船が1日4便の高速船でこの航路を就航する。

天草郡苓北町から天草市鬼池港までは国道389号と重複。天草下島天草上島に挟まれた海峡に架かる天草瀬戸大橋国道266号との重複区間で、天草上島上陸後は国道266号と分かれて北岸を周回し、島の北端にある天草松島に到達する。上島の天草市から上天草市にかけて、有料バイパスで熊本天草幹線道路の一部路線である松島有明道路が並行する。上天草市松島町合津からは国道266号と再び合流して天草五橋の起点である天門橋付近に到達する。

別名

  • ロザリオライン[7]:天草下島を周回する道路の愛称名。

バイパス道路

有料道路

重複区間

海上区間

  • 長崎県長崎市・茂木港 - 熊本県天草郡苓北町・富岡港(苓北観光汽船)

道路施設

橋梁

起点から

  • 長崎県
  • 熊本県
    • 二江橋(内野川、天草市)
    • 海岸橋(鬼池川、天草市)
    • 若宮大橋(天草市)
    • 洲崎橋(中洲川、天草市)
    • 第二隅田橋(隅田川、天草市)
    • 第二須添橋(須添川、天草市)
    • 新小松原橋(新小松原川、天草市)
    • 港大橋(町山口川、天草市)
    • 新南川橋(南川、天草市)
    • 新亀川橋(亀川、天草市)
    • 天草未来大橋(本渡瀬戸、天草市)
    • 天草瀬戸大橋本渡瀬戸、天草市、国道266号東福区間内)
    • 第二有明橋(下津浦川、天草市)
    • 第一有明橋(天草市)
    • 知十橋(倉江川、上天草市)
    • 天草五橋
      • 松島橋(五号橋:延長177.70 m、上天草市、国道266号東福区間内)
      • 前島橋(四号橋:延長510.20 m、上天草市、国道266号東福区間内)
      • 中の橋(三号橋:延長361 m、上天草市、国道266号東福区間内)
      • 大矢野橋(二号橋:延長249.10 m、上天草市、国道266号東福区間内)
      • 天門橋(一号橋:延長502 m、三角ノ瀬戸、上天草市 - 宇城市、国道266号東福区間内)
    • 第一岩谷橋(上天草市、国道266号東福区間内)
    • 本村橋(上天草市、国道266号東福区間内)

トンネル

起点から

  • 熊本県
    • 知十トンネル:延長447 m、1997年平成9年)竣工、上天草市
    • 西目トンネル:延長335 m、1996年(平成8年)竣工、上天草市
    • 西浦トンネル:延長274 m、1999年(平成11年)竣工、上天草市

道の駅

地理

要約
視点

長崎市の浜町アーケードを過ぎると傾斜の厳しい坂道になりヘアピンカーブにも住宅が立ち並ぶ[7]。峠を越えると一転して住宅街が皆無となり、長崎自動車道との分岐点である連絡路と合流する。さらに峠を下ると長崎半島の付け根に位置する茂木港に到達する。

天草下島から天草上島にかけて、天草灘島原湾を臨む眺望のいい道路が続く。国道266号重複区間であり、天草松島から九州本土に架かる天草五橋および天草パールラインは、九州屈指の観光道路で知られる[7]。天草下島から天草上島、前島、池島、大池島永浦島大矢野島を経て九州本土の宇城市に至るルートは、離島を渡る国道として国道317号に次いで国道中2番目に多くの離島を渡る[8]

通過する自治体

交差する道路

さらに見る 交差する道路, 都道府県名 ...

沿線

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脚注

参考文献

関連項目

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