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小金沢昇司

日本の歌手 (1958-2024) ウィキペディアから

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小金沢 昇司 (こがねざわ しょうじ、本名同じ[1][2]1958年昭和33年〉8月31日 - 2024年令和6年〉1月11日) は、日本の演歌歌手。ジャパンドリームエンターテイメント株式会社所属。神奈川県大和市出身。身長は175cm。血液型はAB型。特技はサーフィン空手

概要 小金沢 昇司, 出生名 ...
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人物

要約
視点

幼少期〜少年時代

実家は食堂(ラーメン屋)を経営。幼いころから空手を習っていたことから当時は喧嘩っ早かったらしく、中学・高校時代はいわゆる不良少年であったという。また実家が食堂ということで「出前を手伝うために必要」との理由で16歳になるとすぐにオートバイの免許を取得するが、友人に暴走族関係者が多かったため自然とそちらの活動にも参加するようになり、その結果補導されたことも多いとのこと。本人曰く「高校時代に神奈川県内の警察署はほとんど泊まったことがある」という[3]

北島三郎の付き人時代

家業を継ぐために調理師免許を取得したが、歌手になる夢は諦められず、「料理の修業のため」と両親にうそをついて上京。新宿・歌舞伎町のクラブの調理場で働きながら、音楽の専門学校に通い、新宿コマ劇場で北島三郎の大看板が掲げられているのを見て弟子入りをする。

北島三郎の付き人として下積み生活を経た後、1988年『おまえさがして』でデビュー。全国各地への公演活動などを通じて歌手として順調にキャリアを重ねる。

CMで大ブレイク

小金沢の名を一躍全国的にしたものが1992年8月1日から放送された[4]、口腔用ヨード剤「フィニッシュコーワ」(興和)のテレビコマーシャルにおける「歌手の小金沢君」である[5]。CMは渡辺篤史によるナレーションで「歌手の小金沢君が使っているのはフィニッシュコーワ」と始まる[6]。当初は小金沢が一切セリフを発せず、歌も流れずしかも無名であったため、コーワのCMオンエア率の高さ(興和のCMはフリースポット契約のため)[4]も手伝って「小金沢君って誰?」「歌声が聞こえないのは妙だ。俳優が演じているのではないか」と瞬く間に話題沸騰となった[4]。このキャッチフレーズは同年の新語・流行語大賞において大衆部門の銀賞を受賞する[4]。同年9月18日に出演した『森田一義アワー 笑っていいとも!』では、「いま日本で、歌手といえばこの方」と紹介され、小金沢は「でも、歌を聴いたことがないって、よくいわれるんですよ」と返した[4]。同年に出場した『オールスター感謝祭』でも、「歌手の小金沢昇司」と、わざわざ「歌手の」を強調して表記された。

CMに小金沢が起用された理由は、フィニッシュコーワのターゲットとする「行動派の現代人」を演じるモデルを探していたところ、たまたま宣伝部に小金沢の資料が送られ、「モデルでなくても、彼ならいけるんじゃないか」と判断したことがきっかけである[4]。ナレーションもあくまで商品情報をわかりやすく伝えることを目的としたものに過ぎず、出演する小金沢が注目されてしまったのは予想外であったという[4]

なお、後のバージョンでは小金沢がセリフを発したり、自身の曲「希笛」がバックに流れるようになる。

続いて1992年11月21日から3週間、東京・大阪・名古屋地区の民放テレビで放送された[4]信託銀行「ヒット」のテレビCMに河合奈保子と共演し、CMソング「ちょっとだけ秘密」も歌った。フィニッシュコーワのCMで注目された小金沢の歌を聴いてみたいという欲求があるに違いないとの判断からの人選であった[4]

歌のヒット

CMで知名度が上がり、1992年5月に発売したシングル「おまえだけ」が発売元のビクター音楽産業調べで35万枚以上を売り上げ[7]、続いて同年12月発売の河合奈保子とのデュエットシングル「ちょっとだけ秘密」も10万枚以上を売り上げる[7]などヒットした。

「ありがとう…感謝」は発売から10年経った2013年に第6回日本作曲家協会音楽祭にてロングヒット賞を受賞している。 その他に「南部酒」や「北の三代目」などの代表曲を持ち、歌のジャンルを問わず様々な楽曲に挑戦している。

北島音楽事務所からの独立

2013年12月9日付けの公式ブログ『いい波乗ろ〜ぜ!』にて、2014年の節分明けに北島音楽事務所から「暖簾分け」の形で独立、自身の新事務所「ジャパンドリームエンターテイメント株式会社」を設立することを発表した[8][9]。所属タレントは、HPのタレント紹介ページによれば、自身も含め、演歌歌手の半田浩二、ムード歌謡歌手の宍戸マサル、ものまねタレントのチャッピー、小金沢の長男でタレントの雅弘の5名である[10]

2016年4月1日付でNPO法人「ジャパンドリーム」を設立し、理事長に就任。元々小金沢はボランティア活動に熱心であり、歌で高齢者や児童を激励したいという目的が同法人の設立に繋がった。なお、同法人は2020年1月20日付で解散している[2]

酒気帯び運転で逮捕、自身が経営する芸能プロダクションが破産

2020年11月28日、東京都杉並区を車で運転中にトラックと衝突し、検査を受けたところアルコールが検出されたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)で警視庁高井戸警察署に逮捕された[11]。翌29日に東京湾岸警察署に移送[12]、同30日送検、釈放され、小金沢は謝罪、芸能活動休止謹慎を発表した[13][14]

これを受けて収録済みで翌12月12日に放送予定であったBS朝日『人生、歌がある』への出演シーンはカット、同月19日の生放送への出演はキャンセル、12月12日に収録予定だったBSテレ東『演歌の花道』も出演キャンセルとなり、レギュラー出演のラジオ番組『小金沢くんの波乗り歌謡曲』(スバルプランニング)の11月29日の放送を複数局が休止、ぎふチャンラジオは11月30日の放送を『ぎふチャン Music Sharing』に差し替え、ネットを打ち切り番組自体はそのまま終了した[15][16]。12月28日、東京地方検察庁は小金沢を不起訴処分にした[17]

以前より新型コロナウイルスで仕事に影響が出ていたが、この酒気帯び運転以降、自身が設立した「ジャパンドリームエンターテイメント」とその関連会社である「ブルークリスタルプロダクション」も営業休止状態になり、翌2021年7月21日に東京地方裁判所から破産手続き開始の決定を受け、負債は前者が約2500万円、後者が約3700万円で合計約6200万円[18]

晩年・死去

2022年夏に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により入院。回復後も後遺症により誤嚥性肺炎を頻発するなど、体調不良から入退院を繰り返していたとされる[19]

2024年1月11日、呼吸不全のため、神奈川県内の病院で死去した[20]65歳没。最期は姉やこどもなど親族に看取られた[19]。訃報は同月15日に所属していたキングレコードより公表された[21][22]

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エピソード

  • 2004年10月16日、友人とゴルフに興じていた秦野カントリークラブの上空でUFOと思しき飛行物体の撮影に成功した。肉眼では捉えられなかったが、携帯電話に搭載されていたカメラにははっきりと「アンコウ型の飛行物体」が記録されていた。それ以前にも多数のUFOや地震雲に遭遇しており、自らも目撃体験を持つ山本譲二も「間違いない」と太鼓判を押した。この事件は翌2005年10月20日付の東京中日スポーツにも掲載され話題を呼んだ。さらにメキシコなど海外での目撃経験もあり、テレビ雑誌などで体験談や撮影した画像を披露することも多い。UFOに関する記事を頻繁に掲載する東京スポーツが2015年6月22日からスタートした連載「私のUFO体験」に、第1回ゲストとして登場。前月に発売された新曲「黄昏ララバイ」をPRする傍ら、「地球に人類が住んでいるのだから、他の惑星に宇宙人が暮らしていても不思議ではない。人類が月に上陸する時代だから、宇宙人が地球に上陸しても特段驚く話ではない」との持論を展開した。
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ディスコグラフィ

シングル

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デュエット・シングル

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アルバム

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ベスト・アルバム

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カバー・アルバム

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映像作品

ライブ

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ミュージック・ビデオ

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タイアップ曲

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出演

テレビ番組

ラジオ番組

オリジナルビデオ

  • 兄弟挽歌(2014年) - 主演:高島組若頭補佐・一場 役
    • 主題歌「兄弟挽歌」(作詞・作曲・唄:小金沢昇司)小金沢昇司シングルCD「黄昏ララバイ」カップリング収録

脚注

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外部リンク

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