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広州地下鉄

広州の都市鉄道 ウィキペディアから

広州地下鉄
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広州地下鉄(こうしゅうちかてつ、簡体字: 广州地铁; 繁体字: 廣州地鐵英語: Guangzhou Metro)は中華人民共和国広東省広州市仏山市を跨ぐ広州都市圈にある地下鉄である。

概要 広州地下鉄, 基本情報 ...
概要 広州地下鉄, 各種表記 ...
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概要

広州地下鉄は19路線、306駅、総延長751.1 kmの路線網を有する。中国では北京、上海に次いで3番目に規模が大きく、世界でも3番目に規模が大きい都市鉄道である。広州市民にとっても最も主要な交通手段の一つであり、2018年は累計乗車人員が30億人を超えた。道路交通渋滞を解消するため、大規模な新線が次々と建設されて いる。また広州市から跨いで隣接の都市である仏山市にも広仏線仏山地下鉄2号線広州地下鉄7号線が開通しているが、仏山地下鉄は実質的に広州地下鉄と一体運用もしている。

広州地下鉄のスローガンは、「全程为你(日訳:全旅程はあなたのために)」(2013年12月28日 - 現在)で、多数の場所でロゴが使用されている。以前に使用されていたスローガンは、「地铁,为广州提速(日訳:地下鉄は、広州を加速させる)」(1992年11月21日 - 2010年8月)ならびに「新生活干线(日訳:新生活のメインルート)」(2010年8月 - 2013年12月28日)。

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運営中の路線

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事業中の路線

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計画中の路線

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沿革

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広州地下鉄路線の発展(年別)
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料金体系

珠江新城新交通システム線を除いて距離に応じた距離別運賃制となっている。珠江新城新交通システム線は一律2元である。

初乗りは2元で、4kmまで乗車できる。4kmから12kmまでは4km毎に、12kmから24kmまでは6km毎に1元が加算される。24km以上は8km毎に1元が加算される。乗車駅から下車駅までの間に経路が複数ある場合は、最短経路となる距離で運賃が計算される。一体運用の仏山地下鉄に乗り換えた際もそのまま広州地下鉄の利用した距離として通算される。

地下鉄構内の時間制限は270分(4時間30分)であり、時間超過後に入場していた場合は出場時に最高運賃(22元)が科される。

さらに見る キロ程, 運賃(人民元) ...

乗車方法

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IC乗車券(トークン)
  • 自動券売機で硬貨状のIC乗車券(トークン)を購入し、自動改札機から入場する。乗車券は下車時回収され、再び使用される。1回券のほかに、繰り返しチャージして使える非接触IC型プリペイドカード「羊城通」も販売されている。
  • また、広州地下鉄と一体運用している仏山地下鉄でも使用することが可能であり、仏山市内では「羊城通」の仏山版として「広仏通」も販売されている。どちらとも「嶺南通」として互換しており、広州・仏山の両市内で使用ができるカードとなっている。
  • 「嶺南通・○○通」として発行されているカードなら深圳市東莞市などの広東省の他都市のカードでもそのまま互換されているが、ただし通常の嶺南通の役割がない旧式の深圳通のみのカードは対応していない。
  • 2017年9月26日、全国の地下鉄で初めて銀聯カード情報を登録したApple Payで、自動改札機に直接タッチして乗車できるようになった[4]
  • フリーパス:一日票 (20元)・三日票 (50元) が発売されている。それぞれ24時間、72時間有効となり、仏山地下鉄を含む広州地下鉄全ての路線で利用が可能となっている。
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車両

利用状況

要約
視点

2018年度の一日平均輸送人員は829.03万人、一キロあたりの輸送人員は2.11万人である。輸送人員は中国全土の地下鉄で北京地下鉄、上海軌道交通に次いで3番目に多い。2010年度に中国初の都市間連絡地下鉄となる仏山地下鉄1号線が開業し、広州市の西側に隣接する仏山市と都市連絡鉄道としての機能も果たす。

最も輸送人員が多い路線は3号線である。広州のオフィス街、繁華街、住宅地を南北に縦断しており、更には空港連絡鉄道としての機能も果たしている。しかし、6両編成のB型車両(車両長が19m)で運行しているため一日を通して最も混雑する路線であり、ラッシュ時に入場規制を実施する駅も3号線が最多である。

最も乗車人員が多い駅は体育西路駅であり、乗換客を含めた乗車人員はおよそ50万人である。乗降人員に換算すると100万人であり、これは東京の大手町駅に匹敵する。

近年の路線別利用状況は以下のとおりである。

  • 特記のない場合、3号線は本線と支線の合算した値。

路線別特定日輸送人員

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年次別一日平均輸送人員

さらに見る 年次, 1号線 ...

一日平均乗車人員上位10位

  • 乗車人員は乗換人員を含む。
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不祥事・議論

車内放送

広州地下鉄では、列車が駅に着く際に、北京語広東語および英語の車内放送が順次に放送される。しかし、駅名や乗り替え・安全に関する放送だけが3言語で放送される一方、それ以外の放送は北京語しかない。この件に対し、広州地下鉄は営業に応じて必要な調整を行う予定だとコメントした。[7]

セキュリティー強化措置

2017年8月9日、広州地下鉄はセキュリティ強化措置(2017-2020)に関する入札書をインターネットで公表した。該当入札書によると、広州地下鉄は約26億7000万元を投資し、855のセキュリティチェック装置を調達し、12,000人のセキュリティ検査官を雇用するよう計画を立てたが、具体的な措置を公表しなかった[8]。この入札募集は公表時間の8時間後に一時停止された。当時、広州地下鉄の輸送人員が国内で一番高いため、一度セキュリティチェックがアップグレードされると、トラフィックに負担をかけるとマスコミに予測された[9]

2017年10月10日から2017年11月30日にかけて、広州地下鉄ではセキュリティ措置が段階的に強化されるが[10]、セキュリティチェック実行の初日、体育西路駅滘口駅東山口駅などの駅では不具合が頻出し、入構混雑時間が最長1時間続き、乗客から不満の声が出た。化粧水などの液体・スプレーは持ち入り禁止とされたため、一部の駅では補償なしで液体・スプレーを接収したことが報告された。

2018年5月13日、広州地下鉄設計研究所は、当日から5月30日にかけて指定機構に構外セキュリティーチェックルームの設計募集を公表し、既有の駅出入口の改装、および未開業駅に新しいセキュリティーチェックルームの追加に関して計画を立てた。この募集に対して公金浪費の批判コメントが集中し炎上状態となっていた[11]

脚注

外部リンク

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