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最強武将伝 三国演義

2009年のアニメ作品 ウィキペディアから

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最強武将伝 三国演義』(さいきょうぶしょうでん さんごくえんぎ、簡体字中国語: 三国演义)は、中国四大奇書の一つである羅貫中作の通俗歴史小説三国演義』のテレビアニメ化作品である。

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概要

中国中央電視台(CCTV)傘下のアニメ制作会社「北京輝煌動画公司」と日本の映像企画制作企業「フューチャー・プラネット株式会社」の合作。製作費用は6億5000萬円[1]。制作期間は25か月(4年と主張する記事もある[1][2])で、制作に参加したスタッフ数は延べ2000人以上。日本のアニメ演出家が絵コンテの原稿を提供し、中国側がアニメの制作を行うという形で制作された[3]。中国本土では2009年8月からCCTV-8(テレビドラマチャンネル)にて本格放送開始[3]

三国志の映像化作品は赤壁の戦いを一つの区切りとするものが多いが、本作はによる統一までを描く。そのため例えば第1話では、貂蝉が王允の養子となるまでの経緯を乱世の描写と絡めて丁寧に描く一方で、桃園の誓いから黄巾の乱討伐、張飛の督郵打擲のくだりまでを一気に描くなど、全体にスピードが速い。赤壁の戦いなど数話に渡り描写されるエピソードがある一方、ナレーションで済ませるなど省略・短縮されたエピソードも多くある。日本語吹き替え版では分かりやすさを優先してか、登場人物は劇中でも姓とで呼ばれている。

日本の大手玩具メーカーであるタカラトミーも2億5000万円の製作費用を出資しており[1]、同社から本作品に関するフィギュアカードゲームといったグッズ類が輸入販売されている[4]

日本側の制作会社であるフューチャー・プラネット株式会社は、本作品が放送される前に既に経営危機に陥り、負担すべき制作費を支払えなかったため、同社が保有していた本作品に関する権利を他の製作会社へ譲渡した。同社は2010年7月31日に全社員を解雇し[5]、8月26日に債権者から破産手続を申し立てられ、9月29日に破産手続の開始決定を受けた[6]

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スタッフ

  • 原作 - 羅貫中
  • 総監製 - 焦利中国語版
  • 監製 - 余培侠中国語版、高建民、張曉海、張海潮
  • 総企画 - 胡恩中国語版孫玉勝中国語版、李建、李挺、朱彤
  • 企画 - 汪国輝、李央、王英、石畑俊三郎、周鳳英、佐藤慶太
  • チーフプロデューサー - 周鳳英、石畑俊三郎(中国語版)→佐藤慶太(日本語版)
  • エグゼクティブ・プロデューサー - 顧鵬、黒木健一、金光国、李永喜、薛雅安、史書魁
  • 顧問 - 劉世徳、閻善春、張晶
  • シリーズ構成 - 王大為中国語版
  • 脚本 - 王鵬、張泉、鄒健、涂曉晴、馬雪蓮、何輝、戴傑
  • キャラクターデザイン - 陳聯運
  • 美術監督 - 兪臻彦
  • 芸術監督 - 銭運達
  • 音響監督 - 王継華
  • 音楽 - 張浚鵬
  • 編集責任者 - 張志敏
  • クリエイティブ・ディレクター - 張海潮、周鳳英
  • 絵コンテ - 前園文夫寺田和男、大原実、三浦陽福冨博増田敏彦、津田義三、朱敏
  • 総監督 - 朱敏、沈寿林、大賀俊二
  • 制作 - 北京輝煌動画、フューチャー・プラネット
  • 製作 - 中国中央電視台少児頻道、北京輝煌動画、央視動画中国語版、フューチャー・プラネット、タカラトミー

日本語版スタッフ

  • 企画 - 西國晃(フォーサム)
  • エグゼクティブプロデューサー - 佐藤慶太(タカラトミー)、堀義貴(ホリプロ)、田村明彦(テレビ東京)
  • プロデューサー - 森岡宣喜→竹島智也(テレビ大阪)、渡辺和哉(読売広告社)、本田浩司(フォーサム)
  • スーパーバイザー - 大賀俊二
  • 音響監督 - 麦島哲也
  • 録音スタジオ - スタジオT&T
  • 音響制作 - HALF H・P STUDIO
  • 日本語版制作 - テレビ大阪、フォーサム
  • 日本語版製作 - タカラトミー、ホリプロテレビ東京
  • 製作・著作 - GAC[7]、タカラトミー
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日本語版

2009年3月開催の「東京国際アニメフェア2009」に出展され、劉備関羽張飛など登場人物の中国語の音声に日本語の字幕が付いたプロモーション映像が公開された。

2010年3月に日本語版の放送が正式決定し、番組の発表会見が行われた。この場において日本では「ホリプロ50周年記念番組」[8]として、ホリプロに所属する俳優・タレントが主要な登場人物の声とナレーションほか、作品中に登場する人物の半分程を担当する事が公表された。

本作の放送に伴い、『おねがいマイメロディ』シリーズの後番組として、この枠で放送されていた『ジュエルペット』シリーズはテレビ東京製作のローカルセールス枠へ移動した。また、『魔法のステージ ファンシーララ』以来約13年間に渡り続いた、同枠におけるTVO制作全国ネットのアニメ番組は本作品を以て一旦終了となり、2020年4月に『トミカ絆合体 アースグランナー』が開始されるまでの9年間休止されることになった。

この作品を収録したDVD版もあり、セル版は全13巻で木製専用ケース付きが日本コロムビアから販売され[要出典]、レンタル版は全13巻が販売された[9]

キャスト

要約
視点

登場順に掲載されているエンディングクレジットの順に記載する。

さらに見る 登場人物, 声の出演 ...
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主題歌

オープニングテーマ「風の会話」
作詞 - 阿久悠 / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲 - 山下康介 / 歌 - ささきいさおコロムビアミュージックエンタテインメント[10]
阿久悠が生前に執筆した歌詞集『書き下ろし歌謡曲』に収録された歌詞に曲を付け、歌として完成させたもの。第1話 - 第26話は1番、第27話 - 第52話は2番の歌詞を使用。
エンディングテーマ「愛は降る星のごとく」(第1話 - 第26話)
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - 鷺巣詩郎 / 歌 - May'nflying DOG
エンディングテーマ「ユラリユララ」(第27話 - 第52話)
作詞・作曲・編曲・歌 - 中島卓偉ゼティマ/アップフロントワークス) / 弦編曲 - 菊谷知樹
第43話からアレンジがマイナーチェンジされた。

各話リスト

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放送局

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脚注

参考資料

外部リンク

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