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板橋駿谷

日本の俳優、ラッパー ウィキペディアから

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板橋 駿谷(いたばし しゅんや、1984年7月1日 - )は、日本俳優ラッパー

福島県須賀川市出身[1]日本大学芸術学部演劇学科卒業[2]。演劇集団さんぴんメンバー。Coccinelle Entertainment所属

経歴

要約
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俳優活動

日本大学芸術学部演劇学科在学中の2004年に沼袋小劇場で初舞台に立ち[3]、同学科所属の田川啓介、高縁貴彦、澤田慎司らとともに2005年1月に劇団掘出者を結成して俳優として活動する[4]。2008年に大学を卒業[5]

劇団の作風の変化に伴い、大学の2学年下の後輩でもある三浦直之からの誘いに応じ、三浦が主宰の劇団ロロに2009年の旗揚げより参加して2010年に正式団員となる。以後、ロロの中心的俳優として活動する[6]2009年の舞台『旅がはてしない』(ひょっとこ乱舞)以降数々の作品に客演し、同年の舞台『はちみつ』(こゆび侍)により2009年度佐藤佐吉賞にて最優秀助演男優賞を受賞[7]。2015年3月には北尾亘(Baobab)、永島敬三柿喰う客)、福原冠(範宙遊泳)とともに同世代の俳優・ダンサー4名で演劇集団「さんぴん」を旗揚げし公演を行う[8][9]

映画では、奥田庸介監督の自主制作映画『青春墓場』3部作で初めて映画に出演し、第2作『青春墓場〜問答無用〜』と第3作『青春墓場〜明日と一緒に歩くのだ〜』に主演[10]。後者はゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010のファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門にてグランプリを受賞し[11]、劇場公開ならびに海外映画祭に出品される。2012年には念願だった入江悠監督の『SR サイタマノラッパー』シリーズの第3作『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』に出演[10]、その後も『日々ロック』(2014年)など入江監督作品に多く出演する。2016年には奥田監督の『クズとブスとゲス』に主演し注目を集める[12]

2017年には日本の観光スポットや特産品の紹介を目的とした福島中央テレビ制作の連続ドラマ『絶景探偵。』シリーズに主演。国内に加え、タイではタイ語吹き替えで、台湾では中国語繁体字)の字幕つきで放送される[13]。かねてより出演舞台を見て注目していたという演出の田中正からのオファーにより2019年度前期放送のNHK連続テレビ小説なつぞら』に門倉努役で出演し、朝ドラに初出演[14][15][16]。34歳で高校生役を演じて[17]、濃すぎるキャラクターにより話題を呼ぶ[18][19]

2025年1月、旗揚げ以来参加してきた劇団ロロからの退団を発表[20][21]

音楽活動

餓鬼レンジャーに憧れて[22]、中学3年で作詞を始め、高校1年の時に3人グループで初めてステージに立つ。「将来は役者になりたい」と決めていたことから、「2足のワラジじゃどっちも中途半端になる」とラップは趣味と位置づける[10]

高校1年生の5月にラッパーとしてデビュー。

ラッパー役で出演した映画『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(2012年)をきっかけに、TOKYO NO.1 SOUL SETのBIKKEとTAICHI MASTERのサウンドプロデュースによる6人組ヒップホップユニット「HELクライム」を結成して「HELベロス」のステージネームで活動し、2014年7月にアルバムをリリース[23][24]。2016年にはポチョムキン、BIKKEらによる7人組ヒップホップ集団「チョームー一族」に参加する[25]

2018年には杉原邦生演出の舞台『オイディプスREXXX』にて作詞・ラップ指導を担当し、2018年度第26回読売演劇大賞にて優秀スタッフ賞を受賞する。

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人物

  • 血液型:A型
  • 身長:178cm
  • B:108 W:85 H:95 S:28
  • 特技:ラップ、筋トレ、空手、バイク運転(またがる程度)、乗馬、殺陣
  • 舞台役者による落語一門「夏葉亭」に所属し、「夏葉亭鳥兜」として高座に上る[18][26]
  • 映画監督の奥田庸介は中学高校時代の2学年下の後輩で、ともに柔道部に所属していた[12]。奥田から「器用になんでもやれる奴なんて俺は興味ないです」「できることを一生懸命やってる奴と一緒に映画をやりたい」と言われたことを契機に「じゃあ俺、筋肉のばしてやらぁ!」と筋力トレーニングに励み、「小劇場界の照英」「ゴリラな顔した筋肉バカ一代」などの異名を持つキャラクターを作り上げた[10]
  • 秀明高等学校では生徒会長をし、卒業式で総代も務めた[27]
  • プロレスラー太嘉文は母校である秀明中学校・秀明高等学校の後輩である
  • 日本大学芸術学部在学中は日芸ラグビー部に所属(日本大学ラグビー部とは異なる)。
  • 実家は福島県の建設会社だったが2007年に倒産。
  • かつてゲイバーの店員として働いていたことがある。ゲイバーで働いた理由について、人と会話するのが苦手だったため、そこで会話の勉強をするのと、社会経験でいろんな役が来た時にできるようになるのも込みで働いていたという[28]
  • 2023年(令和5年)9月1日 福島県須賀川市観光牡丹大使 就任
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出演

舞台(出演)

掘出者公演

  • あんたあいつの何なのさ!(2005年)
  • 田舎にとまろう!そして、死のう!(2005年)
  • 永遠のようで、一瞬のような(2006年)
  • ぶち上(2007年)
  • お父さんといっしょ(2007年)
  • チカクニイテトオク(2008年)
  • ハート(2008年)
  • 誰(2009年)

ロロ公演

  • 家族のこと、その他たくさんのこと(2009年)
  • LOVE02(2012年)
  • いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校(2012年)
  • 朝日を抱きしめてトゥナイト(2014年)
  • ロミオとジュリエットのこどもたち(2014年)
  • ハンサムな大悟(2015年)
  • あなたがいなかった頃の物語と、いなくなってからの物語(2016年)
  • マジカル肉じゃがファミリーツアー(2018年)
  • いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校 vol.5「いつだって窓際でぼくたち」(2018年)
  • はなればなれたち(2019年)

さんぴん公演

  • NEW HERO 〜仙台、道の上より〜(2016年)
  • NEW HERO 〜突撃!隣のプレシャスご飯、デリシャス(2018年)
  • ALL TIME HERO’S 〜東西南北プチョヘンザッ!!〜 (2022年)

その他公演

  • 千×攻抗バキューン『冬のセンバキュ甲子園』(2004年)
  • 劇団36481『ミッドサマーイブ』(2005年)
  • JerryBeans『JerryBeans』(2006年)
  • ひょっとこ乱舞『旅がはてしない』(2009年)
  • こゆび侍『はちみつ』(2009年)
  • 快快『インコは黒猫を探す』(2010年)
  • ひょっとこ乱舞『ブリキの町で彼女は海を見つけられたか』(2010年)
  • 芸劇eyes番外編『20年安泰』 範宙遊泳「うさ子の家」(2011年)
  • パルコプロデュース 柿喰う客露出狂』(2012年)
  • 阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ(2012年)
  • 大ナカゴー『評価』(2012年)
  • ゴーチ・ブラザーズプロデュース公演『飛龍伝』(2013年)
  • ぬるい毒(2013年)
  • 柿喰う客『ながぐつをはいたねこ』(2013年)
  • 一人芝居『俺の歴史』(2014年)
  • NODA・MAP第19回公演『エッグ』(2015年)
  • 柿喰う客『フランダースの負け犬』(2016年)
  • 光の光の光の愛の光の(2016年)
  • ナカゴー特別劇場『ベネディクトたち』(2016年)
  • KAAT×サンプル『グッド・デス・バイブレーション考』(2018年)
  • 東葛スポーツ本公演『カニ工船』(2018年)
  • 明るい夜に出かけて(2023年) - 永川正光 役[29]
  • ジャズ大名(2023年12月9日 - 24日、KAAT神奈川芸術劇場 ホール / 2024年1月 兵庫・愛知・大阪)
  • 最高の家出(2024年) - 芦川背中 役[30]

映画

テレビドラマ

配信ドラマ

教育番組

CM

Webアニメ

ミュージックビデオ

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作品

舞台(作品)

動画

  • Cinema Kabuki “YJKT”(シネマ歌舞伎『東海道中膝栗毛〈やじきた〉』特別動画)(2017年、松竹) - 作詞[54]

受賞歴

  • 2009年度佐藤佐吉賞 最優秀助演男優賞(こゆび侍『はちみつ』)[7]
  • 第26回(2019年)読売演劇大賞 優秀スタッフ賞(『オイディプスREXXX』の作詞・ラップ指導)[55]

脚注

外部リンク

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