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横浜高速鉄道

日本の鉄道会社 ウィキペディアから

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横浜高速鉄道株式会社(よこはまこうそくてつどう、: YOKOHAMA MINATOMIRAI RAILWAY COMPANY[3])は、神奈川県横浜市中区元町1丁目元町・中華街駅と同一場所)に本社を置き[1]みなとみらい線の運営およびこどもの国線の保有[4][5]を行っている第三セクター鉄道事業者である。

概要 種類, 本社所在地 ...

社名の「高速鉄道」とは新幹線のような高速鉄道ではなく、路面電車と比較して高速な都市高速鉄道を意味する[6]

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概要

横浜みなとみらい21開発の一環として計画された鉄道新線「みなとみらい線」の事業主体として、1989年平成元年)3月29日横浜市神奈川県などが出資する第三セクターとして設立された。民間の最大株主は、列車運行面などで関わりが深い東急電鉄の親会社である東急となっている。

横浜市が横浜市交通局の路線(横浜市営地下鉄)ではなく第三セクター鉄道方式を採用した理由は、同時期にブルーラインの延伸とグリーンラインの開業計画が進んでおり、交通局として新事業に着手するのは困難だったためである[7]

後にこどもの国線を通勤線化するにあたり、1997年(平成9年)8月1日社会福祉法人こどもの国協会から鉄道施設を譲受し、同路線の第三種鉄道事業者となった(こどもの国協会時代から引き続いて東急電鉄が第二種鉄道事業者として運行を行う)。

ロゴマーク

横浜高速鉄道のロゴマークはアルファベットの「Y」であり、イエローとグレーの2色から構成される(こどもの国線Y000系に掲出)[8]。「Y」はYOKOHAMAをシンボライズしたもので、二つの翼は、未来へ向かって疾走する新しい都市交通の姿を表し、「人と人」「人と環境」の調和を表現している[8]。カラーリングは、明るいイエローと、落ち着きのあるグレーの組み合わせにより、国際都市横浜と都市鉄道の可能性をシンボライズしている[8]

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沿革

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路線

みなとみらい線は、2004年2月1日の開業時から東急東横線相互直通運転を行っており、2013年3月16日には東急東横線が東京メトロ副都心線東武東上線西武有楽町線池袋線狭山線との相互直通運転を開始し、東急電鉄・東京地下鉄東武鉄道西武鉄道の4事業者への直通運転も実施されている。また、2017年3月25日からは座席指定列車のS-TRAINの運行が開始され、西武池袋線経由で西武秩父線まで乗り入れている。

運賃

大人普通旅客運賃(小児半額・ICカードの場合は1円未満の端数切り捨て、切符利用の場合は10円未満の端数切り上げ)[17]

みなとみらい線、こどもの国線ともに、東急電鉄の路線とは運賃が別建てとなっている。

  • みなとみらい線
さらに見る キロ程, 運賃 ...
いずれも鉄道駅バリアフリー料金(10円)を含む[18]

車両

自社独自の車庫はなく、両車両とも運行および整備は東急電鉄に委託されている。ただし上記検車区の一部を借地契約で自社の基地として使用する形態となっており[20]、形式上は横浜高速鉄道の車両基地に所属する扱いとなっている[21]

賃貸施設

京浜急行電鉄横浜駅の改良工事にあたり、鉄道駅総合改善事業の補助金を受けるため、横浜高速鉄道が事業主体となって北部改札施設・みなみ通路接続通路・下りホーム等を整備し、完成後は京浜急行電鉄に賃貸している[22]

損益

2004年(平成16年)2月1日のみなとみらい線開業に伴い、着実に営業利益を伸長させてきている(2014年3月期の営業利益は約16.1億円)一方で、設備投資等も要求され借入金や長期債務の金利負担が重く、毎期20億円近くの支払利息が発生しているものの、堅調な営業利益増や、それによる金利負担削減策等で、2014年3月期において初めて約3.9億円の純利益を計上した。しかし2015年3月期は約3.4億円の赤字と再び赤字決算となったことで、現時点で約122.5億円近い累積欠損を抱えており、暫くは厳しい経営状況下にある。

脚注

関連項目

外部リンク

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