水俣市立水俣第一小学校

水俣市立水俣第一小学校（みなまたしりつ みなまただいいちしょうがっこう）は、熊本県水俣市陣内にある公立の小学校。

水俣市立水俣第一小学校
北緯32度12分45.7秒 東経130度24分30.8秒
過去の名称	公立浜小学校 公立水俣小学校 高等科併置尋常水俣小学校 水俣尋常高等小学校 葦北郡水俣町水俣国民学校 葦北郡水俣町水俣第一国民学校 水俣町立水俣第一小学校
国公私立の別	公立学校
設置者	水俣市
併合学校	公立陣内小学校 水俣市立深川小学校（一部）
校訓	虔（つつしみ） 賢（かしこく） 健（すこやかに）
設立年月日	1875年（明治8年）6月
共学・別学	男女共学
分校	湯之児分校（1969年-1999年） 浜分校
学校コード	B143210000740
所在地	〒867-0011 熊本県水俣市陣内一丁目1番2号
外部リンク	公式サイト
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校

全ての座標を示した地図 - OSM	表示

過去に在籍児童数が3000名規模の学校であったため、小運動場と大運動場があり、音楽室も2つある。

概要

歴史

1875年（明治8年）創立。現校名となったのは1949年（昭和24年）。2025年（令和7年）に創立150年を迎えた。

校訓

「虔（つつしみ）・賢（かしこく）・健（すこやかに）」

校章

中央に水俣市章を配している。

校歌

1930年（昭和5年）制定。作詞は徳富蘇峰、作曲は犬童球渓による。歌詞は2番まであり、1番の歌詞中に「水俣」が登場する。

通学区域

水俣市のうち「陣内、古城、牧の内、天神町（一部）、幸町（一部）、ひばりヶ丘、わらび野、大迫、大園町、旭町、平町、江南町、大黒町、南福寺、深川、江添、長崎、長野、湯出、長野町、中鶴、合畑、野川、白浜町、桜ヶ丘、浜」。中学校区は以下の通りである。

• 水俣市立水俣第一中学校
• 水俣市立水俣第二中学校（5区）

分校

浜分校（はま）- 熊本県水俣市天神町一丁目2番1号（国保水俣市立総合医療センター内）
（北緯32度12分36.0秒 東経130度24分19.8秒）

沿革

• 1875年（明治8年）6月 - 月浦にあった火薬製造庫を浜村（現・天神町）に移転し、「公立浜小学校」が創立。
• 1878年（明治11年）6月 - 陣内小学校を統合し、「公立水俣小学校」に改称。
• 1886年（明治19年）- 公立袋小学校を統合し、袋支校（分校）とする。
• 1887年（明治20年）5月 - 小学校令施行により、「高等科併置尋常水俣小学校」に改称。
• 1889年（明治22年）4月1日 - 町村制施行により、葦北郡「水俣村」が発足。隣村の津奈木村から小津奈木支校（分校）が移管される。
• 1892年（明治25年）4月 -「水俣尋常高等小学校」に改称（尋常科4年・高等科4年）。袋支校および小津奈木支校が分離の上、それぞれ袋尋常小学校、小津奈木尋常小学校として独立。
• 1890年（明治28年） - 現在地に新築移転（当時の児童数は約900名）。
• 1908年（明治41年）4月 - 改正小学校令により尋常科（義務教育年限）が4年制から6年制に改められる。従来の尋常科4年・高等科4年を「尋常科6年・高等科2年」に改める。
• 1923年（大正12年）12月1日 - 町制施行により「水俣町」が発足。
• 1926年（大正15年）7月21日 - 肥薩海岸線（水俣駅 - 米ノ津駅）開通式が開催される^[1]。
• 1928年（昭和3年）10月 - 江添分校校舎が完成。4年生までを収容。
• 1930年（昭和5年）10月28日 - 校歌を制定。
• 1935年（昭和10年）- 青年学校令施行により、青年学校が併置される。
• 1941年（昭和16年）4月1日 - 国民学校令施行により「葦北郡水俣町水俣国民学校」に改称。尋常科を初等科に改める。児童数3,318名。
• 1943年（昭和18年）4月1日 - 江添分校が分離の上、水俣第二国民学校として独立。このため、「葦北郡水俣町水俣第一国民学校」に改称。
• 1947年（昭和22年）4月1日 - 学制改革が行われる（六・三制の実施）。
  • 国民学校初等科は、新制小学校「水俣町立水俣第一小学校」に改組・改称。
  • 国民学校高等科は青年学校普通科とともに、新制中学校「水俣町立水俣中学校」に改組・改称。
• 1949年（昭和24年）4月1日 - 市制施行により「水俣市立水俣第一小学校」（現校名）に改称。この時、水俣中学校が水俣市立水俣第一中学校と水俣市立水俣第二中学校の2校に分離。第一小学校の中学校区は第一中学校となる。
• 1954年（昭和29年）10月 - 新校舎（第一期～第三期工事）が完成。補助学級を設置。
• 1959年（昭和34年）4月 - 学校給食を実施。この年度の児童数3,047名（56学級）。
• 1963年（昭和38年）7月 - プールが完成。
• 1969年（昭和44年）4月 - 湯之児分院内に湯之児分校を、水俣市立病院内に浜分校を設置。
• 1971年（昭和46年）3月 - 体育館兼講堂が完成。
• 1975年（昭和50年）2月8日 - 創立100周年記念式典を挙行（1974年（昭和49年）度の児童数は1,595名）。
• 1983年（昭和58年）12月30日 - 第三校舎より出火。
• 1984年（昭和59年）
  • 2月2日 - 第一校舎から出火。
  • 4月1日 - 湯之児分校を休校とする。
  • 4月3日 - 第三校舎より出火。
• 1986年（昭和61年）11月 - 新校舎（A・B・C棟）が完成。
• 1987年（昭和62年）3月 - 小運動場が完成。
• 1988年（昭和63年）8月 - コンピュータ室が完成。
• 1999年（平成11年）3月31日 - 湯之児分校を廃止。
• 2001年（平成13年）4月 - 特殊学級を開設。
• 2007年（平成19年）4月 - 通級指導を開始。
• 2009年（平成21年）4月1日 - 水俣市立深川小学校の一部を統合。19名が転入。
• 2010年（平成22年）9月 - 太陽光発電パネルを設置。
• 2011年（平成23年）
  • 3月 - 体育館の耐震補強工事が完了。
  • 8月 - 水俣第一中学校の校舎仮移転のため、A棟の2・3階を中学校へ貸与。
• 2013年（平成25年）
  • 3月 - 学校運営協議会を設置。
  • 4月1日 - コミュニティスクールとして本格的に始動。
    • 所在地 - 熊本県水俣市陣内一丁目1番2号（北緯32度12分45.7秒 東経130度24分30.8秒）

著名な出身者

• 村下孝蔵（シンガーソングライター）

交通アクセス

最寄りの鉄道駅

• JR九州 九州新幹線「新水俣駅」
• 肥薩おれんじ鉄道線「水俣駅」

最寄りのバス停留所

• 九州産交バス「水俣市役所」停留所

最寄りの幹線道路

• 熊本県道56号水俣田浦線
• 国道3号

周辺

• 水俣市役所
• 水俣市立蘇峰記念館
• 水俣市立もやい館
• 水俣市文化会館
• 水俣陣内郵便局
• 水俣川