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第2次岸田内閣
2021年11月に発足した日本の内閣 ウィキペディアから
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第2次岸田内閣(だいにじ きしだないかく)は、衆議院議員・自由民主党総裁の岸田文雄が第101代内閣総理大臣に任命され、2021年(令和3年)11月10日から2022年(令和4年)8月10日まで続いた日本の内閣。 自由民主党と公明党を与党とする連立内閣(自公連立政権)である。
概説
2021年10月4日発足の第1次岸田内閣において14日に衆議院解散を断行し、31日投開票の第49回衆議院議員総選挙において自民党と公明党で過半数を獲得したことから岸田政権の継続が事実上決定し、11月10日召集の第206回特別国会における首班指名の後、皇居での親任式および認証式を経て発足した[1][2]。
第1次岸田内閣のもとで行われた第49回総選挙で自由民主党幹事長の甘利明が自身の選挙区(神奈川県第13区)で落選(ただし比例復活当選)したことを受けて引責辞任した。その後任の自民党幹事長に就任するために外務大臣の茂木敏充が外務大臣を辞職[3]する必要があったため、11月4日から11月10日の第1次岸田内閣総辞職まで総理の岸田文雄が外務大臣を兼任した。日本国憲法第70条に基づいて第1次岸田内閣が総辞職したあと、第2次岸田内閣が発足した。
第2次岸田内閣は新しい総理と内閣の信を問う総選挙の直後であるため、後任の外務大臣に林芳正を起用したこと以外は、前内閣の閣僚全員が再任という形となった[4]。
2022年3月31日をもって五輪担当大臣が廃止されるのに伴い、国務大臣の人数の増員分がなくなり上限が1人減るため、この日をもって岸田内閣の閣僚も一人減員となり、五輪担当大臣の堀内詔子が退任した。堀内が兼務していたワクチン接種推進担当大臣は4月1日から松野博一内閣官房長官が兼務することとなり、五輪担当大臣の業務は末松信介文部科学大臣が引き継ぐこととなった[5]。
2022年7月8日に参議院選挙の応援演説中に奈良県奈良市で安倍晋三銃撃事件が発生。首相官邸で官房長官の松野博一が緊急会見し、岸田文雄は外遊中の林芳正外務大臣以外の閣僚を緊急で東京に呼び戻して対応にあたることになった。
2022年7月10日投開票の第26回参議院議員通常選挙に農林水産大臣の金子原二郎と国家公安委員会委員長の二之湯智の2人が立候補せず、同月25日の任期満了と共に非議員となったが、内閣改造までは民間人閣僚として続投した[6]。
2022年8月2日、野田聖子が内閣総理大臣臨時代理として閣議を主宰した[7]。女性閣僚による閣議の主催は異例。
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内閣の顔ぶれ・人事
要約
視点
所属政党・出身: 自由民主党(岸田派) 自由民主党(茂木派) 自由民主党(麻生派) 自由民主党(安倍派) 自由民主党(二階派)
自由民主党(森山派) 自由民主党(谷垣G) 自由民主党(石破G) 自由民主党(無派閥) 公明党 中央省庁・民間
国務大臣
2021年(令和3年)11月10日任命。
内閣官房副長官・内閣法制局長官
2021年(令和3年)11月10日任命。
内閣総理大臣補佐官
2021年(令和3年)11月10日任命。
副大臣
2021年(令和3年)11月11日任命。
大臣政務官
2021年(令和3年)11月11日任命。
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首班指名選挙
勢力早見表
※慣例により派閥離脱中である衆議院議長の細田博之(安倍派)と参議院議長の尾辻秀久(茂木派)、党幹部を派閥所属議員に含む。
※二階派会員に無所属の三反園訓を含む。
※谷垣グループおよび石破グループは他派閥との掛け持ち所属議員を除く。
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内閣の動き
第2次岸田内閣は第49回衆議院議員総選挙の勝利を背景に、11月10日に発足した。岸田は後に、この選挙で最短内閣の危機を乗り越えたと語っている(仮にこの選挙で自民党が敗北し政権が交代すると、岸田は通算在職日数が歴代最短となっていた)[10]。
岸田内閣は「聞く力」を「持ち味」とし[11]、高い支持率を維持し続けた[12]。しかし一方で、決断力に乏しいとの批判から「検討使」と揶揄されることもあった[13]。さらに、物価高が深刻化し始め、足元が揺らぎ始めたときに[14]、参院選が行われた。
参院選では自民党が圧勝したが[15]、これについては岸田の政権運営に大きな影響を与えていた元総理の安倍晋三が選挙中に暗殺されたことにより、日本維新の会などの保守政党の票が自民党に流れたことも要因となった面もある[16]。
その後、故安倍晋三国葬儀や新型コロナウイルスの感染拡大を巡り政権への風当たりが強まり[17][18]、さらに旧統一教会と政治家との関係についての問題を打開するためにも、岸田は8月10日に内閣改造、党役員人事を行うと発表[19]。これにより、第2次岸田第1次改造内閣が発足する。
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脚注
関連項目
外部リンク
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