トップQs
タイムライン
チャット
視点

魁勝旦祈

日本の大相撲力士 ウィキペディアから

魁勝旦祈
Remove ads

魁勝 旦祈(かいしょう あさき、1995年1月28日 - )は、愛知県西尾市出身で浅香山部屋(入門時は友綱部屋)所属の大相撲力士。本名は本多 旦祈(ほんだ あさき)。身長181.5cm、体重156.4kg。最高位は西十両2枚目(2021年11月場所)。

概要 魁勝 旦祈, 基礎情報 ...
Remove ads

来歴

要約
視点

父親は日系ブラジル人二世である[1]。幼少期から父親に柔道を習っており[2]愛産大三河高校3年次には愛知県の大会(国民体育大会少年の部最終選考会)の100kg級で2位になった経験を持ち、「三河のターミネーター」と呼ばれた[3]。一方、入門前に相撲経験は無かったが、小学生時代に通った柔道の道場に通っていた後輩のいとこが宮城野部屋の元幕下宮乃花という縁から、小学6年次に角界への勧誘を受けた[2]。父がブラジルのアマチュア相撲の経験者であるという縁もあった[1]。この時点で、「お腹いっぱい食べられるのなら」と既に相撲への転向を決意しており[2]、宮城野部屋所属の床山・床蜂を通じて同じ一門の15代浅香山(元大関魁皇)を紹介された[4]。本人は「魁皇さんの世話になるなら断れない」と覚悟した。

高校卒業後は、大学からの推薦入学の誘いを断って角界入りし[2]2013年3月場所で友綱部屋関脇魁輝)から初土俵。初土俵同期には遠藤大翔鵬貴源治らがいる[5]前相撲は一番出世。序ノ口に上がった翌5月場所から四股名魁将に改めた。2014年2月1日に15代浅香山が独立し浅香山部屋を創設したため、同年3月場所以降は浅香山部屋所属になった。浅香山部屋移籍後は東関部屋へ出稽古に通うようになり、同部屋付きの16代振分(元小結高見盛)から右四つの型の指導を受けるようになった縁から、2014年9月場所以降は16代振分の現役名から一字をもらった魁盛王に改名した[6]。魁盛王に改名後は勝ち越しが続き、西序二段13枚目から6場所連続勝ち越しで一気に西幕下29枚目まで番付を上げたが、2015年9月場所で改名後初めて負け越した。2016年1月場所は右足首付近の遊離軟骨除去手術を受けたため全休(1不戦敗6休)[7]。翌3月場所は怪我が完治していない中で三段目の土俵に強行出場して、1場所で幕下復帰を果たした[8]。同年9月場所では西幕下18枚目まで番付を上げて自己最高位を更新したが、翌11月場所は7戦全敗を喫するなど、幕下の壁に跳ね返されるようになった[2]。三段目に番付を下げていた2018年1月場所から、父親の名前から1字を貰って魁勝と改名すると[2]、この場所は7戦全勝で三段目優勝[9]。幕下の壁に当たっていた頃は左四つを試すなどして状況の打開を図っていたが、結局元の右四つに戻したら幕下上位に定着できるようになった[2]2019年7月場所は、西幕下4枚目の地位で14日目に初めての十両戦となった荒鷲との取組に勝って勝ち越しを果たす。場所後の番付編成会議により、翌9月場所での新十両昇進が決定し、浅香山部屋初の関取になった[10]。愛知県からは2014年11月場所の出羽疾風以来戦後26人目の新十両[11]。師匠の15代浅香山は番付編成の際に「魁勝は、若元春に負けています」と、むしろ自分の弟子よりも他の部屋の力士が十両昇進にふさわしいとして進言したというが、「入れ替え戦」の結果など総合的に判断して魁勝が昇進にふさわしいと判断された。昇進が決定した日は15代浅香山の誕生日で、丁度良いタイミングでの師匠への誕生日プレゼントとなった。魁勝は関取昇進までに2度引退を決意していたがその度に慰留され「絶対に続けていれば、いいことがあるから」という言葉を信じて相撲を取り続けたという。昇進の際に本人は「番付が上がらなかったり、全敗したり…。でも辞めないでよかった」と語っている[12]。その9月場所は12日目に勝ち越しを確定させ、勝ち越しに際して「とりあえず自分らしい相撲を、右四つで下からどんどん前に出る相撲をとりたいです」と抱負を語った[13]。しかし残りの3番全てで黒星を喫し、8勝7敗で場所を終えた。9場所ぶりの十両の土俵となった2021年7月場所は中日の阿炎戦で勝利し、阿炎が出場停止解除後に記録していた連勝を21でストップさせた[14]

2022年に入り、初場所こそ勝ち越したものの、3月場所以降6場所連続の負け越し[15]で、西十両13枚目で迎えた2023年1月場所は5勝10敗と大きく負け越し、3月場所は幕下陥落となった[16]。西幕下9枚目まで番付を下げた5月場所で4勝3敗の成績を残し、8場所ぶりの勝ち越し。

Remove ads

人物

主な成績

要約
視点

2025年11月場所終了現在

通算成績

  • 通算成績:308勝289敗24休(75場所)

各段優勝

三段目優勝:1回(2018年1月場所)

場所別成績

さらに見る 一月場所 初場所(東京), 三月場所 春場所(大阪) ...
Remove ads

改名歴

  • 本多 旦祈(ほんだ あさき):2013年3月場所
  • 魁将 旦祈(かいしょう あさき):2013年5月場所 - 2014年7月場所
  • 魁盛王 旦祈(かいせいおう あさき):2014年9月場所 - 2017年11月場所
  • 魁勝 旦祈(かいしょう あさき):2018年1月場所 -

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads