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2006 ワールド・ベースボール・クラシック 韓国代表

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2006 ワールド・ベースボール・クラシック 韓国代表(2006 - かんこくだいひょう)は、2006年に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシックに出場した、野球韓国代表チームである。監督は金寅植ハンファ・イーグルス監督)、投手コーチは宣銅烈サムスン・ライオンズ監督)であった。

経緯

大会前は「アジア内では日本に次ぐ2番手」との見方が多かったが、その日本に2連勝するなど1次・2次両リーグで6戦全勝をマークした。これは参加国中唯一の記録である。準決勝進出決定の翌日(3月17日)には、代表選手11人の特例による兵役免除が決定した。しかし準決勝で日本に雪辱を喫し敗退した。

個人では李承燁が大会本塁打王、朴賛浩が大会最多セーブをマークし、この2人と李鍾範が大会ベストナインに選出された。しかしその一方で、朴明桓がドーピング検査に引っかかって出場停止処分を受けたり、準決勝の日本戦で金炳賢小笠原道大北海道日本ハムファイターズ)への死球で警告を受けるなどのトラブルも発生している。

最終成績

  • ベスト4(大会通算成績:6勝1敗)

大会経過

要約
視点

第1ラウンド

POOL A を3戦全勝で1位通過。

123456789HE
 韓国(1勝) 000110000280
 チャイニーズタイペイ(1敗) 000000000051
徐在応(1勝) S朴賛浩(1S) 林恩宇(1敗)
1次リーグを突破するためには互いに勝たなければならない試合。韓国が洪性炘李鍾範の適時打で2点をあげ、9回には二死一・三塁のサヨナラのピンチを切り抜けて勝利。しかし主砲・金東柱が左肩の故障で戦線離脱してしまった。
123456789HE
 中国(2敗) 000000010121
 韓国(2勝) 10310221x10180
孫敏漢(1勝) 陳坤(1敗)
本塁打:[中国] 楊碩1号(ソロ、鄭載勳) [韓国] 李承燁1号(2ラン、陳坤)2号(ソロ、頼国鈞
李承燁が大活躍。初回に犠飛で韓国に先取点をもたらすと、その後2本塁打を放つなど計4安打5打点。韓国が中国を圧倒し、1試合を残して2次リーグ進出を果たした。
123456789HE
 韓国(3勝) 000010020350
 日本(2勝1敗) 110000000270
具臺晟(1勝) S朴賛浩(2S) 石井弘寿(1敗)
本塁打:[韓国] 李承燁3号(2ラン、石井弘寿) [日本] 川﨑宗則1号(ソロ、金善宇
敵地での日本戦。初回に松中信彦に適時内野安打で先制され、2回には川﨑宗則にソロ本塁打を浴びる。しかし韓国は5回に李炳圭が中犠飛を放ち1点を返すと、8回に李承燁が逆転2ラン。そのまま1点差で逃げ切り、1次リーグ全勝で1位通過を決めた。

2次リーグ

POOL 1 を3戦全勝で1位通過。

123456789HE
 メキシコ(1敗) 001000000150
 韓国(1勝) 20000000x250
徐在応(2勝) S朴賛浩(3S) ロドリゴ・ロペス(2敗)
本塁打:<メキシコ> ルイス・アルフォンソ・ガルシア1号(ソロ、徐在応)、<韓国> 李承燁4号(2ラン、ロドリゴ・ロペス
韓国は初回、李承燁が4号2ランを放ち先制。その後追加点は奪えなかったものの、投手陣がメキシコ打線を1点に抑え勝利。2次リーグ初戦をものにした。
123456789HE
 アメリカ合衆国(1勝1敗) 001000002393
 韓国(2勝) 20130100x7100
孫敏漢(2勝) ドントレル・ウィリス(2敗)
本塁打:<アメリカ合衆国> ケン・グリフィー・ジュニア3号(ソロ、孫敏漢)、<韓国> 李承燁5号(ソロ、ドントレル・ウィリス) 崔煕渉1号(3ラン、ダン・ウィーラー
韓国は初回に李承燁が4戦連発となるホームランを放つなど2点を先制。その後も相手の3失策につけ込み、加点。4回裏は崔煕渉がダン・ウィーラーから3点本塁打を放って止めを刺し、アメリカに7-3で勝利した。
123456789HE
 韓国(3勝) 000000020230
 日本(1勝2敗) 000000001160
金炳賢(1勝) S呉昇桓(1S) 杉内俊哉(1敗)
本塁打:<日本> 西岡剛2号(ソロ、具臺晟
日本の渡辺俊介と韓国の朴賛浩の両軍先発が共に相手を無得点に抑える投手戦。8回、韓国は日本の2番手杉内俊哉を攻め一死二・三塁の好機を作ると、ここで李鍾範藤川球児から適時二塁打を放ち先制。9回の日本の反撃を1点に抑え、1次リーグから無傷の6連勝を達成し準決勝へ進出した。試合終了後、徐在応がマウンド上で太極旗を立てるパフォーマンスを見せた。

準決勝

日本に破れ準決勝敗退。

123456789HE
 日本(決勝進出) 0000005106110
 韓国(準決勝敗退) 000000000040
上原浩治(2勝) 全炳斗(1敗)
本塁打:<日本> 福留孝介2号(2ラン、金炳賢) 多村仁3号(ソロ、裵英洙
今大会3度目の日本戦。韓国徐在応と日本上原浩治の投げ合いで両軍とも6回までは得点できずにいた。しかし7回に日本の代打、福留孝介に2ランを浴びてから韓国投手陣が崩れ、0-6で敗戦。日本に「三度目の正直」を許し、準決勝敗退となった。
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代表メンバー

出場メンバー

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予備エントリーメンバー

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関連項目

外部リンク

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