トップQs
タイムライン
チャット
視点
2016年のウェザーテック・スポーツカー選手権
ウィキペディアから
Remove ads
2016年のIMSA・ウェザーテック・スポーツカー選手権(WTSC) は、IMSAが主催する ウェザーテック・スポーツカー選手権の3年目のシーズン。IMSAのツーリングカーレースの起源である1971年のIMSA GT選手権から数えるとIMSAの系譜に繋がるシリーズとして通算46年目となるシーズンである。
2016年のウェザーテック・スポーツカー選手権 | |||
前年: | 2015 | 翌年: | 2017 |
本シーズンより、シリーズのタイトルスポンサーが自動車アクセサリーメーカーのウェザーテックとなったことから、シリーズ名称がユナイテッド・スポーツカー選手権からウェザーテック・スポーツカー選手権に変更となっている[1]。シリーズタイトル(IMSA Weathertech Sportscar Championship)の略称は、IWSC、IWTC、WSCC、WTSCと複数存在する[2]。
1月30日のデイトナ24時間レースで開幕し[3]、10月1日のプチ・ル・マンで閉幕した。
Remove ads
クラス規定
クラス体系は2015年のクラス規定を引き継ぎ、大きな違いはなかったが、GTDクラスはGT3と本シーズンより完全に共通の車両仕様となった[2]。(GTDではギアセッティングを変更できるなど、レースにおける規約についてはGT3と異なる点はある。)
- プロトタイプ(P)
- プロトタイプ・チャレンジ(PC)
- GT ル・マン(GTLM)
- GT デイトナ(GTD)
スケジュール
要約
視点
レース・スケジュール
2016年シーズンのスケジュールは、2015年8月8日に公表され、12ラウンドが開催された。
シーズン開幕前に、2つのテストセッションが設けられた。デイトナ・インターナショナル・スピードウェイにおいて、まず2015年11月17-18日に1つ目が開催された後、2つ目のテストセッションの機会として2016年1月8-10日に『 Roar Before the Rolex 24 』イベントが同オーバルトラックで開催されている[3]。
北米耐久カップ該当レース
レース・カレンダーの変更点
- ロングビーチでのラウンドでは、PCクラスが新たに追加されて、PクラスとGTDクラスと併催される形に変更された[3]。
- カナディアンタイヤ・モスポート・パークのラウンドでは、GTDクラスのイベントが新たに追加されて、全クラスが併催される形に変更された[3]。
- ラグナ・セカでのラウンドでは、サーキットの規模による問題から、PクラスとGTLMクラスが併催されるレースと、PCクラスとGTDクラスが併催されるレースの2レースに分割して開催される形に変更された[4]。
- ライム・ロック・パークでのラウンドでは、GTLMが新たに追加されて、PCクラスとGTDクラスと併催される形に変更された[3]。
Remove ads
エントリー
要約
視点
プロトタイプ(P)クラス
プロトタイプ・チャレンジ(PC)クラス
全チームが、シボレーV8の6.2LのLS3エンジンを搭載したオレカ・FLM09のシャシーを使用した。
GT ル・マン(GTLM)クラス
GT デイトナ(GTD)クラス
Remove ads
レース結果
要約
視点
総合優勝は太字。
Remove ads
ランキング
要約
視点
ポイント・システム
選手権のポイントは、以下の表に挙げられているゴール地点での順位に基づいて授与される[58]。
ドライバーズポイント
ポイントは、各イベントのそれぞれのクラスに応じた(レースがフィニッシュした時点での)順位によって付与される。ポイントを獲得する為には、ドライバーは最低規定走行時間を満たさなければならない。最低規定走行時間を満たしていない場合は、ポイントは付与されない[58]。(規定走行時間の下限は、チームごとに課されている最低規定走行時間を満たしていないと、それぞれのイベントで定められた最低規定走行時間を満たしていても、ポイントは付与されない。)
付け加えて、参戦する各ドライバーには、レースごとに1ポイントが自動的に授与される(スターティング・ポイント制)[58]。
チームポイント
チームに対して付与されるポイントも、ドライバーズポイントと同様の算定方法が適用される。1台のみの単独参戦の場合も2台のレースカーで参戦する体制の場合も区別なく、ひとつの独自のチームとして扱われる[58]。
マニュファクチャラーポイント
レースカーの製造者(メーカー)に与えられるマニュファクチャラーポイントは、スターティング・ポイント制を除いてドライバーズポイント及びチームポイントと同様の算定方法が適用される。(スターティング・ポイント制は、マニュファクチャラーに対しては適用されない。)マニュファクチャラーポイントは、下記の通りに規定されている[58]。
- プロトタイプ(C)クラス: シャシー・コンストラクター、エンジン・マニュファクチャラー
- GT ル・マン(GTLM)クラス: レースカー・マニュファクチャラー、タイヤ・マニュファクチャラー
- GT デイトナ(GTD)クラス: レースカー・マニュファクチャラー
各マニュファクチャラーは、クラス別にそのマニュファクチャラーの最上位に入ったレースカーのポイントだけを評価する。各マニュファクチャラー中の2位以降の順位のレースカーについてはポイントは評価の対象外とされ、その他の全てのマニュファクチャラーの順位が繰り上がることになる。
- 例: あるイベントで、マニュファクチャラーAのレースカーが1位と2位を占め、マニュファクチャラーBが3位に入ったとする。マニュファクチャラーAは1位に割り当てられた35ポイントのみを獲得し、マニュファクチャラーBは繰り上がり2位となり、本来の2位に割り当てられた32ポイントを獲得することになる[58]。
2016年シーズンのポイント・システムは、従来からの2015年シーズンのシステムを踏襲している[59]。
北米耐久カップ
北米耐久カップのポイント・システムは、通常のポイント・システムとは異なる。ドライバー、チーム及びマニュファクチャラーに付与されるポイントは、5-4-3-2制に基づく。1位には5ポイント、2位には4ポイント、3位には3ポイント、その他の順位には2ポイントが付与される[58]。
デイトナ(24時間レース)では、6時間時点に12時間時点と18時間時点と最終ゴール時点での順位というように4回に分けてポイントが付与される。セブリング(12時間レース)では、4時間時点に8時間時点と最終ゴール時点での順位というように3回に分けてポイントが付与される。ワトキンズ・グレン(6時間レース)では、3時間時点と最終ゴール時点での順位というように2回に分けてポイントが付与される。ロード・アトランタ(10時間レース)では、4時間時点に8時間時点と最終ゴール時点での順位というように3回に分けてポイントが付与される。
通常の選手権と同様に、北米耐久カップのチームポイントもレースカーごとに付与され、ドライバーズポイントはドライバーがどのチームの車に乗り換えてもポイントが付与される。マニュファクチャラーポイントは、通常の選手権と同様にそのマニュファクチャラーの最上位に入ったレースカーのみに付与される[58]。(最上位以外の順位のポイントはカウントされない。)
- 例: ある特定のセグメントで、マニュファクチャラーAのレースカーが1位と2位を占め、マニュファクチャラーBが3位に入ったとする。マニュファクチャラーAは1位に割り当てられた5ポイントのみを獲得し、マニュファクチャラーBは繰り上がり2位となり、本来の2位に割り当てられた4ポイントを獲得することになる[58]。
ドライバーズ・ランキング
北米耐久カップ該当レース
プロトタイプ(C)クラス
- 備考
- † ポイントを獲得する為に必要な周回数を満たすことが出来なかったドライバー。
プロトタイプ・チャレンジ(PC)クラス
- 備考
- 1 – ジャック・ホークスワースは、デイトナ24時間レースで1周回も走行しなかった為、(1レースごとに1ポイントが自動的に授与される)スターティング・ポイントの授与がされなかった。
- †ポイントを獲得する為に必要な周回数を満たすことが出来なかったドライバー。
GT ル・マン(GTLM)クラス
GT デイトナ(GTD)クラス
- 備考
- 1 – デイトナ24時間レースでランボルギーニ・ウラカン GT3を使用した全ドライバーは、BoP(性能調整)の為、タイムの総計に5分間が加算されることとなった。
- 2 – ブレット・カーティス、アシュリー・フレイバーグ、イェンス・クリングマン、マルコ・ヴィットマンの4人は、デイトナ24時間レースで1人あたりの規定の走行時間を超過した為、 クラス順位を下げられることとなった。
- 3 – アンディ・ラリー、ジョン・ポター、マルコ・ゼーフリートの3人は、 プチ・ル・マンで1人あたりの規定の走行時間に達しなかった違反の為、ペナルティとして最下位から2番目の順位に落とされた。
- 4 – ヨルグ・ベルグマイスター、パトリック・リンジー、マット・マクマリーの3人は、 プチ・ル・マンで1人あたりの規定の走行時間に達しなかった違反の為、ペナルティとして最下位の順位に落とされた。
- † ポイントを獲得する為に必要な周回数を満たすことが出来なかったドライバー。
チームランキング
北米耐久カップ該当レース
プロトタイプ(C)クラス
プロトタイプ・チャレンジ(PC)クラス
GT ル・マン(GTLM)クラス
GT デイトナ(GTD)クラス
- 備考
- 1 – デイトナ24時間レースでランボルギーニ・ウラカン GT3を使用した全チームは、BoP(性能調整)の為、タイムの総計に5分間が加算されることとなった。
- 2 – ターナー・モータースポーツ96号車は、デイトナ24時間レースで1人あたりの規定の走行時間を超過した為、 クラス順位を下げられることとなった。
- 3 – マグナス・レーシング44号車は、プチ・ル・マンで1人あたりの規定の走行時間に達しなかった違反の為、ペナルティとして最下位から2番目の順位に落とされた。
- 4 – パークパレス・モータースポーツ73号車は、 プチ・ル・マンで1人あたりの規定の走行時間に達しなかった違反の為、ペナルティとして最下位の順位に落とされた。
マニュファクチャラーズ・ランキング
北米耐久カップ該当レース
プロトタイプ(C)クラス
GT ル・マン(GTLM)クラス
GT デイトナ(GTD)クラス
- 備考
- 1 – ランボルギーニは、デイトナ24時間レースでBoP(性能調整)のレギュレーションの規定により、ポイントを獲得できなかった。
Remove ads
注釈
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads