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2025年オーストリアグランプリ
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2025年オーストリアグランプリ(英: 2025 Austrian Grand Prix、正式名称: Formula 1 MSC Cruises Austrian Grand Prix 2025[1])は、2025年のF1世界選手権の第11戦として、2025年6月29日にレッドブル・リンクで開催された。
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背景
- DRS:3箇所[3]
- ※( )内は検知ポイント
- DRS1:ターン1より102m先から(ターン1より160m手前)
- DRS2:ターン3より100m先から(ターン3より40m手前)
- DRS3:ターン10より106m先から(ターン10より120m手前)
- ペナルティポイント
- マックス・フェルスタッペンは第9戦スペインGPの決勝でジョージ・ラッセルと接触した件により、累積ペナルティポイントが11点に達し、本GPでペナルティポイントが1点でも加算されると次戦イギリスGPは出場停止となる[5]。なお、本GPの終了までペナルティポイントが加算されなかった場合、前年のオーストリアGPの決勝で科せられた2点が有効期間の12ヶ月を超えるため失効し、9点まで減る[6]。
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エントリー
- フリープラクティスドライバー
- 各チームともルーキードライバー(過去のF1選手権レースの出走が2回までのドライバーが対象)を年間4回(1台あたり2回)[注 2]金曜日のセッションで起用する義務に基づき、以下のドライバーがFP1に参加する。
- マクラーレン:マクラーレン・ドライバー育成プログラムに所属し、FIA F2選手権に参戦中のアレクサンダー・ダンが、ランド・ノリスに代わってFP1に参加する[7]。ダンは初のFP1参加となる[8]。
- フェラーリ:フェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属し、FIA F2選手権に参戦中のディーノ・ベガノヴィッチが、シャルル・ルクレールに代わってFP1に参加する。ベガノヴィッチは第4戦バーレーンGP以来2回目のFP1参加となる[8]。
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フリー走行
要約
視点
FP1
2025年6月27日 13:30 (特記のない出典:[11])
- 気温24度、路面温度43度、晴、ドライ
フリープラクティスドライバーのディーノ・ベガノヴィッチ(フェラーリ)とアレクサンダー・ダン(マクラーレン)が参加した。トップタイムを記録したジョージ・ラッセル(メルセデス)から19番手のエステバン・オコン(ハース)まで1秒以内の僅差となった中、ランド・ノリスのマシンを走らせたF1公式セッション初参加のダンが4番手に入るとともに、高速コーナーにおける速度で20台中トップとなった。
FP2
2025年6月27日 17:00 (特記のない出典:[12])
- 気温26度、路面温度38度、曇、ドライ
FP1はダンにシートを譲ったノリスがトップタイムを記録し、チームメイトのオスカー・ピアストリがノリスに続き、マクラーレンが1-2で初日を終えた。タイヤについて、序盤は決勝想定のミディアムかハード、中盤は予選想定でソフト、後半は再びロングラン想定の走行を行うためミディアムかハードを使用するドライバーが多かったが、一部のドライバーは決勝でもソフトを使うことも考慮している。
FP3
2025年6月28日 12:30 (特記のない出典:[13])
- 気温24度、路面温度33度、晴、ドライ
このセッションもマクラーレンの1-2で、ノリスがピアストリに0.1秒の差を付けてトップタイムを記録した。
各セッションの順位
予選
要約
視点
2025年6月28日 16:05 ※当初の開始予定は16:00[注 3] (特記のない出典:[21])
- 気温27度、路面温度47度、晴、ドライ
ランド・ノリスが唯一1分3秒台のタイムを出し、2番手のシャルル・ルクレールに0.521秒の大差を付けて今季3回目のポールポジションを獲得した。チームメイトでランキング首位のオスカー・ピアストリはノリスとルクレールに続く3番手を獲得した。一方、ホームグランプリを迎えたレッドブル勢は兄弟チームのレーシングブルズにも及ばない惨状で、Q1ではレーシングブルズ勢がレッドブル勢を上回るタイムを残し、リアム・ローソンは今季自己ベストの6番手、アイザック・ハジャーは13番手を獲得したが[22]、マックス・フェルスタッペンはローソンの1つ後方の7番手、角田裕毅は18番手に沈みQ1敗退を喫した。キック・ザウバーの新人ガブリエル・ボルトレトは初めてQ3に進出し、8番手を獲得した[23]。
Q2で第3戦日本GPと同様、ホームストレートのコース脇の芝生が発火したため赤旗が出されるハプニングがあった。
予選結果
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決勝
要約
視点
2025年6月29日 15:00 (特記のない出典:[28])
- 気温30度、路面温度51度、晴、ドライ
ランド・ノリスがポール・トゥ・ウィンで今季3勝目を挙げ、好スタートを決めてノリスとのトップ争いも見せたオスカー・ピアストリが2位に続き、マクラーレンが1-2フィニッシュで圧勝した。シャルル・ルクレールはピアストリに抜かれたものの3位をキープして表彰台を獲得した。
ホームグランプリとなったレッドブル勢は、マックス・フェルスタッペンが1周目にアンドレア・キミ・アントネッリと接触して早々にリタイアし、角田裕毅はフランコ・コラピントとの接触で10秒ペナルティを科せられ、2周遅れで最下位の16位に終わり、上位入賞どころかポイント獲得さえできない散々な週末となった。一方、兄弟チームのレーシングブルズは、リアム・ローソンが6位入賞を果たす健闘を見せた。キック・ザウバー勢は新人のガブリエル・ボルトレトが8位で初入賞し、ニコ・ヒュルケンベルグは最後尾スタートから9位まで挽回し、ダブル入賞を果たした。ウィリアムズのカルロス・サインツはフォーメーションラップで立ち往生し、オフィシャルの手でマシンを始動させてピットレーンからスタートを試みたが、リアブレーキから煙を上げたため決勝をスタートできなかった。これによりエクストラフォーメーションラップが行われ、当初予定の71周から70周に減算された。
レース結果
- 追記
- ^1 - コラピントはターン3~4でピアストリと接触した件の責任を問われ、5秒のタイムペナルティ(ペナルティ未消化のため、レースタイムに5秒加算)とペナルティポイント1点(累積3点)が科せられた[33]。
- ^2 - 角田はターン4でコラピントと接触した件の責任を問われ、10秒のタイムペナルティ(ピットインで消化)とペナルティポイント2点(累積4点)が科せられた[34]。
- ^3 - アントネッリはターン3でフェルスタッペンと接触した件の責任を問われ、次戦イギリスGPでの3グリッド降格とペナルティポイント2点(累積2点)が科せられた[35]。
- ランド・ノリス - 62周 (1-19, 26-51, 54-70)
- オスカー・ピアストリ - 7周 (20-24, 52-53)
- ルイス・ハミルトン - 1周 (25)
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主な記録
ドライバー
- 初入賞:ガブリエル・ボルトレト[37]
- フランス人ドライバーが1,000レース目の出走を果たした(1,120レースのイギリス人に続く歴代2位)[38]。
コンストラクター
- レッドブルはマックス・フェルスタッペンがリタイア、角田裕毅が入賞圏外の16位と無得点に終わったため、2022年サウジアラビアグランプリ以来続いていたポイント獲得が歴代2位の77戦でストップし、歴代1位のフェラーリの81戦(2010年ドイツグランプリ - 2014年シンガポールグランプリ)に4戦及ばなかった[39]。
第11戦終了時点のランキング
- 注:いずれもトップ5まで掲載。
脚注
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