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Vジャンプ

日本の漫画雑誌 ウィキペディアから

Vジャンプ
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Vジャンプ』(ブイジャンプ)は、集英社が発行している日本月刊雑誌1992年11月22日号より発行された当初は『週刊少年ジャンプ』の増刊としての位置づけだったが、1993年7月号より独立した月刊誌として創刊された。略称は『VJ』。本誌の他、「Vジャンプブックス」と称したゲーム攻略本も発行されている。単行本レーベルは「VジャンプCOMICS」(刊行開始は2000年)。毎月21日発売。

概要 愛称・略称, ジャンル ...
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概要

要約
視点

本誌では、主にコンピュータゲーム、特にドラゴンクエストシリーズファイナルファンタジーシリーズ、また『週刊少年ジャンプ』連載漫画関連のゲームの新着記事、攻略記事が中心となっている。特に『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』の両シリーズ作品については、他ゲーム雑誌よりも早く情報を掲載している。

1990年当初、小学館の『月刊コロコロコミック』、講談社の『コミックボンボン』と同傾向の少年向けコミック&ホビー誌として『ブイジャンプ』が週刊少年ジャンプ増刊として刊行された。第1号のキャッチは「ジャンプの弟雑誌ワイドに誕生!!」。鳥山明の『貯金戦士キャッシュマン』などが掲載されていた。この形態で不定期に3号発行されたが、目標部数に届かなかったことから、1992年に判型を変更しタイトルを『Vジャンプ』に改題、内容を準ゲーム誌的なコンセプトで仕切り直すことで成功し、1993年より月刊誌として定期刊行物となる。このため、雑誌コード上は『ブイジャンプ』と『Vジャンプ』は別の媒体である。本誌の「V(ブイ)」は「勝利のV」からつけられたが、改めて創刊された際に鳥嶋和彦によって「ヴァーチャル」の意味が付け加えられた[1]

ゲーム中心のコンセプトとなってからも漫画が連載されており、『週刊少年ジャンプ』からの独立以前より桂正和の『SHADOW LADY』が連載。創刊から数年間は鳥山明の漫画『Dr.スランプ』の後日談『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』がオールカラー作品として連載されていた。この辺りは創刊編集長である鳥嶋和彦の人脈をフルに活用したものである。

創刊当時はテレビ・ラジオのメディアを積極的に利用し、創刊号はオリジナルCMを作って放送するほど。定期的にイベントを開き、ゲームの新作発表やオリジナルアニメの上映、その後応募者全員サービスとしてイベントの内容を収録したビデオを制作していた。また、アニメ化を前提としたタイアップ作品も多く、『空想科学世界ガリバーボーイ』や『覇王大系リューナイト』などがある。

当時の目玉企画として、鳥山明によるキャラクターデザイン、堀井雄二坂口博信広井王子の3名が制作したものの全く売れず、ゲーム会社が倒産してしまったため情報が無いという設定の『ドラゴンファンタジー』という架空のファミコンゲームがあった。本企画はラジオ『Vジャンプ海賊ステーション』の初回放送で堀井・坂口・広井の3名が出演してその経緯について話したり、番組のイベントで映像を上映するなどかなり手の込んだものだった。後に『風雲ドラゴンファンタジー』として『ドラゴンクエスト』・『ファイナルファンタジー』・『天外魔境 風雲カブキ伝』のゲームキャラクターが登場するオリジナルゲームをゲームボーイで作ろうとしたが、担当者が失踪という理由で企画そのものが消滅している。

現在ではほぼ毎号に『遊☆戯☆王』、『BLEACH』、『ジョジョの奇妙な冒険』、『ドラゴンボール』、『NARUTO -ナルト-』など集英社関連作品、もしくは『ドラゴンクエスト』など集英社専属漫画家が参加しているトレーディングカードゲームのカードが付録として同梱されるか、限定パックなどの応募者全員プレゼントの企画が掲載されている。特に『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム』のカードが付録もしくは応募者全員サービスとして同梱されている号は売れ行きが顕著に伸びる。また、定期購読者への特典も同タイトルのカードである。

また、『遊☆戯☆王』が『Vジャンプ』で連載されるようになってからは同作品に力を入れており、3か月に1回のペースで表紙を飾っている。かつては、上述の『ちょっとだけかえってきたDr.スランプ』や『ドラゴンクエスト』、『ドラゴンボール』のゲーム化による鳥山明のキャラクターが表紙を飾ることが多かった。

『遊☆戯☆王』の特集を担当する編集者、通称カリスマデュエリストは、『遊☆戯☆王 タッグフォースシリーズ』にゲスト出演している。

2020年11月、お笑いタレントケンドーコバヤシが、これまで漫画作品を広報してきた実績を買われて正式な編集部員に就任[2]

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連載作品

連載漫画

2024年2月21日(2024年4月号)現在連載中

通常連載漫画

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Web連載漫画

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App連載漫画

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連載小説

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読者コーナー

  • ドラゴンクエスト関連
    • DQ MASTERS(ドラクエマスターズ)創刊号 - 1994年1月号
    • DQ KIDS!!(ドラクエキッズ)1994年3月号 - 2000年8月号
    • DQ RUSH!!(ドラクエラッシュ)2000年9月号 - 2003年11月号
    • DQ JACK!!(ドラクエジャック)2003年12月号 -
  • ファイナルファンタジー関連
    • チョコボのFF研究室 創刊号 - 1994年?月号
    • FF闘技場(エフエフコロシアム)1994年8月号 - 2004年5月号
    • FF:(エフエフコロン)2004年6月号 - 2005年7月号
    • F.F.F(ファイナルファンタジーファンクラブ)2005年8月号 -
  • オリジナル読者コーナー
    • カイケツ長屋 ハガキ屋善兵衛
    • ハガキ屋善兵衛グロ〜バル
    • バッカチュ〜ン
    • X(ブイブイ)メ〜ン
    • V写ン!!(ブイシャン!!)
    • おたよりっ!V写ンZ!!(ブイシャンゼット!!)

その他のコーナー

  • DB部(ドラゴンボール部)
  • 遊☆戯☆王☆国
    • 遊☆戯☆王V
  • 月刊超人プロレス
  • 我輩はゲームである。
  • 静かにゲームをやりたいの
  • 4コマ漫画
    • 石塚2祐子による4コマ漫画。『週刊少年ジャンプ』内の『Vジャンプ』の告知ページに不定期で掲載。『Vジャンプ』に関連するネタを取り扱った4コマ漫画だが、特に2015年以降『ドラゴンボール超』のネタが多くなっている。
  • オニュー特選隊
    • マンガ/タマノリシコによる、世にあふれる新しいもの「NEW製品」を紹介する漫画。『Vジャンプ』にて2008年6月から2009年6月号まで連載された。ドラゴンボールのパロディネタが多く、出てくるキャラクターもギニュー特戦隊のパロディキャラクターとなっている。
  • オニュー特選隊改(KAI)
    • マンガ/タマノリシコによる『オニュー特選隊』から改題した作品。『Vジャンプ』にて2009年7月から2013年6月号まで連載された。同誌2009年10月号には「NEWS」を紹介する『オニュース特選隊』も併せて掲載された。
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単行本

Vジャンプブックス

本誌で特集されたゲームの攻略記事がまとめられ、出版される。発売は他のゲーム攻略本より早いが、その分ネタバレなどもしないよう考慮されており、そのほとんどがゲーム中盤までの攻略記事で、発売からしばらく経ってから後半や隠し要素などのゲーム全体に渡る完全な攻略本が出版される。

Vジャンプコミックス(旧:Vジャンプブックス コミックシリーズ)

設置当初は「Vジャンプブックス コミックシリーズ」という名称で[注釈 1]、『ちょっとだけかえってきた Dr.SLUMP』より使用され始めた。ジャンプ コミックスの一種ともいえるが、Vジャンプコミックスの特徴は形状が新書判より一回り大きくソフトカバーである。発売日は21日。内容は主に『Vジャンプ』の連載作品の収録作品であるため、アニメコミックや『犬マユゲでいこう』のようにエッセイ漫画なども取り扱っている。

発行部数

さらに見る 1〜3月, 4〜6月 ...
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メディア

アニメ

テレビアニメ

オリジナルビデオアニメ・劇場アニメ

イベント用アニメ

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ビデオ

脚注

外部リンク

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