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レプチャ文字 (Unicodeのブロック)

Unicodeのブロック ウィキペディアから

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レプチャ文字(レプチャもじ、英語: Lepcha)は、Unicodeの62個目のブロック

概要 範囲, 面 ...

解説

インドシッキム州に居住するレプチャ人によって話されるシナ・チベット語族レプチャ語を表記するためのレプチャ文字(或いはロン(Rong)文字)を収録している。

レプチャ文字はチベット文字から派生した文字で、更にチベット文字はブラーフミー文字から派生した所謂ブラーフミー系文字(インド系文字)の一つであり、音素文字のうち子音字単独では短母音/-a/を伴って発音され、別の母音にする際に母音記号を付加することで発音を切り替えるアブギダに分類される。書字方向ラテン文字キリル文字などと同様に左から右へと横書き(左横書き)し、下に行を送る。単語毎に分かち書きをする。

他のブラーフミー系文字とは異なり、子音クラスタを表す際にヴィラーマのような殺母音記号を用いず、末子音を表す固有の子音記号を用いる。また、子音字に-l-を介音として持つ子音クラスタを一つの子音として扱う文字が含まれているのが特徴である。

母音記号はものによっては文字の左側に付けられるものもあるが、Unicodeにおいては子音字→母音記号の順に入力することとなっており、符号上の文字の置かれる順序と実際のレンダーにおける表示順とが入れ替わる場合がある。

加えて、アラビア文字タイ文字などと同様に独自の数字体系(レプチャ数字)を有している。

符号位置の順序はおおむね伝統的なレプチャ文字の順序に従っている。

Unicodeのバージョン5.1において初めて追加された。

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収録文字

要約
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小分類

このブロックの小分類は「子音字」(Consonants)、「下接子音字」(Subjoined consonants)、「従属母音字」(Dependent vowels)、「子音記号」(Consonant signs)、「各種記号」(Various signs)、「約物」(Punctuation)、「数字」(Digits)、「追加の字母」(Additional letters)の8つとなっている[2]

子音字(Consonants

この小分類にはレプチャ文字のうち、基本的な子音字が収録されている。

下接子音字(Subjoined consonants

この小分類にはレプチャ文字のうち、子音クラスタを形成する際に介音として用いられる子音を表す、別の子音字に付く記号が収録されている。

従属母音字(Dependent vowels

この小分類にはレプチャ文字のうち、子音字に結合する母音記号が収録されている。

子音記号(Consonant signs

この小分類にはレプチャ文字のうち、末子音を表すために別の子音字に結合する子音記号が収録されている。

各種記号(Various signs

この小分類にはレプチャ文字のうち、母音字や子音字に結合する発音記号などの様々な記号が収録されている。

約物(Punctuation

この小分類にはレプチャ文字のうち、句読点などの約物類が収録されている。

数字(Digits

この小分類にはレプチャ文字で用いられる固有の数字が収録されている。

追加の字母(Additional letters

この小分類にはレプチャ文字のうち、近年になり用いられるようになった、反舌音を単独の文字で表すための追加の字母が収録されている。

文字コード

レプチャ文字(Lepcha)[1]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
 0123456789ABCDEF
U+1C0x
U+1C1x
U+1C2x
U+1C3x ᰿
U+1C4x
注釈
1.^バージョン16.0時点

履歴

要約
視点

以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

さらに見る バージョン, コードポイント ...
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出典

関連項目

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