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名鉄NX運輸
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名鉄NX運輸株式会社(めいてつエヌエックスうんゆ、英: Meitetsu NXTransportation Co., Ltd.)は、愛知県名古屋市東区に本社を置く名鉄グループの総合物流事業者である。旧社名は名鉄運輸株式会社。

こぐまのマスコット「こぐまくん」で知られており、2020年代からキャラクターによる活動が展開され、のちに名鉄生活創研によるIPビジネス事業参入のきっかけとなった[3]。
本項では、このキャラクターについても解説する。
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概要
一般運送業のほか、航空便(名鉄ゴールデン航空が配送)、引越し運送なども取り扱っている。宅配便に関しては荷物量の減少に伴い、2009年(平成21年)より法人からの荷物受託のみ(配送はJPエクスプレスが行う)の取り扱いとなった。
日本全国に路線網があるが、信州地区についてはグループ会社である信州名鉄運輸が取り扱うため、本体の路線網には含まれていない[4]。
日本通運との資本提携により「アロー便」の集配を委託されている地域がある。また、一部の貨物を西濃運輸に委託する場合がある。
2022年2月7日、親会社の名古屋鉄道が同社に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表[5]。翌8日から3月24日にはTOBが成立し、6月14日付で上場廃止となった[6]。
沿革
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 一宮運輸株式会社として設立[1]。
- 1945年(昭和20年)4月 - 名古屋鉄道が設立した名岐運輸を吸収合併、蘇東運輸株式会社へ商号変更[1]。
- 1960年(昭和35年)4月 - 名鉄運輸株式会社へ商号変更[1]。
- 1976年(昭和51年)8月 - 名古屋証券取引所市場第二部に株式上場[1]。
- 2010年(平成22年)4月 - 名古屋鉄道より和歌山名鉄運輸の株式を取得し子会社化[1]。
- 2011年(平成23年)
- 2015年(平成27年)12月25日 - 日本通運と資本業務提携契約および株式譲渡契約を締結[1][7]。
- 2016年(平成28年)4月1日 - 株式交換により信州名鉄運輸を完全子会社化[1][8]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)4月 - 子会社の北陸名鉄運輸が、北陸名鉄急配を吸収合併[1]。
- 2019年(令和元年)10月 - 子会社の信州名鉄運輸が、信州名鉄運送および信州名鉄流通を吸収合併[1]。
- 2020年(令和2年)9月23日 - 名鉄トラックターミナル関西の営業を開始[10]。
- 2022年(令和4年)
- 2024年(令和6年)4月1日 - 日本通運から、NXトランスポート株式会社の全株式を取得。
- 2025年(令和7年)1月1日 - NXグループとの特別積合せ運送事業の統合に伴い、名鉄NX運輸株式会社に商号を変更。これと同時に特別積合せ運送事業の商品名を「こぐまアロー便」と称する[13]。
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こぐまくん
同社はこぐまのマスコット「こぐまくん」が目印である。宅配便を取り扱っていた1980年代には、小原乃梨子がこぐま役で声の出演を務めたアニメーションのテレビCMが放送されていた。2016年にはアニメ映画『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』にて、このキャラクターが「こぐま」名義で他のクマのキャラクターとともにゲスト出演していた[14]。一方、朝日新聞による2025年8月の記事によると、2020年の時点で宣伝などに活かされていなかったという[3]。
2020年、名古屋鉄道の財務部に配属された社員(以下:社員A)が社内報に「こぐまくん」が描かれていたことに気づく[3]。2021年、コロナウイルスの流行により名古屋鉄道も赤字に陥ったことから、若手社員による新規ビジネスプロジェクト(のちの「名鉄商店」)が立ち上がった[3]。9人のプロジェクトメンバーの中には立候補した社員Aもおり、のちに生活創研に出向した[3]。2022年、「名鉄商店」からナナちゃん人形をモチーフとした「ナナちゃんモチ」がヒットしたことを受け、社員Aはこぐまくんの活用を提案した[3]。こうして、2023年11月には名鉄グランドホテルによる小型ケーキ「こぐまくんケーキ」が、12月にはフィナンシェが発売された[3]。うち「こぐまくんケーキ」は、2024年7月に行われた「伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦」では3時のおやつに選ばれたことで大きな反響を呼んだ[15]。
2024年12月には商標登録としての「こぐまくん」を出願した[3]。また、2025年7月には絵本「きみのまちのこぐまくん」が主婦の友社から発売された[3][16]。
事業所
関連会社
連結子会社
持分法適用会社
- 中京通運
連絡運輸企業
- 宮崎中央運輸
- 福山通運
- 立木運輸
脚注
関連項目
外部リンク
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