本厚木駅
神奈川県厚木市泉町にある小田急電鉄の駅 ウィキペディアから
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本厚木駅(ほんあつぎえき)は、神奈川県厚木市泉町にある、小田急電鉄小田原線の駅である。駅番号はOH 34。副駅名は「東京農業大学 厚木キャンパス 最寄駅」。
当駅開設前年である1926年(大正15年)に、神中鉄道(現・相模鉄道)と相模鉄道(現・JR相模線)の厚木駅が先行して開設していたため、旧国名の「相模」を冠し「相模厚木」として開設[10]。なお1944年(昭和19年)には当駅の隣駅である「河原口駅」(現・厚木駅)の傍ににある、旧・神中鉄道(現・JR相模線)厚木駅が戦時買収により国有化されたため、これに合わせて小田急も「河原口駅」から「厚木駅」に改称した(詳しくは「厚木駅」参照)。これにより駅名が紛らわしくなるため、当駅も「相模厚木」から「本来の厚木」という意味で「本厚木」に改称した[10]。なお既存の駅との混同を防ぐために、当駅と同様に「本」が付けられたの小田急の駅には本鵠沼駅がある。
島式ホーム2面4線を有する高架駅。小田原方に引き上げ線を有し、3・4番ホームは小田原方面からの上り列車と当駅始発折返し列車の同時進入が可能である。また、1・4番線には安全側線が設置されている。
改札口はホーム中央の地上に中央改札、新宿側地上に東口改札、そして新宿側階段を上ると駅ビル「本厚木ミロード1」の4階と直結するミロード口がある。中央改札はホームへのエスカレーター、東口改札には同様にエレベーターが備えられている。ミロード口は自動改札機のみ設置されている。改札外に自動券売機、定期券売り場、中央改札内にトイレ、ホームに特急券売機、待合室などがある。
売店は、ホームの上りに2か所、下りに1か所、北口と東口に1か所ずつ、都合5か所存在する。ホームの新宿よりにある2か所は、コンビニエンスストア形式になっている。
中央改札付近には厚木市役所本厚木駅連絡所や観光案内窓口がある。
駅長所在駅であり、「相模大野管区本厚木管内」として、当駅 - 伊勢原駅間各駅を管理している[11]。
内側2線(2・3番ホーム)が主本線、外側2線(1・4番ホーム)が待避線であるが、小田原方面並びに引上線からの同時入線が生じる場合は、引き上げ線からの列車が3番ホームに入り、小田原方面からの列車は本来待避線である4番ホームに入線する。
新宿駅からの各駅停車の大半は当駅で折り返す。 また、当駅が始発・終点の「さがみ」・「ホームウェイ」・「メトロさがみ」・「メトロホームウェイ」も設定されている。なお、かつて運行されていた区間準急(新宿駅などから当駅へ到着する便)は一部を除き当駅で折返していた。
当駅で特急ロマンスカーの接続通過待ちを行う列車や、平日8時台の一部急行小田原行は1番ホームからの発車である。
当駅から小田原方面の快速急行・急行は、全列車が新松田駅まで各駅に停車する。なお2019年(平成31年)3月改正以降、急行(新松田駅で種別変更する快速急行含む)については当駅から開成駅まで各駅に停車する形となる[13]。
2010年(平成22年)11月3日より海老名駅と共に接近メロディとして、海老名市・厚木市出身の音楽ユニット・いきものがかりの楽曲を採用することになり、当駅では「YELL」が使用されている(海老名駅では「SAKURA」を使用)[5][注釈 1]。
新宿発着の小田原や箱根や御殿場に行く特急ロマンスカーは、2012年(平成24年)3月17日ダイヤ改正より、平日下り2本(「はこね」15号・「メトロはこね」21号)と「スーパーはこね」を除く全定期列車が当駅へ停車するようになった。しかし、2016年3月26日ダイヤ改正で、2つ手前の海老名駅に特急ロマンスカーが新規停車駅として追加されることとなったため、当駅の停車本数が若干減少する。なお、海老名駅に停車する列車は当駅を通過し、当駅に停車する列車は海老名駅を通過するパターンが基本となっているが、両駅とも停車する列車も一部存在する[注釈 2]。
2013年(平成25年)3月 - 翌2014年(平成26年)3月にかけて、駅1階の大規模改装が行われた。
2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は114,922人である[小田急 1]。小田急70駅中第7位。他路線と接続もしくは連絡運輸を行っていない日本の私鉄の駅では最多乗降人員である[14][注釈 3]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[15] |
1日平均 乗車人員[16] |
出典 |
---|---|---|---|
[注釈 4]1928年(昭和 3年) | 1,238 | ||
1930年(昭和 | 5年)1,305 | ||
1935年(昭和10年) | 1,034 | ||
1940年(昭和15年) | 2,817 | ||
1946年(昭和21年) | 9,394 | ||
1950年(昭和25年) | 9,337 | ||
1955年(昭和30年) | 12,688 | ||
1960年(昭和35年) | 21,481 | ||
1965年(昭和40年) | 43,569 | ||
1970年(昭和45年) | 61,981 | ||
1972年(昭和47年) | 68,654 | ||
1975年(昭和50年) | 77,740 | ||
1980年(昭和55年) | 81,674 | ||
1982年(昭和57年) | 109,335 | ||
1985年(昭和60年) | 135,650 | ||
1990年(平成 | 2年)154,678 | ||
1992年(平成 | 4年)157,655 | ||
1994年(平成 | 6年)[注釈 5]160,652 | ||
1995年(平成 | 7年)158,685 | 80,397 | [* 1] |
1998年(平成10年) | 77,262 | [* 2] | |
1999年(平成11年) | 74,965 | [* 3] | |
2000年(平成12年) | 145,001 | 74,043 | [* 3] |
2001年(平成13年) | 145,277 | 74,146 | [* 4] |
2002年(平成14年) | 143,646 | 73,153 | [* 5] |
2003年(平成15年) | 140,752 | 71,535 | [* 6] |
2004年(平成16年) | 139,919 | 70,424 | [* 7] |
2005年(平成17年) | 141,390 | 71,111 | [* 8] |
2006年(平成18年) | 145,643 | 73,198 | [* 9] |
2007年(平成19年) | 147,618 | 73,983 | [* 10] |
2008年(平成20年) | 146,668 | 73,372 | [* 11] |
2009年(平成21年) | 143,426 | 71,591 | [* 12] |
2010年(平成22年) | 141,839 | 70,743 | [* 13] |
2011年(平成23年) | 140,186 | 69,900 | [* 14] |
2012年(平成24年) | 143,663 | 71,580 | [* 15] |
2013年(平成25年) | 147,004 | 73,193 | [* 16] |
2014年(平成26年) | 147,887 | 73,621 | [* 17] |
2015年(平成27年) | 152,467 | 75,890 | [* 18] |
2016年(平成28年) | 153,562 | 76,476 | [* 19] |
2017年(平成29年) | 153,190 | 76,281 | [* 20] |
2018年(平成30年) | 154,698 | 76,976 | [* 21] |
2019年(令和元年) | 151,791 | 75,520 | [* 22] |
2020年(令和 | 2年)97,984 | ||
2021年(令和 | 3年)[小田急 2]102,464 | ||
2022年(令和 | 4年)[小田急 1]114,922 |
厚木市中心市街地であり、北口を中心に商店や商業施設、銀行などが立地する。以前は志澤や丸井、長崎屋、パルコ、イトーヨーカドーなどの商業施設も立地していた。
駅周辺はホルモン焼き店が多く立地していることから、2000年代中頃より地元商店会はそれらを「厚木シロコロ・ホルモン」とアピールしている。
南口では、2019年度(令和元年土)に地上22階地下1階の共同住宅を柱とした高層ビルと駅前広場の整備を主にする再開発事業が実施された[17]。
東口には、本厚木駅東口地下道が接続している。
駅周辺には、厚木バスセンター(東口から徒歩3分、厚木シティプラザとイオン厚木店間)、本厚木駅(北口)、本厚木駅南口、本厚木駅東口と、3つのバス停留所がある。
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