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『このミステリーがすごい!』大賞

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『このミステリーがすごい!』大賞(このミステリーがすごい たいしょう)は、2002年宝島社NECメモリーテックの3社が創設したミステリー小説の公募新人賞である。1988年に刊行が始まった『このミステリーがすごい!』(『このミス』)の知名度が高まったことを受けて創設され[1]、略称は『このミス』大賞[2]『このライトノベルがすごい!』大賞日本ラブストーリー大賞『このマンガがすごい!』大賞に並ぶ宝島社4大大賞の1つ[3]

概要 『このミステリーがすごい!』大賞, 国 ...

ミステリー要素があればSF小説時代小説なども対象とする間口の広さで新人作家を発掘することを目指し、ベストセラーや映像化された受賞作も多い[1]。選考委員の大森望によると、減点方式でなく設定やキャラクター造形などでの個性に注目して受賞作を決めているという[1]

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概要

  • 『このミステリーがすごい!』とあわせて、企画は茶木則雄が担当した[4]
  • 賞金として大賞作品には1200万円が、文庫グランプリ(優秀賞)作品には200万円が贈呈される。
  • 1次選考に進んだ作品や最終選考に残り受賞を逃した落選作の中に、編集部が「賞をとれなくても作品にしたい」という原稿を発見した時に与えられる「隠し玉」という宝島社賞(編集部推薦賞)を設けており、中には映画化された作品もある。
  • 受賞作と「隠し玉」は全て宝島社から出版される。出版時期は大賞作品は翌年の1月、優秀賞は2月から5月頃、「隠し玉」は5月以降である。「隠し玉」以外でも最終候補作が出版されることがあり、宝島社以外からの出版もある。
  • 2017年は15周年記念企画としてこれまでに落選した応募作の中から選ばれた3作品を「超隠し玉」として刊行した。
  • 募集対象として「エンターテイメントを第一義の目的とした広義のミステリー」を掲げている。1次選考は紙で行われるが、2次選考からはフロッピーディスクCD-Rなどの記憶媒体が必要となる[5]
  • 第18回より、最終選考作品の中から大賞・優秀賞とは別に動画配信及びテレビ放送でのドラマ化を前提とした作品を選ぶ『U-NEXTカンテレ賞』を新設。しかし、第17回の最終選考作品の中に、ぜひ映像化したい作品があったことにより、17回よりサプライズ受賞という形での受賞となった。
  • 第19回から「優秀賞」を「文庫グランプリ」に名称を変更した。
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選考委員

  • 最終選考
  • 2次選考
    • 千街晶之(第1回 - )
    • 村上貴史(第1回 - )
    • 大森望(第16回 - )
    • 茶木則雄(第1回 - 第15回)
  • 1次選考(ただし毎回ではない)
    • 杉江松恋(第1回 - )
    • 膳所善造(第1回 - )
    • 古山裕樹(第1回 - )
    • 村上貴史(第1回 - )
    • 北原尚彦(第5回 - )
    • 宇田川拓也(第8回 - )
    • 福井健太(第8回 - )
    • 土屋文平(第11回 - )
    • 川出正樹(第15回 - )
    • 大矢博子(第22回 - )
    • 吉野仁(第22回 - )

受賞・最終候補作一覧

要約
視点

特記がなければ、初刊は宝島社、文庫は宝島社文庫刊。

さらに見る 回(発表年), 応募数 ...
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映像化作品

映画

テレビドラマ

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関連作品

  • 『このミステリーがすごい! 四つの謎』(宝島社、2014年12月5日、ISBN 978-4800235299
このミステリーがすごい!大賞を受賞した作家が書き下ろした短編小説集。2014年12月29日、TBS系列で『このミステリーがすごい! ベストセラー作家からの挑戦状』のタイトルでドラマ化作品が放送[13]
【収録作品】安生正『ダイヤモンドダスト』 / 乾緑郎『黒いパンテル』 / 海堂尊『カシオペアのエンドロール』 / 中山七里『残されたセンリツ』

脚注

関連項目

外部リンク

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