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ANYCOLOR
日本の東京都港区にあるデジタルコンテンツサービス企業 ウィキペディアから
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ANYCOLOR株式会社(エニーカラー、英: ANYCOLOR Inc.[4])は、バーチャルライバープロジェクト「にじさんじプロジェクト」の運営、コンテンツIPを活用したグッズ・デジタルコンテンツの販売、所属ライバー向けアプリ「にじさんじ」の開発を行う日本の企業。2021年5月にいちから株式会社(英: Ichikara inc.)から社名を変更した[5]。
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概要
「魔法のような新体験を。」をミッションとし、主力事業としてバーチャルライバーグループ「にじさんじプロジェクト」の運営を行っているほか、同名のアプリケーションソフト開発を行う[6]。事業においては、Live2Dを積極的に活用しており、クリエイター向けイベントでは製作ノウハウやモデリングの工夫について広く公開をしている[7]。キャッチコピーは「エンタメ経済圏」[1]。
2018年8月に新CIの策定を発表し、エンターテイメントを常に先駆者として挑戦し続けるという決意と覚悟を表現したいという思いがあり、エンターテイメントの「1」をサイコロを使って表現したロゴに刷新した。世界最古の賭博道具であるため、熱狂する楽しみの「原点」を表すモチーフとしている。世界的に周知されているサイコロは、グローバルに展開・認知されていくイメージがデザインされている[8]。
2021年5月の「ANYCOLOR」への社名変更にあたるキャッチコピーは「1COLORから、ANYCOLORへ」。全従業員とパートナー企業へのアンケートを踏まえ、新社名を決定した。タレントや従業員とともに多種多様なエンターテイメントを生み出す決意をロゴに表現している[9]。ロゴサイズは一般的なキャンバスのサイズであるP型。新CIはパートナー企業である株式会社MIMIGURIによる協力を得て構築された[5]。
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経歴
要約
視点

にじさんじプロジェクトについては「にじさんじ」を参照。
- 2017年
- 2018年
-
- 1月11日:iPhone X用バーチャルライブアプリ「にじさんじ」公式配信声優を募集開始[6]
- 2月8日:第1期の「にじさんじ」所属VTuber8名が活動を開始[11][2]
- 5月:ゲーム配信者に特化したVTuberグループ「にじさんじゲーマーズ」を開始[2]
- 6月:「にじさんじ」の候補生により構成される「にじさんじSEEDs」を開始[2]
- 7月17日:現地企業と提携し、中国・台湾へバーチャルライバー事業に参入[12]
- 8月29日:CI制定(新ミッション・バリュー制定、ロゴ刷新)[8]
- 12月:「にじさんじ」、「にじさんじゲーマーズ」、「にじさんじSEEDs」の3グループを「にじさんじ」に統合[2]
- 2019年
-
- 2月:「にじさんじ」の配信スケジュールサイト「いつから.link」のウェブブラウザ版の提供を開始[2]
- 4月:「いつから.link」のiOS・Androidアプリ版の提供を開始[2]
- 7月16日:VRキャラクター×コミュニケーションサービス「ユメノグラフィア」第1弾 β版を配信開始[15]
- 7月19日:インドネシアでのバーチャルライバー事業に参入、「NIJISANJI id」を展開開始[16](後に「NIJISANJI ID」へ改名[17])
- 8月29日:SBIインベストメント、KLab、中国投資家を引受先とする約7億円の割当増資を実施[18]
- 10月10日:コーポレートバリューをリニューアル[19]
- 12月5日:「ユメノグラフィア」正式版リリース[20]
- 11月18日:インドでのバーチャルライバー事業に参入、「NIJISANJI in」を展開開始[21](後に「NIJISANJI IN」へ改名[22])
- 12月1日:ソニー・ミュージックソリューションと共同で、にじさんじ所属VTuberと共に街めぐりを楽しむスマートフォンアプリ「にじめぐり〜にじさんじの街めぐり〜」をリリース[23]
- 12月18日:韓国でのバーチャルライバー事業に参入、「NIJISANJI KR」を展開開始[24]
- 2020年
- 2021年
- 2022年
- 2023年
-
- 6月8日:東京証券取引所プライム市場へ区分変更[36]
- 12月13日:代々木アニメーション学院が2024年4月に新設するVTuber科において、カリキュラム監修および業界セミナーを受託[37]
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事業内容
2023年12月現在[38]。
- 所属ライバー向けバーチャルライバーアプリ「にじさんじ」の開発[6]
- にじさんじプロジェクト所属ライバーのマネジメント[1]
- バーチャルライバー・タレント育成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー」の運営[28]
- 中国国内でのバーチャルライバーグループ「VirtuaReal Project」事業[14]
- 英語圏でのバーチャルライバーグループ「NIJISANJI EN」事業[27]
- IPを活用したデジタルコンテンツの展開、タイアップによるプロモーション[1][39]
- 蓄積したノウハウやデータを活用した新規事業への挑戦[1]
過去の事業内容
にじさんじ
→詳細は「にじさんじ」を参照
にじさんじは、ANYCOLORが開発した、利用者の表情をリアルタイムでトラッキングし、アニメーションキャラクターの表情に反映させるアプリケーションソフトウェア[44][45]。および、ANYCOLORが運営する、同アプリを用いて活動を行うバーチャルライバーグループ[45]。
同事業に関連して2018年に、別企業の運営するバーチャルYouTuberユニット「有閑喫茶あにまーれ」および「ハニーストラップ」の制作協力を行った[46][47]。
バーチャル・タレント・アカデミー
要約
視点
バーチャル・タレント・アカデミーは、ANYCOLOR主催のバーチャルライバー・タレント育成プロジェクト。略称は「VTA」[48]。「にじさんじ」のノウハウを活かした育成プロジェクトであり、研修中の受講費や入学金の負担は企業側が負担する[29]。
2022年3月16日にはVTAから初めて3名がにじさんじライバーデビューを果たした[49][50]。
2023年7月24日、諸般の事情により配信とツイートが休止となった[51]。8月3日、2~4期生の一部にルール違反が発覚したため、該当するメンバーへのプログラム提供を終了した[52]。10月4日、一部の在校生を対象に配信を再開することが告知される。それに合わせて在校生の一覧が削除され、配信を行う候補生は公式X(旧Twitter)で告知する体制に変更された[53]。
2024年3月12日に3SKMがデビューした[54]。2025年1月14日から6月13日までVTA新米ガールズバンド生が活動を行った[55][56]。
沿革
配信形式
1期生の配信は毎週木・金曜日、2期生合流後の配信は毎週水・木・金曜日、2023年10月の再開後は毎週金曜日に各ライバー30分、リレー形式で行われていた[80]。新米ガールズバンド生は毎週月曜日から木曜日まで毎日個人配信、毎週金曜日はコラボ配信を行っていた[81]。
候補生
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過去に展開していた事業
要約
視点
にじさんじネットワーク
→「にじさんじ § にじさんじネットワーク」を参照
ユメノグラフィア
ユメノグラフィアは、バーチャル空間上にアバターをまとって入店し、キャストと会話を楽しむことや、一緒にゲームをすることができたサービス。動作環境はOculus Rift、Oculus Rift S[15]。2020年2月6日からはHTC Vive、HTC Vive PRにも対応をしていた[98]。その後、デスクトップモードが2020年4月1日にリリースされ、VR機器を必要とせずサービスを受けることが可能となった[99]。4月29日にはWeb会議サービス「Zoom」を利用した、スマートフォンなどで参加可能なライト版のβ版がリリース[100]。
利用者は、利用する時間帯のVRトークン(チケット)を購入・登録したうえで、アプリ内にてトークンを入力、自分のアバターを選択する仕組み[101]。利用にはアカウント作成が必要。複数人と同時にコミュニケーションを取るVTuberとは異なり、キャストと一対一で会話できるのが特徴の一つである[102]。特定の季節には特別衣装や新空間が実装される[103][104]。
予約の10分前までにアプリを起動し、入室後はオンラインにすることで、キャストと会話を楽しむことができた。利用時間は一人当たり30分。
β版が2019年7月16日から8月15日まで配信されたのち、12月5日に正式版がリリースされた[20]。当初は11月中のリリースを目指していたが、延期された[105][106]。12月12日にはアプリの更新も行われている[107]。
2020年12月に総務省主催「異能vation」2020年度ジェネレーションアワード部門にノミネート[108]。
正式版で変更された機能は以下の通り[109]。
- 3Dキャラクター投稿・共有プラットホーム「VRoid Hub」との連携機能を新たに搭載
- チケット購入・選択が公式サイトで可能になる。
- キャストモデル・ゲストモデルのブラッシュアップ。
- 空間オブジェクト「カフェ」のブラッシュアップ、新しいオブジェクトの追加
- 空間用BGMの新規搭載
正式版リリース後もアプリの更新と共に新機能の追加が継続的に行われていた。
2020年3月3日追加実装[110]。
- ゲスト側から音量調整が可能に
- 入室時間と同時に自動でオンラインとなる「自動オンライン機能」の追加
- 姿勢を正す機能の精度向上
2019年12月2日からはオリジナルキャラクターのユメノが広報を担当していた[111]。
想定していた成長曲線を描くことが難しいとの理由で、2021年12月30日を以てサービス終了となった(同年12月31日 キャストのYouTube/SNS運用停止、2022年2月28日 公式/キャストのYouTube/SNSの非公開)。これに伴い、予定されていた男性キャストデビューも中止となった[30]。なお、当初非公開化と明記されていたキャストのYouTube/SNSについては、2022年2月以降も公開継続の要望がなされた一部キャストのみ運営管理のもと、公開継続へと方針が転換されている(永続的ではないが、公開終了日は未定)[112]。
キャスト一覧
キャストは基本的にオーディション形式により採用される[113]。以下はサービス終了まで在籍したキャスト。2021年12月18日時点で、51名が在籍していた[114]。
- 2019年
- 2020年
- 2021年
-
- 1月29日活動開始[125]。
信濃奈乃 ()朱華うる ()杠芽里 ()
- 2月22日活動開始[126]。
明燈みちか ()池鯉鮒ももり ()帆孝清澄 ()
- 5月11日活動開始[127]。
百瀬あさひ ()- リナ・リア
乙花クラリス ()望月らて ()
- 6月17日活動開始[128]。
町無こがれ ()萌葱もえ ()- ニコラ・カルチベート
- ロゼ・ブランシェ
甘露かえで ()茶澪ミュスカ ()
- 7月21日活動開始[129]。
- ひととせククイ
鶴巳すみれ ()看木メイ ()神音アオハ ()- アイリス・サマーフィールド
柚良ひより ()
- 8月26日活動開始[130]。
鴉羽律 ()雪深々恋白 ()冬月みや ()工藤依愛 ()
- 9月21日活動開始[131]。
彩菫栞 ()似我蜂すがる ()
- 1月29日活動開始[125]。
サービス終了以前の卒業キャスト
SLEE
SLEE(スリー)は、アイドルYouTuberグループ。2020年2月5日より第1期メンバーを募集[138]、同年6月3日より活動開始。2021年4月30日をもって事業を新会社yokazeに譲渡、いちから(現:ANYCOLOR)から独立し新経営体制となった[26]。その後、同年11月30日をもって全メンバーが卒業した[139]。
- メンバー
- 1期生 2020年6月3日活動開始[140]
- ライブ
- お披露目ソロライブ『SLEE First Live 2021』(2021年3月6日 渋谷SPACE ODD)[143]
- ディスコグラフィ
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主な取引先
- Google - 主な販売先[2]。YouTubeのSuper Chat、YouTubeメンバーシップ、Google AdSense(YouTube上に流れる広告)での取引
- ソニー・ミュージックソリューションズ - 主な販売先[2]。ライブ、グッズ、EC(にじさんじオフィシャルストア)、コラボレーションなどのにじさんじ共催プロジェクトを展開
- ピクシブ - 主な販売先[2]
脚注
関連項目
外部リンク
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