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ガガガ文庫

小学館が刊行する日本の文庫レーベル ウィキペディアから

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ガガガ文庫(ガガガぶんこ)は、小学館が刊行するライトノベル文庫レーベル。2007年5月24日創刊。

概要 ガガガ文庫, ジャンル ...

概要

要約
視点

創刊1年前の2006年4月より姉妹レーベルのルルル文庫と共同で「小学館ライトノベル大賞」を開催。創刊より先行する形で、ムック本『ライトノベルを書く!クリエイターが語る創作術』を刊行した。イラストレーターもサイト上で公募し、新人育成に重点を置いた編集方針を採っていた。

小学館にとっては2001年に休刊したスーパークエスト文庫以来のライトノベル市場再参入だが、創刊時は管轄部署の違いから、一部メディアであたかも新規参入したかのような表現がなされていた[1][2]

青年漫画誌である『月刊IKKI』編集長を務めていた江上英樹が、講談社の『ファウスト』を参考に創刊を企画[注 1]し、ファミ通文庫や『Quick Japan』『S-Fマガジン』から移籍した編集者が参加していたことから、初期はSFやミステリなどのサブカルチャー色が強く、エログロバイオレンスにも寛容であるなど、ライトノベルにしては珍しく青年漫画誌的な傾向が強かった。そのため、初期の主力は田中ロミオ虚淵玄深見真原田宇陀児J・さいろー東出祐一郎など、かなりアダルト寄りのラインナップで、ニトロプラスが企画協力している作品も多かった。また、初期は賀東招二コップクラフト』、浅井ラボされど罪人は竜と踊る』など、他レーベルからの移籍作品も多かった。

サブカルチャー色が強かった初期に企画された新しい試みとしては、パブリックドメイン化された日本の近代文学作品をライトノベル調に脚色した跳訳(ちょうやく)シリーズが挙げられる。新人賞では麻枝准田中ロミオなどアダルトゲームのシナリオライターをゲスト審査員に招いたこともあり、これも同時代の他レーベルでの新人賞では見ない傾向であった。

電撃文庫MF文庫Jの全盛期だったこともあり、創刊当初は知名度が低かったが、田中ロミオ人類は衰退しました』、犬村小六とある飛空士への追憶』などがヒット、また渡航やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』が『このライトノベルがすごい! 2014』作品部門ランキングで1位を取るなど、2010年代には人気を獲得する作品が次々と生まれた。

創刊当時の『月刊IKKI』から『週刊少年サンデー』へ移管された2010年代には、同誌の深夜アニメ枠を補完する形で刊行作品のメディアミックスが頻繁に行われた。一方、漫画作品のノベライズも多く手掛けており、『週刊少年サンデー』から「神のみぞ知るセカイ」「ハヤテのごとく!」「だがしかし」、『月刊サンデーGX』から「BLACK LAGOON」などの小説版が刊行されている。そのため、青年漫画誌的な傾向は薄れていくが、その時期に『ささみさん@がんばらない』を執筆していた日日日は「実験的な作風でも受け入れてくれる土壌ができている」と評していた。

2008年5月、スーパークエスト文庫からの再録作品を対象とするサブレーベル「ガガガ文庫R」(ガガガぶんこリバイバル)・ハードカバー作品を対象とする「ガガガハードカバー」の刊行が開始されたが、短期間で終了している。

2017年5月、サブレーベルの「ガガガブックス」が創刊され、これまでガガガ文庫で書籍化されていなかったWEB発小説の作品をメインに刊行している[3]

キャッチコピーは、創刊当初が「少年向けエンターテインメント」、現在は「物語の新次元がここにある!!!」。

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作品一覧

  • 赤はガガガ文庫R(スーパークエスト文庫からの再録)、黄色はスーパークエスト文庫以外からの再録、緑は小説化(非オリジナル)作品、青は跳訳シリーズ。

あ行

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か行

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さ行

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た行

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な行

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は行

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ま行

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や行

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ら行

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わ行

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映像化作品

アニメ化

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実写映画化

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インターネットテレビ

月刊ガガガチャンネル」は、2011年7月20日からニコニコ生放送にて、毎月1回、ガガガ文庫の発売日に配信している生放送番組。youtubeのガガガ文庫公式チャンネルにもアーカイブがある。毎月新刊情報を告知するほか、ゲストを呼んだり、朗読などのコーナーを展開。

メインパーソナリティ

関連書籍

脚注

関連項目

外部リンク

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