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シンコウフォレスト
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シンコウフォレスト[1]とはアイルランドで生まれ日本で調教された競走馬である。1998年の高松宮記念を制した。半弟に2008年のダービーステークスなどG1を5勝したニューアプローチがいる。
![]() | この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
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戦績
1996年2月、東京競馬場でダート1600メートルの新馬戦に出走するが7着、3着に敗れた。その後中山競馬場のダート1200メートルの未勝利戦、500万下条件戦を勝ち上がる。半年ほど休養し11月に復帰したが、休み明けと1600メートルという距離の影響か7着に敗れる。その後はダート1200メートルの900万下条件戦を勝利する。
1997年は、ダート1400メートルの橿原ステークスで10着。戦場を芝に変え、1200メートルの武庫川ステークス(1600万下条件戦)に勝つと、続く阪急杯で重賞初勝利を飾る。その勢いで高松宮杯に出走し3着に好走する。そのときの勝ち馬は同馬主のシンコウキングであった。高松宮杯後は休養し、復帰後の秋競馬はスプリンターズステークスに照準を合わせるも、福島民友カップに勝ったほかは凡走を繰り返し、スプリンターズステークスも7着に敗れた。
翌1998年はサンライズステークスから始動し2着、1600メートルの東京新聞杯は7着、オーシャンステークス勝利、シルクロードステークス3着と好走し高松宮記念を迎える。雨の重馬場だったがNHKマイルカップ優勝馬のシーキングザパールや、重賞4勝の快速馬エイシンバーリンらを抑えて勝利した。
その後は再度不振に陥ったが、翌1999年の高松宮記念で3着と好走。その後は函館スプリントステークスに勝利したが、CBC賞、スプリンターズステークスでは凡走し、同競走を最後に引退した。
競走成績はスプリンターのそれでありながら1200メートルを1分7秒台で走ったことがなかった。
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競走成績
要約
視点
以下の内容は、netkeiba.com[2]およびJBISサーチ[3]に基づく。
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種牡馬時代
生まれ故郷のアイルランドから父グリーンデザートの後継としてのオファーがあり、アイルランドに再輸出され2000年から当地で種牡馬となった。2005年にはイギリスに移動したが、翌年からはふたたびアイルランドで繋養されている。
初年度産駒は2003年にデビュー。2005年4月30日、シャトル種牡馬として供用されたオーストラリアでガムナッツがG3・BTCクラシックを制し産駒の重賞初勝利を挙げた。以降もコンスタントに重賞勝ち馬を送り出している。
2007年度も種付けを行ったが8頭しか受胎せず、その後受胎能力が完全に消失したと判断され、その年の7月にシンジケート解散後薬殺処分となった。日欧の馬文化や動物観の違いはあるものの、関係者は「人道上の理由により」とコメントしていることから、薬殺については単純な経済的な理由だけではなく、馬の体調面などでの問題があった可能性も考えられる。
代表産駒のMoss Valeはアイルランドで種牡馬となっており、父系を繋いでいる。
おもな産駒
母の父としての主な産駒
- Aesop's Fables(フューチュリティステークス〈愛G2〉)
血統表
シンコウフォレストの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ダンジグ系 |
[§ 2] | ||
父 Green Desert 1983 鹿毛 |
父の父 Danzig1977 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Pas de Nom | Admiral's Voyage | |||
Petitioner | ||||
父の母 Foreign Courier1979 鹿毛 |
Sir Ivor | Sir Gaylord | ||
Attica | ||||
Courtly Dee | Never Bend | |||
Tulle | ||||
母 Park Express 1983 黒鹿毛 |
Ahonoora 1975 栗毛 |
Lorenzaccio | Klairon | |
Phoenissa | ||||
Helen Nichols | Martial | |||
Quaker Girl | ||||
母の母 Matcher1966 黒鹿毛 |
Match | Tantieme | ||
Relance | ||||
Lachine | Grey Sovereign | |||
Loved One F-No.19-b | ||||
母系(F-No.) | 19号族(FN:19-b) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Nasrullah 5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
- 全妹のアルーリングパークは、繁殖牝馬として2012年の英オークス馬ワズ(父:ガリレオ)を出している[6]。
- 半弟のニューアプローチ(父:ガリレオ)は、本馬の死後に活躍。2歳時にナショナルステークス、デューハーストステークス、3歳時に先述のダービーステークスのほか、アイリッシュチャンピオンステークス、チャンピオンステークスを制しG15勝[5]。
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脚注
外部リンク
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