トップQs
タイムライン
チャット
視点

シンコウフォレスト

ウィキペディアから

Remove ads

シンコウフォレスト[1]とはアイルランドで生まれ日本で調教された競走馬である。1998年高松宮記念を制した。半弟に2008年のダービーステークスなどG1を5勝したニューアプローチがいる。

概要 シンコウフォレスト, 欧字表記 ...
Remove ads

戦績

1996年2月東京競馬場ダート1600メートルの新馬戦に出走するが7着、3着に敗れた。その後中山競馬場のダート1200メートルの未勝利戦、500万下条件戦を勝ち上がる。半年ほど休養し11月に復帰したが、休み明けと1600メートルという距離の影響か7着に敗れる。その後はダート1200メートルの900万下条件戦を勝利する。

1997年は、ダート1400メートルの橿原ステークスで10着。戦場をに変え、1200メートルの武庫川ステークス(1600万下条件戦)に勝つと、続く阪急杯重賞初勝利を飾る。その勢いで高松宮杯に出走し3着に好走する。そのときの勝ち馬は同馬主のシンコウキングであった。高松宮杯後は休養し、復帰後の秋競馬はスプリンターズステークスに照準を合わせるも、福島民友カップに勝ったほかは凡走を繰り返し、スプリンターズステークスも7着に敗れた。

1998年はサンライズステークスから始動し2着、1600メートルの東京新聞杯は7着、オーシャンステークス勝利、シルクロードステークス3着と好走し高松宮記念を迎える。雨の重馬場だったがNHKマイルカップ優勝馬のシーキングザパールや、重賞4勝の快速馬エイシンバーリンらを抑えて勝利した。

その後は再度不振に陥ったが、翌1999年の高松宮記念で3着と好走。その後は函館スプリントステークスに勝利したが、CBC賞、スプリンターズステークスでは凡走し、同競走を最後に引退した。

競走成績はスプリンターのそれでありながら1200メートルを1分7秒台で走ったことがなかった。

Remove ads

競走成績

要約
視点

以下の内容は、netkeiba.com[2]およびJBISサーチ[3]に基づく。

さらに見る 年月日, 競馬場 ...
Remove ads

種牡馬時代

生まれ故郷のアイルランドから父グリーンデザートの後継としてのオファーがあり、アイルランドに再輸出され2000年から当地で種牡馬となった。2005年にはイギリスに移動したが、翌年からはふたたびアイルランドで繋養されている。

初年度産駒2003年にデビュー。2005年4月30日、シャトル種牡馬として供用されたオーストラリアでガムナッツがG3・BTCクラシックを制し産駒の重賞初勝利を挙げた。以降もコンスタントに重賞勝ち馬を送り出している。

2007年度も種付けを行ったが8頭しか受胎せず、その後受胎能力が完全に消失したと判断され、その年の7月にシンジケート解散後薬殺処分となった。日欧の馬文化や動物観の違いはあるものの、関係者は「人道上の理由により」とコメントしていることから、薬殺については単純な経済的な理由だけではなく、馬の体調面などでの問題があった可能性も考えられる。

代表産駒のMoss Valeはアイルランドで種牡馬となっており、父系を繋いでいる。

おもな産駒

  • Moss Vale(グロシェーヌ賞〈G2〉、グリーンランズステークス〈G3〉、フェニックススプリントステークス〈愛G3〉、種牡馬
  • Close To You(シャンペンステークス〈G2〉)
  • Electric Beat(ゴルデネパイチェ〈G2〉、ロットトロフィー〈独G3〉、種牡馬)
  • Gumnuts(BTCクラシック〈G3〉)
  • Presto Shinko(リゾランジ賞〈仏G3〉)
  • Shinko's Best(ベルリン大賞典〈独G3〉)
  • Eastern Appeal(アサージステークス〈愛G3〉、コンコルドステークス〈愛G3〉)
  • Slow Waltz(ホンコンマカオトロフィー〈G3〉)

母の父としての主な産駒

  • Aesop's Fables(フューチュリティステークス〈愛G2〉)

血統表

シンコウフォレスト血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ダンジグ系
[§ 2]

Green Desert
1983 鹿毛
父の父
Danzig
1977 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
父の母
Foreign Courier
1979 鹿毛
Sir Ivor Sir Gaylord
Attica
Courtly Dee Never Bend
Tulle

Park Express
1983 黒鹿毛
Ahonoora
1975 栗毛
Lorenzaccio Klairon
Phoenissa
Helen Nichols Martial
Quaker Girl
母の母
Matcher
1966 黒鹿毛
Match Tantieme
Relance
Lachine Grey Sovereign
Loved One F-No.19-b
母系(F-No.) 19号族(FN:19-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Nasrullah 5×5=6.25% [§ 4]
出典
Remove ads

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads